
緊急事態宣言下の11日(成人式の日)、
神宮前で2021年1day ワークショップをひらきました。
この外出自粛のなかでの開催理由はいろいろありますが、
2019年の大晦日から2020年元旦への変化より
2020年から2021年への切り替わりの方が、
次元上昇と思えるほど鮮明だったのが大きな理由です。

夢の重要度は月の満ち欠けに関係します。
年末の30日の満月は初夢に大きく影響し、
今回は初夢前後の夢ふたつを合わせてメッセージを引き出すことにしました。
これがみごとに功を奏して、
受講されたみなさん今年のテーマが立体的、
具体性を持って見えてきました。

夢はメッセージが分かったら即実行に移さないと意味がありません。
実行の伴わない夢解釈は自己満足で終わってしまいます。
初夢を紐解く(=調べる、解明する)私たちは、
「夢を生きた明恵」でなければならず、
「英俊」をやってしまったらおしまいです。
この辺のことは、
「明恵夢を生きる」という河合隼雄先生の著書に詳しく書かれています。
中世の高僧が夢のメッセージを頼りに、
大事を決めて生きられた姿は日本の誇りです。
古来日本は夢に信を置いてきた民族ですが、
「一富士二鷹三茄子」については以前の記事を参考にされてください。
くだって空気感の変わった2021年の初夢は、
これまでの堅く堅固に見えた信念さえ見直し、
具体性を持った行動を初夢が求めているように思えました。

神宮前での初夢ワークショップは今回で4回目になります。
メッセージに具体性を持たせるために、
これまでとは違って、
初夢と思える新年の夢と相前後してみた夢を扱いたいと提案したところ、
みなさんが快く賛成してくれました。

まず初夢に求める質問をはっきり文字化しました。
その上で自己紹介をしました。
そこで、初夢のスケッチを描き、
その内容を発表しました。
続けてそれとは違う新年の夢を描き、
その夢を話してもらいました。
ここまでくるとなんとなく初夢の伝えている内容がわかるものです。
2021年だからでしょうか。
ひと捻りふた捻りがあって当然の初夢ですが、
設問がまっすぐなら、
答えの夢も直球できます。

最後にふたつの夢から結論を引き出しました。
その結論を改めて眺めると、
ふたつの夢を視野に入れたからこそ
メッセージが具体的で揺るぎないものになりました。

ここまでの作業を終えて、
今年一年を始めるエネルギー調整のために
マンダラ絵を描きました。
改めて今年の傾向をまとめると、
具体性を持たせた目標を立春までに決めて、
あとは実行動に移せれば、
結果を心配し、
自省をするのではなく、
プロセスが改善点や改良点を教えてくれる年のようです。
写真でその雰囲気が少しお伝えできれば良いのですが。
