画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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天の鳥船庵だより

2018年04月16日

夫婦和解の錬金術

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時に人は自分の夢とは思えないショッキングな夢を見ます。

衝撃を覚えるくらい、
吐き気を覚えるくらいなエキセントリックで、
受け入れ難い夢を見た受講生が、
慌てて講座に来て、
その夢を披露してくれました。

講座が終わって、その話し合いをどのように活かしたか。
その後日談を知らせてくれましたので、
彼女との往復メールをお目にかけましょう。
彼女の体験は個人的には衝撃だったでしょうが、
今の世の中多くの人が彼女と同じような問題を抱えていることでしょう。
その問題をどのように解決していくか、
夢が魂の成長を目的に示唆をくれたのです。
それをこの受講生は受け入れ、見事やってくれました。

これは、悪夢のような夢を見て、
それに震え、
どうしてこんなに気持ちの悪い夢を見るのか考えてもわからず、
クラスに来て現状と夢とを話しているうちに、
段々と夢が伝えるメッセージの大切なところがわかり、
それを実行したら、
夫婦の間に歩み寄りと理解が生じたというお話です。

現実ダブルインカムだった夫婦が子育て中、
夫の稼ぎだけで生活して来て、
体面を保ちたい夫は、
ここにきて少額ながらカードで借金をしたそうです。
それを知った夢主の妻は、
おそらく騒ぐ心を鎮め、
冷静にこれからの返済に対処すべく、
話し合いを持ったと思ったことでしょう。

そのあと見た夢が悪夢中の悪夢だったというわけです。
ここでは夢本体をお見せしませんが、
衝撃的な夢は「目を覚ませ!」というきつい愛情あふれるお叱りです。
「You can do it !」と言い換えてもいいでしょう。
「できるからやってごらんなさい」
そこで悪夢に立ち向かっていった夢主さんは、
結果自分のとった態度はハートからの解決法ではなかったと気付きました。

夢のメッセージを実行に移すと、
その結果はこちらが想像した以上のプレゼント攻勢に会います。
お試しあれ。



・受講生から講師とスーパーバイザーへ

講座の中で、「Wさんも◦◦万円の借金をしてみたら?」と言われ、
やっぱり私は真面目すぎるのだな、と思い
いつもなら、飲み込むように昼食をとって、電車に飛び乗って帰宅するところ
ゆっくり稲村ガ崎の住宅街をお散歩して、
つきやまさんでのんびり美味しい食事をいただいてから帰宅しました。

帰宅後、家の用事が終わってのんびりした時間に、
私のこれまでの、特に今回の態度について
私なりに丁寧に心を込めてお詫びし、感謝の言葉をかけました。
夫は、嬉しそうでした。
そして、家計の話し合いの場では、一言も発しなかった夫ですが、
夫の今後の家計や返済についての考えを話してくれました。

私のやろうとしていた方法は、
確かにどの方法よりも早く返済できることと思いますが、
それ以外のなにものでもなかったと気づきました。

夫は、利息がついて高く支払うことになってしまうけれど、
毎月の一定額の返済を滞らずにいれば、
私が仕事復帰した分で、貯金もしながら、
帰省や旅行も楽しめるのではないかと
返済と楽しむことの両方を同時にやりたいと言っていました。
カードも使わないし、
買いたいものは相談するということは約束してくれましたので
夫のやり方に、私も賛同して、乗り切ってゆこうと思います。

最初は分からなかった私の初夢、
自宅に虫がいて、男性と女性が虫を叩き殺したショックで
私が逃げ出し「助けて」と叫ぶ夢は、
今回のクラスで出した夢と
全く同じだということにも気づきました。

こころなしか、昨日の日曜日は、
久しぶりに私も夫も笑顔で会話もたくさんした気がします。
「夢のクラスから帰ってきて、
すぐ謝るなんて、
やっぱり真面目なんだよね」と夫に笑われましたが。


・講師から受講生への返答

良いお話本当にうれしい。
このままブログにアップしたいくらい。

どこにでもある夫婦の話が、
夢でお互いを癒し、
お互いをいたわり、
夫婦として難問を解決しながら自分たちも成長していく。
Wさんの夢に向き合う態度が素敵です。

あの夢のエキセントリックな夫の行動は、
お二人の立ち位置を代えて、
夫がしていることが自分のとった態度と見れば、
実際にWさんが常識と理性で対処しようとした方法は、
夫婦の問題を解決するという姿勢からは遠いものだったのでしょう。


