画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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天の鳥船庵だより

2019年11月12日

7「プールで潜水」と「必要なものは全てある」

12月7日から始める養成講座のケース研究のためのクライアントを募集しています。
夢に興味があり勉強を始めたいと考えておられる方にはうってつけの体験です。
12月から3月まで月に1度セラピストと都合の良い場所と時間で、
1時間ほど夢がらみの面談をしていただきます。
興味を覚えられた方はこちらの記事をご覧になり、
フォームメーラーからご連絡ください。
尚精神科に通われた方には不向きです。

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下記の記事は、
1992年に翻訳出版した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は7回目です。

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花束イラスト・7サボテン

【夢本体】7月15日
A:温水プールで潜水の練習をしている。コースを横切ってこちらからあちら 
  に潜る。何回もその練習をしている。とっても楽しい。
B:箱一杯に必要なものが入っている。箱の中には、今現在必要なものが何一
つ不自由ないように、全部入っている。

【夢のメッセージ】
A:今のあなたの状態はプールの中で潜水の練習をしているようなものです。
  大海原の荒波の木の葉ではありません。
  感情の浪が来てもたかだかプールの中です。
  何回も感情の波を泳いでいるうちに楽しくなります。
B:あなたに必要なものは全部あります。
  あなたがそれを使ってくれるようにと、そのものたちが待っています。
  使ったらどうですか?

【雑感】
A:前日親戚の新盆で、慣れない忙しさと人の感情のふい打ちにたじろいで、
ひどく疲れて寝ました。夢の中で着ていた水着が何色だったか思い出せません。
絵を描いているうちに、「きっぱりした」色にしようとローズ色にしました。
今のわたしは感情の波間にいるけれど、危険の一つもない、
健康な気力のための体力づくりなんだと合点しました。
B:この夢は、わたしが求めた「問題解決の夢」です。原稿書きへのアドバイ
スを求め続けて、やっと「ゴー・サイン」を自分に出すことのできた夢です。
箱の中に描いたのは、充分な時間を表す「時計」。
知りたいことを全部教えてくれる「辞書」。
からだを支えてくれる「滋味豊かな食物」。
気分を高揚させてくれる「アクセサリー」。
もちろん上質の「原稿用紙」と色味豊かな「絵の具」と書きよいペンと筆。
そして原稿書きに取りかかっている間の生活費「1万円札」。
わたしはこのとき自分にとって最高のものを欲しがっている自分に、
たくさんの拍手を送りました。
絵がわたしに望みのものを示してくれました。

【今思うこと】
今でも忘れがたい夢、好きな夢です。
この夢でどんなに励まされたことでしょう。
感情的に行き詰まったときはいつもこの夢を思い出し、
感情を感じ切ること。
そして泳げない感情の大波はないと自分に言い聞かせます。
結果は夢が教えてくれた通り、
乗り切れないほどの事件も事故も起きることはありませんでした。

もちろん人生それなりに波乱万丈が当たり前。
何も無いことはありませんでしたが、
経験を感動に落とすことはできたように思います。

夢は夢を見るものに対して、
はっきりとは褒めません。
むしろ気持ちが萎えるほど叱咤激励をしてくるのが夢だと思っていました。

しかし夢の叱咤激励はそれこそが勇気づけで、
絶対にその叱咤激励の向こうに、
「実現可能」というお墨付きが付いているのだと確信できるようになりました。

夢に取り組んで、
夢のアドバイスを吟味し実行したら、
それなりの結果が出ることは体験済みでした。
夢の言い成りになっているのではなく、
自分の願いを確認し、
そのための助言を夢に乞い、
自分で考え、自分の意志を確かめ実行していくのです。

これが大事な自由意志の履行です。
だから行動すれば、
結果はそれなりに出ると知っています。
そこで思うのです。
「しまった!もっと欲張ったイメージを思い描けば良かった」と。