・受講生から講師とスーパーバイザーへ

ご返信をありがとうございます。

もうひとつ、私が驚いたことがあります。

感情を溜め込みがちな夫は、
常々どこか体の具体が悪いのですが、
これまで、夫は症状ばかり意識して、
薬やマッサージで対処しています。

しかし今朝、
体の症状は心の何が原因になっているのか、が書かれている本を
自分で手にとって
(「自分を愛して!」リズ・ブルボー著 という本です)
とほほ!と笑っていました。

何か、彼の中でも変化があったように思います。

2018年がスピードの年ならば、その流れに乗って
どんどん女性として成長してゆきたいです。


・スーパーバイザーから受講生へ

クラスの中で「Wさんも◦◦万円の借金をしてみたら?」という意見も
目からウロコでしたが、
それをWさんがすぐに自分の為の贅沢な時間として使った発想も劇的でした。

暖かいお話しをありがとうございました。



posted by バンナイ at 20:16 | 夢の活用法

2018年04月15日

現在の天の鳥船庵夢療法家認定者をおしらせします。

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天の鳥船庵では、
1年間のクローズクラスの後、
夢療法家養成講座を設け、
半年の夢による面談実習を経て、
最終試験を行っています。
ここで優秀な成績を収めて初めて、
夢療法家として活躍できる下地が整ったと認定しています。
これまでの認定者は下記の通りです。

天の鳥船庵夢療法家認定者
・4期(2013/4~9)
1:うえだ央幸
・6期(2014/4~9)
1:西森友紀子
2:長谷川雅江
・7期(2014/10~2015/3)
1:石井優美
2:飯田佳恵 
・9期(2015/10-2016/3)
1:横山ちなぎ
・10期(2016/4-9)
1:小林純子
・11期(2016/10-2017/3)
1:長島静子
・13期(2017/10-2018/3)
1:野口尚子
2:堀口歩

以上10名のみなさんは、
よく勉強されて認定試験に合格するところまで来ました。
これは並大抵の努力でできるものではないと、
講師であるわたしも感嘆しています。
夢の勉強も長く、
またそれに負けない各個人の個性的な人生勉強があってのことです。

しかし、認定者はここがスタートラインです。
認定者にふさわしい日々をこれからは心していかなくてはなりません。

さて昨日認定者研究会第7回目の集まりを持ちました。
議題は前回と同じく数件の企画書作りでした。
新しいメンバーも交えて喧々諤々。
却下もあり、
将来性も見えるが、
まだこの世にない事案なので
これから練っていかなくてはならない企画が大方でした。

総じて前例のないことを世に送り出す作業は楽しいものです。

会議を終えて、
喧々諤々の興奮を覚まし、
気分を一新すべく、
絵画療法をやってみました。
創造と破壊のダイナミックな手法を用いて、
作り出したものを一旦手放し、
その経験をまた再生エネルギーに変えてみました。

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最後に出来上がったものは、
個としてまとまったものでしたが、
一瞬弱さや遠慮が見えて、
このワークで良かったのかと震えました。
しかし写真をとるために全員のを並べてみたところ、
思わず声を上げてしまいました。
みんなが揃ったことで、
一枚一枚が美しく輝いたのでした。
見る側の目線が次々に移って、
見ていて飽きないのです。

そこで改めて一枚一枚をじっくり鑑賞してみると、
絵に見える色の妙と静けさが動き出して、
誰の絵が特別浮き出るでもない、
全体として調和の中にあったのです。

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(この写真で雰囲気感じられるでしょうか?)

この作業があってそれまでの疲れは吹っ飛びました。

そこでわたしは、
今回の作業だけでは食い足りないから、
次回はもっとはちゃめちゃにやりたいなぁと思ったことでした。
この作業でわたし自身がエネルギーアップしたようです。


posted by バンナイ at 11:09 | グループセッション

2018年04月08日

花祭り

北鎌倉の浄智寺に
花祭りの今日お釈迦さまにご挨拶。

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ついでに本堂裏の妖艶な観音さまにご挨拶。

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ひっそり咲いているすみれの可愛いこと。

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日曜日でしたが人影まばらで。
帰って海に出てみると富士山の頂上に日が沈みそうでしたが。

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右にそれたようで。

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花祭りに甘茶をいただくことは子供の頃からの幸せのしるしです。

先ほどfacebookでメモがわりにと記事をアップしてみたのですが、
どうもやり方を間違えたようで。
やっぱりこちらの方が考えずに取り組めます。



posted by バンナイ at 21:07 | あれこれ

2018年04月01日

イースターと初夢の流れ

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今日は4月1日でエイプリフールです。
気の利いた嘘を言って、みんなを驚かせたいところですが。
いつも通りのいたって真面目な話をいたしましょう。

昨日はブルームーンの満月。
今日はグレゴリオ暦ではイースターだそうです。
毎年春分過ぎの最初の満月から数えて、
最初の日曜日がイースターと決められているそうです。
というわけで日曜の今日がイースター。
昨日が、3月21日の春分過ぎて最初の満月で、
今日はその最初の日曜日だからです。

イエスの復活をイースターと言います。
イースター・エッグでお祝いするのが決まりのようです。
この習慣はマグダラのマリアにその起源があるらしいと知りました。
キリストの昇天の後、マリアはローマ皇帝に赴き、
赤い卵を贈って「イエスが天に上げられた」ことを示したとのこと。
卵の象徴は、墓と、そこから抜け出す命のことです。

因みに人のために夢を見る事をインキュベーションと言います。
これは孵化を意味します。
神意を求めて篭る前と後とでは、
意識に雲泥の差があります。
復活と言えるほどの違いがあります。
神意を受け取ったとき、
問いかけの次元と違う内容を知るからです。
魂の再生とでも言えるのでしょうか。
夢の働きとはそうしたものです。
イースターの今日そんなことを思います。

日本では4月は新しい生活の始まりです。
学校も会社も新年度の始まりを迎えます。
元旦に新年の今年をスタートさせ、
目標を決め、目標に沿って具体案を絞ったり修正したり、
寒いうちは頭を使って新年を始動させました。
それが桜の花道を通るように、
現実界に打って出るときがきたのです。

さてそこで、わたしの初夢は早くも面白いことになってきました。
2月21日の記事わたしの初夢の続きです。

シンガーさんの子供を産むというのがわたしの初夢なのですが、
シンガーさんは「真我」であるばかりでなく、
ジューン・シンガーというユング派の分析家ではないかという話を、
親しい方から教えられ、
シンガー女史の「男女両性具有」という本を読み始めました。

これが今年の初夢ワークショップを開催した東京と京都の主題の流れと、
講師の出産とぴったり一致したように思えたのです。
東京では「金洪寺」で男性エネルギーが溢れること。
京都では夢による性交のエクスタシー体験。
そして私の「ジョー(誠)」くんの誕生。
これがシンガー女史の言う心の中の両性具有が成し遂げることだと、
初夢への理解が徐々に深まり、
それが先日の養成講座での認定試験問題へとつながっています。

これからの女性の仕事が魂の希求によるものであるとしたら、
それはどんなものかを考えるのが問題の骨子でしたが、
講師も受講生もそして社会全体も、
両性具有性をしっかり見据え、
その展望に立てる時を迎えているのでしょう。
とても面白い展開です。

この話は映画「君の名は。」の瀧と三葉にも重なり、
イザナギとイザナミの国生みの話にも重なり、
心の創造性が心の両性具有によって生み出されたとき、
安定した社会を生み出す仕事を女性は創りだせるのでしょう。

こう受け取ると初夢のシンガーさんは男性ではなく、
女性のシンガーさんでしたが、
わたしの中の両性具有性が子供を出産するとしたら、
とても面白いことです。
イザナギは黄泉の国から逃れたのち、
自分だけで国生みをしたのですから。

いつか近いうちにこの話を詳しくお知らせできると思いますが、
今日のところはこの辺で。


posted by バンナイ at 17:11 | 夢の活用法

2018年03月26日

天の鳥船庵夢療法家養成講座第13期修了式

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今回の受講生達は大きく変化を起こせる将来性のある方々でした。

クライアントをお迎えし、
実践的実習夢療法をやってみて、
そこでクライアントを通して見えた課題が、
今回は女性の仕事でした。
これはある意味これからの日本にとって国を左右する重要な課題です。
魂(=両性具有性)から見た仕事を獲得するには、
どうあったらよいか。
夢はどう提案しているか。
毎回ケースカンファレンスでは、
けんけんがくがく魂の仕事について話し合いを進めてきたので、
試験問題をこれにしました。