「思いは実現する」と良く言われます。
この「思い」はマイナスの思いもプラスの思いも実現するということになります。
自分の心が何を思い、何を考えているのか、
注意深くいないと、
現実は考え及ばなかった、思いつかなかったところを突いて現実化してきます。

例えば、翻訳出版なんて私には縁のないことと思っていたので、
いざその必要に迫られると、
どの出版社が良いのか、
どんな装丁が良いのか、
部数はどのくらいをみたら良いのか、
そんな諸々を考えようとも思いませんでした。
手に入ったところで満足してしまったのです。
それでどうなるかというと、
自分が自分に下した尺度が結果に現れるのです。
結果に満足ではあるものの、
それ以上の結果を出せないのは、自分が下した限界だと分かります。

物事が成就する時、
こちらのイメージ通りとはいきませんが、
こちらのイメージを大幅に超えて楽な形で結果が出ることはないように思います。
ここら辺がなんとも神の御技のすごいところです。




posted by バンナイ at 12:22 | 夢の活用法

2019年10月23日

6「自転車をひたすら漕ぐ」


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下記の記事は、
翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は6回目です。

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花見(さくら)イラスト・6花束

【夢本体】7月9日
自転車に乗ってひたすら走る。
それがうまくできるので、もう一台の自転車を脇に持って引きながら走る。
おまけに三輪車(子供用の)まで走らせる。
合計三台の自転車を上手に走らせ、直角に切り立った坂道も自在に登る。

【夢のメッセージ】
今なら軽業師のようにバランス感覚がはたらいて、
社会的な活動も、
私生活面も、
さらに子供のときに引き込んだ反応パターンから抜け出ることも、
みんなあなたがコントロールできます。
だから、それに取り組みやり続けなさい。
途中で投げ出すとバランスが崩れて、立て直しがむずかしいでしょう。
今は走り続けたらどうですか。

【雑感】
前日の夜、五重塔に桜の絵を描きました。
そのとき自分の心にどんな思いがあり、
何を感じながら描いていたのか、
夢の方から確認をもらった感じがしました。
この夢の絵を描きながら
「さてわたしの顔の表情はどんな風になるかしら?」と、
自分をのぞくようでしたが、
出来上がりは毅然と見えます。ただただ前進。
そしてこう思ったのです。
「たかだかわたしの人生じゃないの。
誰に遠慮も要らないのよ。
好き勝手にやっちまえ!」と。
基礎がしっかりしたから五重塔が描けたのです。
全(速)力で取り組めば、動き出せるものがあると、
自信をつけてくれた夢でした。

【今思うこと】
「雑感」に書いたことは分かりにくいでしょうか。
絵はいつも関心がありながら、
本格的に取り組む機会がないままでしたが、
この頃アートセラピーを勉強したことと、
婚約者が絵描きで絵の道具が揃いました。
手慰みに五重塔と桜を描いてみたのだと思います。
夢がいうことを自分の描いた絵で確かめることができたのです。

前回Something strangeの話をしましたが、
この夢のように3台同時に自転車を走らせることは普通しません。
危険です。
けれど軽業師ならできます。
軽業師なら職業としてこなしていけます。
これがメッセージとなる訳です。
つまり、
いまのわたしは軽業師のように人生を乗りこなしていけると言うのです。
これまでわたしは自分が世に出て自分なりの仕事ができる人物だとは、
とても思えませんでした。
だから軽業師のように行動しなさいと言われても怖気付きます。
それを夢はやれというのです。
だから夢は、
わたし自身が3台の自転車を乗りこなしているという擬装工作をして知らせてきました。