提出された受講生それぞれの渾身の答案用紙を読みながら、
出された答案に浮かび上がる受講生の生きる姿勢を見て、
講師の務めと責任を感じています。

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講座全体を通して感じたことは、
夢ひとつひとつに拘泥せず、
全体を掴みクライアントの魂の息吹を感じ取って行くのは、
それほど難しいことではないと思えました。
これは大きな収穫です。

この心境は勉強の成果というよりは、
クライアントを通し、
夢から垣間見えるその心の状態に、
自然に寄り添える自分に気付かされたからでしょう。
受講生それぞれもこのことに気づいたような答案でした。

自分の本来の心が人に寄り添える。

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夢を仲立ちにすると、
自分と人との繋がりが見えてくるようです。
真我同士の繋がりだからでしょう。

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次回の養成講座のクライアントを募集しています。
夢に真摯に取り組みたいとお考えの方はお問い合わせください。

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posted by バンナイ at 10:01 | グループセッション

2018年03月21日

「続・魂の救済としての結婚の勧め」

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前回の記事をアップした後、
夢主から補足説明がありました。
これはとても大切なわたしたちの霊性の根幹に関わることなので、
敢えて「続・魂の救済としての結婚の勧め」として補足します。

夢主からの文面を一部お見せしましょう。
ー引用はじめー 
先日のクラスを家で深めることができました。
実は、私自身が珍しくあの場で発言を躊躇ったことがあります。
それは、夢で私をレイプした相手が、
クマかタヌキだったような気がする、ということ。
人間でないところに、
自分自身でゾッとしてしまって、言いだせませんでした。
両者の象徴を読むと、どちらも頷けます。
頷くと同時に、どうしたものかと唸ります。
ー引用終わりー

確かに、動物には両義的な意味があります。
アンビバレンツな意味があります。
しかしこれはこの世の二分法が原因で、
物事を理性で理解する上で役立つのでそうなるだけです。
ここに夢主がゾッとした理由はわからないことはありませんが、
「そう受け取るそれが問題なのだ」と夢が指摘しています。

何回も申し上げますが、
性行為そのものは聖なる行為です。
ですからその頂点で目眩く「快」を味わいます。
瞑想も同じです。
どちらも揺らぎを伴う「快」を体験します。

人間が性行為をするとき、
「わたしは動物並みの快楽を貪っている」とすこしでも思っていたら、
それはレイプに成ります。

これまで関わることので来た夢を総合すると、
わたしたちの心は宇宙の広がりを持っています。
地球ひとつを心の内に見ることができます。
その地球を拠点に住む動物という仲間たちも平和に暮らす権利を持っています。
彼たちは地球にあってその「快」を味わっています。
その快を見た、まだ浮遊状態にあったわたしたちの魂は、
彼らのセックスを見て、
その美しさに我々も体験したいと、
地上に降り立ったのだそうです。
これはエドガー・ケイシーのリーディングにある記述を、
わたしなりに解釈して文章にしたのですが、
その出所を調べている時間的余裕がなく、
わたしの記憶だけでお話ししています。
この意味をたくさんの夢から類推すると、
動物的本能とされる性行為への意義付けは、
人間たちの二分法による区分けによるものと考えます。

夢は霊性への働きかけを題材にしているので、
必然的にわたしたちの霊性への方向性を指し示します。
そこでは、
「人間でないところに、
自分自身でゾッとしてしまって、言いだせませんでした。」
という心情こそが問題で、
動物への価値観や考え方を霊性と同じ位置におけると、
「あなたは性行為の快を味わえるだろう」と励まされていると思います。

今回の夢に動物としての象徴を当てはめては、本末転倒と思います。

最後に心理学ではどのように「動物」を受け取っているのだろうかと、
探して見ました。
時間をかければもっとふさわしい記事に出会えると思いますが、
「とりかえばや、男と女」で河合隼雄氏が述べている考えを引用します。

ユングは(トリックスターのことを)
「あらゆる点で未分化な人間の意識の忠実な模写である。
それは動物の水準を未だほとんど出ていない意識水準に相応している」と。
それに対し河合氏は、
「人間は『未分化』な存在を考えたり
『反秩序』の存在について考えたりするときに、
動物のイメージをよく用いる。
『畜生にも劣る』などという表現もある。
しかし、動物は人間が勝手に考えるほど無秩序に生きているわけではない。
動物で性の顛倒などが行われるだろうか。」
「人間の行う未分化への希求の行為も
やはり相当に人為的なものである」と書かれています。