「途中で投げ出すとバランスが崩れて、
立て直しがむずかしいでしょう。
今は走り続けたらどうですか」と自分で結論を出しています。

この結論を出せたのは、
それまでの夢の一貫したメッセージがあったからです。
前回の「5『妹を振り回す』」も「行動しなさい」です。
夢の忠告は厳しいものでしたが、
できるだけ忠実にそれに従い実行しました。
そして何より現実が動いていました。
自分の天職を見つけ、その活躍の場を得ることができ、
2度目の結婚を目前にしています。
子供のように人生を楽しむ気持ちは誰にも負けない心境でしたし、
これまでのようにいじいじと他人を羨む気持ちも失せていました。
まさに三輪車と自転車二台を操っている気持ちそのものです。

このとき私は50歳。
「ドリームブック」の著者ベティ・ベサーズが言うように、
49歳の自然発生的なクンダリーニ上昇に便乗して、
自分のエネルギーを効率よく使うことができたのだと思います。

今考えてもアクロバティックな日々でしたが、
わたしとしては「夢とダンス」をして、
人生を切り拓いていたときなのだと思っています。



posted by バンナイ at 07:22 | 夢の活用法

2019年10月18日

5「妹を振り回す」


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養成講座で実施するケース研究のためのクライアントを募集しています。
興味のある方は一度個人セッションをお取りください。
次回の通信講座は来年4月から始めます。
受講をご希望の方は前もってオープンクラスか個人セッションにおいでください。

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下記の記事は、翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は5回目です。

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四つ葉イラスト・5花見(さくら)

【夢本体】6月25日
妹を捕まえて、
両腕を取って振り回す。

「どうしてこんなに言っているのに、あなたはわからないの?」

「さんざん言ってきたのに、どうしてわからないの?」

「どうして行動しないの?」と、

わたしは彼女を振り回す。

【夢のメッセージ】
あなたは自分で気付きながら、
行動していません。
ただ行動に移せばよい、
それだけなのに何もしていません。

【雑感】
妹はわたしの育っていない部分を表しています。
だから夢で妹にイライラしているのです。
これは絵に描いてみてよくわかったことですが、
妹の身体が小さくなっています。
わたしのイライラとあせりは、
コントロール可能なところまで小さくなってきました。

【今思うこと】
ドリームブックに書いた「夢のメッセージ」は、
夢特有の受け取り方で、
自分以外の人物を自分の側面として捉えた内容になっています。

つまるところ、この世では魂の修行をしているので、
「妹はわたしの育っていない部分」と言い切って間違いはありません。
けれどこの短くて分かり易い夢を前にして、
様々な思いが去来します。
特に家族との関係は今生の課題の中心点なので、
楽しいことも辛いことも人間関係の失敗も人生の色濃いドラマが渦を巻いています。
人の優しさを知ったのも家族から。
どうにもならないという人との軋轢も家族だったから。

実際家族との確執はかなりの問題を引き起こしました。
夢の中で言っているセリフは現実私が彼女に言って聞かせたことです。

「なんて馬鹿な自分だったろう」と思います。
相手は姉である私の説教など聞きたくもないのに、
こちらは自己満足で偉そうに叱り飛ばしています。
挙句に自己嫌悪に陥ります。

夢はその度合いが緩くなり、
遊べるようになっている。
つまり、それも遊び心でやりなさいというのです。
相手も自分のありように気づいているし、
私も自分の愚かさに気づいている。

これが何を意味するのかは今となってはよくわかります。

それまでに夢で複数の過去生を知りました。
夢で過去生を知らされる時は、
そのやり残しの課題に立ち向かえる準備ができたときに限ります。
また知らされる過去生は自己憐憫とも自己嫌悪とも無縁です。
ましてや自己バッシングとも無縁です。

前進するために、成長するために、
自分を好きになり、自分を愛せるために有効な知識になります。
わたしに取って「言葉」は殊の外、課題のようで、
説明せずに権力を行使したらしい過去生があるようです。
この偉そうな自分の姿を是正するために、
年してからみなさんの前で講義をし、ワークショップをすることになったのでしょう。

多くの人の前で話をする機会は時に心に濁りを作ります。
いつの間にか人より自分が偉くなってしまうのです。

折角市井の目立たないところに生きるわたしが、
そうあってはならないのです。
この夢を見た年の暮れにワークショップをすることになりました。
ワークショップをすれば、言葉で説明しなければなりません。
言葉に気をつけ、人より自分が偉くならないようにという、
ふたつの戒めがこの夢にはあります。

フロイトの夢解読法にSomething strange を探すという方法があります。
これはどの夢にも絶対変なところがあるからです。
だから夢の中の「ちょっと変!」を探すのです。
さしずめこの夢ではわたしより体格の良い妹を振り回すというところです。
実際は彼女を振り回せません。
夢の中だからできたことです。
それが変なのです。
そのできないことができています。
どうやらできるはずのことが自分で勝手にできないと思い込んでいるようです。
肉体的な話ではなく、
精神的に霊性を駆使したらできると夢はいっているようです。
エドガー・ケイシーの言葉にも、
「人はみんなどこか変なところがある」というのがあるそうです。
ケイシーが言うのは、そこが生きる上での課題を示しているという意味でしょう。
そうなると当然心模様を知らせてくれる夢に「変なところ」がある訳です。
つまり自分の「変!」に気づければ、
課題もわかり靄が少し晴れて、楽になれます。

なかなか含蓄のある夢です。
 


posted by バンナイ at 18:34 | 夢のメッセージの取り方

2019年10月12日

4「3つの衣類を洗濯」


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11月第4週から新規の養成講座が始まります。ケース研究のためのクライアントさんを募集します。ご興味のある方は前もってオープンクラスか個人セッションにおいでください。11月9日はまだ空席があります。クライアントとしての経験はその後の人生に豊かな影響を生んでいます。

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下記の記事は、翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は4回目です。

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ひまわりイラスト・4四つ葉

【夢本体】6月24日
金たらいで洗濯物を洗っている。
洗濯物は三つある。

【夢のメッセージ】
そのまま、
からだの浄化と
感情の浄化、
そして思考パターン=反応パターンの浄化をしっかり続けなさい。

【雑感】
絵を描きながら、
よくぞ三つの洗濯物が夢に出てきたものだと、
感心するより笑ってしまいました。
生活態度も健康面も感情面も洗い出しが必要です。
反省と吟味を加えて注意深く生活するように夢でいわれています。

【今思うこと】
「金たらいで洗濯をする」ことはもう何十年もありません。

まだ小学生の頃、
両親と自分と兄弟3人の洗濯物を、
金たらいと洗濯板と固形石鹸で洗濯した思い出があります。

苦労だとは思いませんでした。
「小さいのによくできたなぁ」と自分ながら感心しています。
この私の気持ちがこの夢の伏線になっているように感じます。
その頃母の長患いに続いて、
わたしも間も無く病気をしたので、
長くはできなかったものの、
家族の衣類を洗濯できた思い出が、
自分に自信をもたせてくれました。
これからやることへの応援歌のようにこの夢を捉えたのです。

この夢を見た頃は、
もちろん洗濯機を使っています。
それが夢では金たらいでの洗濯です。
これが夢解読法の「夢の構造5つの特色」の象徴的表現になります。
「ちょっと変」が象徴的表現で「Something strange」と言います。
小学生の時の洗濯の思い出と、
これから結婚に向けて自分を整えていかなくてはならない緊張の時期が、
奇妙に重なって感動を覚える体験になっています。

浸け置き洗いを丁寧にする気分は特別です。
手を掛けた分だけ目に見えて汚れが落ちます。
この夢のメッセージは言葉にするととてもシンプルです。
その分自分で具体的な心のチェックをしていたことを思い出しました。

ふたりでよく話をしました。
朝から晩まで2、3日ぶっ続けで話をした覚えがあります。
ふたりとも時間のやりくりができる仕事だったので、
話し合うことが一番大切と、
時間を惜しまずただただ話していました。
丁度アートセラピーを受講していたので、
別々に受けた教育分析という集中ワークの話をよくしました。
ここで得たものは大きく、
何があっても相手の話を聞くこと。
これだけは未だに守られています。