わたし自身は夢を通して知らされた霊的生き方から考えて、
この河合氏の考え方より
遥かに動物には神聖さを感じていると思っています。
そこで今回のレイプの夢に戻ると、
夢に表れた特定の動物の象徴を読むのではなく、
性への概念を再考するようにとの示唆と受け取ってはどうでしょう。
ここをもっと深めることができれば、
人類の気づきは急速に進むと感じています。
それをお知らせしたくて再度記事にしました。

引き続きお知らせです。
夢療法家養成講座14期のクライアントと、
夢療法講座13期の受講生は募集中です。
お知らせ」でご覧ください。
興味のある方はお問い合わせください。


posted by バンナイ at 12:18 | 夢の活用法

2018年03月14日

魂の救済としての結婚の勧め

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この頃よく聞くのですが、
既婚者の多くが離婚したがっているようです。
結婚していれば、「離婚だ!」と思うことは多々あります。
でも、離婚する前に少し考えて欲しいことがあります。

夢は性(Sex)を扱います。
性(Sex)が魂の根幹だからです。
しかしこの社会では性を密かに扱っても公には扱いません。
人間存在の根本として、
命の尊さを扱っても性の精神性霊性を扱えません。
性から命が生まれるという事実に、
人類は性行為を神性で応えているでしょうか。
夢は間違いなく性を高尚なものとし、
性が霊的なものだと言い続けています。
わたしたちにとって大きな問題です。

先日講座で話し合われた夢では、
なんと夢主が夢の中でレイプされます。
わたしも夢で性行為体験は何度かあります。
その相手は夫だったり、
名のある人や、 
世界を制覇する将来性のある若者だったりと、
千差万別です。
現実世界ではもうないけれど、
今だに夢ではかなりもてます。
しかしレイプはなかった!

そこで「夢のレイプは何を意味すると思うか」と、
夢主に訊いてみました。
すぐには答えられない難問です。
しかし講座の最後に意を決したように、
「夫への心配です」と明確な答えが返ってきました。
無用な、でも理性で考えれば当然の夫への心配。
それが夢では夢主自身のエネルギーを奪い取っていると、
夢主自身が見抜いたのです。
「この夫への心配という心の癖に取り組みます。
今年のテーマにします。」と、
自分に言い聞かせるように力を込めて言い放ちました。

「魂の殺人」(アリス・ミラー著)という本があります。
なかなかショッキングなタイトルです。

副題は「親は子どもに何をしたか」とあるので、
この本はトラウマについて、
その原因と結果とそれへの対処を書いたものとわかります。
1983年に出版されて今尚読み継がれている人類の遺産のような本です。

出版社からのコメントには、
『「躾」という名の暴力
教育や躾の名による暴力は子どもたちの魂を粉々に打ち砕き,
社会はいずれ手痛い復讐を受けずにはすまない。
ヒットラーや少女娼婦クリスチアーネの幼年時代を詳細に分析して,
教育の暴力性と非人間性を容赦なくえぐり出した衝撃のロングセラー。』
とあります。

これが、
「ヒットラーでもなく娼婦でもないわたしたちには関係ない」でしょうか。
いえ、大いに関係あります。
関係あるどころか、
これこそが結婚の勧めの重要なところです。
人は大なり小なりその人特有のトラウマを抱えています。
霊性と学歴は関係なく、
職業と霊性も関係しません。
業績と霊性も必ずしも関係がありません。
この世に生を受けるに当たって、
魂だけの状態で肉体の中に入る前は、
成功を夢見ている魂はほとんどありません。
仮に生まれる前に成功を目的としたら、
その人生で成功することがテーマで、
成功によって派生する様々な責任を引き受けることが、
本来の目的かもしれません。

しかし生まれた途端人は成功に向けてまっしぐらに進みます。
魂の望みとは関係のない課題を自分の課題とするのです。
それが親の意向であり、周りの望むところだからです。
これがトラウマを生む土台になります。
人生の早い時期に、
この魂の望みとは違う道からドロップアウトできれば良いのですが、
競争は一生止むことなく続きます。
この虚しい目標に気づくことなく一生を終えることもあるでしょう。