しかし今から考えれば、
それでも見えない相手の課題がありました。
自分にも取り組むのに難儀なトラウマがあり、
今生の課題(カルマ)があります。
相手も同じです。
それがくせもので、
相手の課題が正確には私に見えなかったのかもしれません。

精神世界のワークは所詮非日常です。
現実界でのトラウマ・カルマの出方は想像を超えています。

とはいえ、
結婚を見据え、
膀胱炎を患った後、
身体の思いに気づけるようにと注意し、
彼への自分の感情と彼がしてくれることへの感謝を感じ、
これなら、ふたりで創造的な人生を作っていかれるだろうと思ったのでした。
この夢は結婚に向けて確認のようなはたらきをしてくれました。



posted by バンナイ at 20:21 | 夢で心と身体の健康状態を知る

2019年10月04日

3「膀胱炎の夢」

11月第4週から新規の養成講座が始まります。ケース研究のためのクライアントさんを募集します。ご興味のある方は前もってオープンクラスか個人セッションにおいでください。10月12日と11月9日はまだ空席があります。クライアントとしての経験はその後の人生に豊かな影響を生んでいます。ご興味のある方はお問い合わせください。

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この記事は、翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は3回目です。


花イラスト・3ひまわり

【夢本体】6月23日
目的地に行くのに交通手段がないので、オートバイを持っている男性に乗せてくれるように頼んでいる。彼は、2階のポーチの広いところに7時にいるからと親切に言ってくれる。
わたしと一緒にいた中年女性は、それを聞くとさっさと、右手奥のトイレに駆け込んだ。わたしはぐずぐずしていてその機会を失う。彼女はこのホテルの従業員で、ベテランらしい。
わたしがうろうろトイレを探し、やっと内装中の客室のトイレを使おうとしたら、身内のものは、こっちの小さなトイレを使うようにと指し示す。そこは狭く汚れていて、使いたいとは思わない。
そんなこんなで、気がついたら7時15分。すっかり約束の時間は過ぎてしまった。あの目的地に連れて行ってくれる男性は、まだポーチにいてくれるだろうか?

【夢のメッセージ】
心配をしすぎて、からだに症状が出る程に悪化しているかもしれません。症状に出る前に、通常の手だてをしなかったので、症状が出てしまえば、専門機関に解決策を委ねるしかないでしょう。

【雑感】
この日は日曜日で、婚約者のところで目を覚ましました。目を覚ました時点で、これはもしかしたらと自覚がありました。知らない町で医者を捜すのも面倒ですが、何よりまだ少し遠慮のある彼に、「膀胱炎らしい」と伝えなくてはならないのは、気の進まないことでした。
夢ははっきり膀胱炎で手当が必要だと、伝えてきています。
絵に描いてみると、女性の身なりからも、そこが水に関係しているとわかります。この夢のおかげで覚悟を決めて、ふたりで病院に行きました。そして彼が嫌な態度を取ったり、イライラすると、そんな彼におびえて直に体調を崩す自分のパターンが見えるようになりました。そんな自分を卒業すべく、自分の怒りをそらさず、自分の感情の流れをじっくり味わい、頃合いをみて彼にわたしの思いを伝えました。
少しずつ、このレッスンに立ち向かっています。

【今思うこと】
「夢のメッセージ」として書いたものは、
かなり乱暴な結論だと反省しています。
ここで改めてどうしてこの結論に至ったかを解説してみましょう。

けれどその前に、
今読み返してもこの夢の構成が完璧だという思いに衝撃を受けています。
普通夢は場面で見ますが、その情報量はそれが一瞬だとしても膨大です。
この夢の場合人生の伴侶にと考えている相手はまだ見知らぬ人です。
そのことでこの夢が2人にとって試金石であったこともわかります。

どの夢も注意深く見れば、
Body mind & spirit のレベルでメッセージが来ていることが分かります。
この夢は特に、表面「膀胱炎になっている」という知らせなので、
身体(body)への警告です。
その原因を作った心理状態(mind)もはっきりと知らせています。
更にその奥にある霊的あり方(spirit)まで示しています。

特に、この夢のように身体に症状の自覚があり、
早急に対処しなければならない場合は、
病状を含んだ自分の全体像が見えるように、
原因となる心理状態が場面に組み込まれているのが普通です。

その理由は、
病状の原因を知らされると、
その原因を知るだけで心が軽くなり、
自分のあり方に合点が行って、
冷静に治療に取り組めるからです。
これは夢が示してくれる優しさであり恩寵です。

夢は大抵改善点を指摘して、
それに取り組むようにととても厳しく迫ってきますが、
その土台にある気遣いはこのようなものです。

では、具体的な解説を始めましょう。

夢本体:〔目的地に行くのに交通手段がないので、
オートバイを持っている男性に乗せてくれるように頼んでいる。
彼は、2階のポーチの広いところに7時にいるからと親切に言ってくれる。〕

解説:目的地はこの場合、症状が自覚されているので、病院となります。
日頃の生活圏でないところで病院を探すのは心許ないことです。
知り合った頃彼はオートバイに乗っていました。
よく2人でツーリングに出かけたものです。
しかし夢では彼を「オートバイを持っている男性」として、
知己だとしてもそれほど親しくない人として登場させています。
その人に「頼む」というのが、
わたしとしては不思議に積極的です。
これがキーポイントなのでしょう。
実際勇気を振り絞って「病院に行きたい」と言ったのですから。
彼は黙って病院についてきてくれました。
内心はどうだったでしょう。

この数ヶ月後ぐらいに、
「2人で宝探しをする夢」を見ているので、
恋愛の道筋は丁寧にプロセスを踏んで、
人生の伴侶としてふさわしいかを吟味していくことなのだと改めて感心しています。

夢は性をとても大切にします。
ですから恋愛のあり方については、
厳しくも優しい配慮をしてくれるのが夢です。

夢本体:〔わたしと一緒にいた中年女性は、
それを聞くとさっさと、右手奥のトイレに駆け込んだ。
わたしはぐずぐずしていてその機会を失う。〕

解説:夢では時間的には前後していますが、
トイレに行くのにぐずぐずしていたから膀胱炎になったのです。

夢本体:〔彼女はこのホテルの従業員で、ベテランらしい。
わたしがうろうろトイレを探し、
やっと内装中の客室のトイレを使おうとしたら、
身内のものは、こっちの小さなトイレを使うようにと指し示す。
そこは狭く汚れていて、使いたいとは思わない。]

解説:ホテルのベテラン従業員は、私のシャドーのようです。
このふてぶてしいまでの自分の必要を通す中年女性がわたしだったら、
膀胱炎にはならなかったでしょう。
「2人で宝探しをする夢」では元気な黒人の中年女性が宝探しのやり方を教えてくれます。
この女性もわたしのシャドーです。
生きるにはこのくらいの度胸も必要だと夢が教えてくれているようです。

夢本体:「そんなこんなで、気がついたら7時15分。
すっかり約束の時間は過ぎてしまった。
あの目的地に連れて行ってくれる男性は、
まだポーチにいてくれるだろうか?〕

解説:彼に病院に行きたいと言って、
連れていってもらいました。
だから彼はポーチで待っていてくれたのです。
朝の7時に待ち合わせをしています。
朝の7時は、この人生を1日に見立てたら、
人生の本格始動の直前でしょうか。
人生が始まったところでしょうか。
彼は少なくとも15分以上待ってくれました。
彼が待ってくれた時間はどんな意味があるのか考えてみました。
こうだったらうれしいという答えは、
この結婚で私の人生がはじまったと考えることです。