このトラウマという心のメカニズムを受け入れ、
身近な人間関係で感じる理解し合えないやるせなさ、
何とは無しに日頃感じる閉塞感を、
自分にトラウマで説明してみると、
自分にも相手にも優しい気持ちになれるでしょう。

少なくとも、相手が悪いと断じるのは、
早急かもしれないと心のどこかで余裕が生まれるでしょう。
現代社会は現代社会自体が問題を抱えています。
この時代が生み出す不毛感はこのトラウマに対する理解を持ってすれば、
人生の価値付けを変えてくれると思います。

「魂の殺人」に戻ると、
魂の殺人者は子供の親というのが、
この本の言いたいところで、
それこそが戦争の原因であり、
人間の歴史です。

トラウマは、
今やハリウッド映画にもちょくちょく顔を出すテーマですが、
この連鎖を次世代に受け継がないように、
わたしたちはこの問題を自分のこととして受け取り、
自分の人生設計を見直し、
魂の望むところを生きる必要があります。

トラウマが親によって子供につけられた傷とするなら、
親と子の関係はトラウマで成り立っていることになります。

では、結婚はこのトラウマとどういう関係を結ぶことになるのでしょう。
あなたが心にトラウマを抱えているなら、
相手も心にトラウマを抱えています。
あなたが結婚すれば自分のトラウマと相手のトラウマを扱う、
ややこしい関係になります。
しかし自分のトラウマに立ち向かえる力があれば、
相手のトラウマを冷静に見ることができます。
トラウマの自覚がなく、
この心のメカニックを理解していなければ、
相手の言動の不自然さの意味に気づけず、
個人攻撃を受けているような理不尽さを感じることになるでしょう。
トラウマに翻弄された相手を思いやれずに、
相手と自分は理解し合えないものとなり、
理解し合えないままに生涯を終えていくことになります。

結婚が魂磨きになるのは、
この相手のトラウマという人生のテーマを理解しながら、
自分の課題(トラウマ)にも取り組んでいくと、
相手の中に自分の課題が見え、
それがより自分を理解できる種となってくれるからです。

そこでお互いがお互いを認め合い、慰めあえるようになります。
時に激しく口論をし、行き違いが生じても、
ふたりで向き合う以外に解決策はないのだと思えます。
ふたりが結婚したのは自覚はなくても、
ふたりだからこそ附置された独特の課題があるのだと知るようになります。
そうやってお互いを鏡に切磋琢磨していくのが結婚です。
だから理想的には結婚は魂の救済なのです。

繰り返すと、
トラウマを抱えた者同士が無自覚のまま結婚すれば、
相手に要求しあう関係になり、
ふたりで愛を育てようという関係にはなりません。
その結果が性格の不一致による離婚となっているように感じます。

親と子の関係はトラウマを仲立ちとして成り立ったとしても、
これからは結婚でお互いのトラウマを癒し、
本来の魂の輝きを取り戻す、癒し手同志となりたいものです。

最初のレイプの夢に戻ると、
レイプの相手は夫ではないのに、
「夫への心配」と受け取れた夢主さん。
つまり夢主の男性性が病んでいることはひとつあるとして、
夢主のトラウマと夫のトラウマの両方をこれから、
挑戦すべきテーマとしますと、
この方は宣言したことになります。

レイプされている最中に、
どうせクライマックスが来れば終わるのだからと、
無駄な抵抗はせず(?!)相手に全てを任せているというのでした。

無用な抵抗はしないというこの考えは、
自己の尊厳をドブに捨てているような感じです。
(誰にせよ、夫とはいえ他人への心配は、
レイプによる性行為と同じ。
レイプする側される側どちらの側に立っても、
不毛のエネルギーロスになります。)

この夢主の思考の在り方、心の癖は、
トラウマのなせる技で、
相手の男性は、
夢主にとってはまだわかっていない、
夫のトラウマの形と思われます。

つまり、「夫への心配」が夢のレイプと受け取れた妻は、
自らのトラウマと夫のトラウマを、
これからは御して行こうと覚悟を決めたことになります。

なんだかすごい話になりましたが、
ご本人を存じ上げているので、
彼女の実像がこの考えを生み出してくれたようなものです。

結婚はこうして、魂磨きとなり魂の救済となります。



posted by バンナイ at 20:34 | 夢の活用法
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