わたしは結婚を二度しています。
最初の結婚は自分にとってどういうものか、
まだ良く分かりませんが、
少なくとも現在の夫との生活は7時15分過ぎにはじまったようです。
つまりここからが本格人生のはじまり。
15分以上の空きはありますが。

結婚生活は魂磨き。
相手が自分の最高の理解者でいるところから結婚は始まります。
しかしすぐに結婚生活は、その理解者が最悪の非理解者になります。

ここに来て初めて結婚生活が魂磨きになります。
ベースは最高の理解者で始まっているので、この関係は厄介です。



posted by バンナイ at 20:06 | 夢で心と身体の健康状態を知る

2019年09月08日

母と自分に別々の弁当を買う


9月14日のオープンクラスは空席あります。
ご興味のある方はお問い合わせください。

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この記事は、翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際の夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は2回目です。

四つ葉イラスト・2花

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【夢本体】6月18日
母のために弁当を買う。
ご飯ものがひとつしかないので、それを母に。
わたし自身にはサンドウィッチを買う。

【夢のメッセージ】
お母さんの栄養になる行動を、今のあなただからとれるのです。
実行したらどうですか。

【雑感】
前日母の代わりに買い物をしました。
その買い物は取るに足らないことでしたが、夢はもっと深いレベルで、
母とわたしの力関係の変化を示してくれました。
絵からは、
ふたりでよく芝居を観に行ったときに買ったお弁当が思い出されます。
また母が、この頃のわたしに安心しているらしいと、
逆に夢から母の気持ちを教えてもらいました。
ふたりで芝居を観に行ったときのように、
母はわたしと一緒にいることを楽しんでくれています。

【今思うこと】
母との関係を教えてくれる夢は、
人生の大方がこの関係で学ばれることを思えば万感の思いがあります。

この30年近くも前の夢が、
いまのわたしに突きつけてくるものは、
懐かしい思い出もあり、
手放す必要のある悔恨もあります。

夢は最終的に味わうもの。
夢を味わうと、
時に心が波立ち、
荒波が来ても、
その荒波が凪いでいくのを感じるでしょう。

では夢解きの手法をこの夢を使って解説してみましょう。
まず、夢に取り組むのがはじめての方なら、
キーワードを探し、
そのキーワードの霊的意味を探し並べることを勧めます。

キーワードの霊的意味を横並びにして、
そこから夢の意を探り当てることができたら、
夢が伝えたいおおよそがわかります。

とはいえ、ときに夢が伝えたいことがわからない夢もあります。
そんな時は夢の「変なところ」を探します。
これをフロイトは Something strange と言いました。
日本語では「象徴的表現」と訳されています。
日本語に訳すと皆目意味がわからなくなるので、
「Something strange」のままにして、
夢のストーリーのおかしなところを探します。
それが夢の「サムシングストレンジ」です。

今回の夢のおかしなところは、
別々のお弁当を買うところです。
母とは娘の頃歌舞伎座にも、演舞場にも、明治座にも良く行きました。
多分1960年代観劇は晴れがましく贅沢なことだったと思います。
夢のお弁当は劇場で食べた経木箱を思い出させます。
だから大抵は同じお弁当を食べたのだと思います。

という訳で、
「Something strange=おかしなところ」は「別々のお弁当」となります。
ここに大切なメッセージがあると当たりをつけることができます。

もう一度繰り返すと、
キーワードで夢の意味がわからない時は、
このサムシングストレンジを探して、
メッセージを推察します。
今回の場合は「別々のお弁当」がそれに当たります。
母とわたしでは食べるものが違うので、
人生の課題が違うと分かります。

わたしはサンドウィッチを普段食べません。
この夢を食養生への示唆と取るといくらか分かり難くなってしまいますが、
母とわたしでは人生の課題が違うと承知すると、
わたしがお弁当を買うことと合わせて、すんなりと受け取れます。
「買う」は「決意」を表すので、
ふたりの課題は違うのだとわたしが理解し、
そこから自分の人生に取り組まないといけないことがわかります。

ところで「Something strange」の話をしているのに、
「母」と「お弁当」で「連想」が次々に浮かびました。
これもフロイトの夢分析法にあるのですが、
「夢の擬装工作解除法」の最初に「連想」を働かせることで、
夢を解読していく方法があります。
「お弁当」が「観劇」に繋がるなら、
実家の稼業は芝居関係だったので、
観劇は母のテリトリーです。

経木箱に入っていないサンドウィッチは、
母のテリトリーには属しません。

母と娘という極めて濃い人間関係にあって、
ふたりは別々の課題を学んでいるという夢の示唆は、
わたしの心をかなり軽くしてくれました。



posted by バンナイ at 15:03 | 夢のメッセージの取り方

2019年08月26日

夏の疲れを夢から教えられる



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(夢日記のイラストです)

暑さが遠のき秋が近づいた知らせでしょう。
夜の虫の音。
朝の涼しさ。
そしてまたまた日中のぶり返しの暑さ。

年追う毎に季節の変化に体がついて行きません。
この夏の暑さをどうにか乗り越えたいものと、
かなり工夫はしてきたものの、
疲れが取れず、症状も出てきて考え込んでしまいました。

そんな8月14日、
緑と黒のツートンカラーの靴を夢見ました。
夢本体【古い日本家屋で広い。
そこでワークショップをしているらしい。
誰か男性(夫?)にすねている。
意地悪をされたと思っているらしい。
誰か女性の受講生が「靴がない」と言うので、
とっさにわたしの靴を貸してあげようと下駄箱の上にあった靴を取る。
緑と黒の靴。】

「緑」は成長、元気を表します。
「黒」はそれを否定する色です。
元気を否定するので「疲れ」となります。
今の具合の悪さは、
どこか病気というのではなく、
疲れなのだと知ってホッとしました。
すねたりしているので、
問題にしっかり取り組めていない自分の態度も見えます。

それなのに次の15日
【コンロの火がつけっぱなし】と言う夢を見て、
自分のエネルギーをコントロールできていないことを知らされました。
考えられること、思いつくことはやってみたものの、
どうにも体の弱点に症状が出て、
とうとう24日に嫌な夢を見てしまいました。
【A:地下なのだろうか?
5、6歳の男の子がひとりまるで砂や泥をシャベルでまぜるように、
ご飯とカレー?糞尿?を混ぜるような作業をしている。
B:汚いエレベーターに乗る。
下り。
びっくりするほど早い。
そしてガタガタ。】

目を覚まして、
こんな気持ちの悪い夢は見なかったことにしようと思いました。
けれど嫌な夢は、
すぐに対処すると結果がすぐ出ます。
深呼吸をいっぱいして、
心を落ち着け考えました。

「5、6歳の男の子」なので、
子供並みの知性で対処していると言われているようです。
「糞も味噌も一緒」はショックです。
「価値のあるものとないものとの区別がないこと」ですから。

症状対処に服用している薬を考え直す必要を迫られていると受け取りました。
このままでは症状は下降線だと言うのでガタガタのエレベーターなのでしょう。

ハラハラドキドキしながら、
この10日あまりの夢をつなげて考えました。
確かに症状は下降線なので、
服用薬を変えて、
すぐに受けられる治療を受けました。

その結果まだ疲れによる症状は消えていませんが、
なんとか乗り切れそうなくらいに症状は改善してきました。

夢に長く取り組んでいるとはいえ、
自分の夢に真正面で取り組むのは勇気がいります。

怖い夢・悪夢には普段の夢以上にメッセージ性があります。
やり過ごすのはあまりに惜しい。


夢の効用の話でした。

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(ふるさと納税で頂いたお花です)



posted by バンナイ at 16:52 | 夢の活用法
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