2011年に夢療法講座を稲村ケ崎に開きました。
セッションルームに名前をつける必要を言われて、
天の鳥船庵としました。
2013年になってこのお宅(家主)を良く知る方から、
この地は浅野和三郎氏が深く関わりを持っていたと知らされました。
浅野氏については何も知らず、
その業績はネットで知るのみです。
受講生の中に詳しい方がおいでで、
浅野氏が著した「小桜姫物語」の本をいただきました。
浅野氏は日本の精神世界の祖と言われる方だとのこと。
小桜姫とは、その浅野氏の妻多慶子さんが、
トランスで語った霊としての存在だと言うことです。
妻が語るトランス状態での話を、
浅野氏がサニワして一冊の本にまとめたのが「小桜姫物語」です。
「霊界通信」と言ってしまうと、
いくらか距離を置きたくなりますが、
名称はともかくその内容が納得できるものならと思ったことです。
浅野氏はとても志の高い方で、
自己を律するのに妥協を許さなかったようです。
その小桜姫を祀った神社が三浦にあります。
そこに突然お礼にうかがおうという気持ちになり、
夫とふたりのんびりとドライブしてきました。
山藤が盛りの景色を楽しみながら。
はじめて参拝する神社にお礼とは、
鎌倉にセッションルームを開けているのは、
次元を異にする存在に守られ、
先導されてきたからと、感じているからです。
海岸近くの諸磯神明社は、
漁師町のどこにでもあるような風景にとけ込んでいました。
その境内の端に、
小桜姫神社は小さくやや古びて鎮座していました。
何より驚いたのは、
境内はきれいに掃き清められ、
地の方々に大切にされている神社だと分かりました。
神社の謂れを記した案内板の文字は、
判読不能で、
幽かに「小桜姫」の文字が確認できるほどのものでした。
やっとお礼にうかがえました。
役目を下さってありがとうございます。
このわたしの祈りからしばらくして、
わたしの心に芽生えた思いは、
これからはステージが変わり、
道具はすべてそろっている。
その手中の道具をどう使うかはすべてわたし次第。
新たな一歩を踏み出すこと!
でした。
この一人称の思いは、
小桜姫さまとの会話の結果かどうかはおいて、
少なくとも小桜姫神社にうかがって得た、
思いがけない心の動きでした。
それも極め付きの現実的な言葉でした。
行動の醍醐味を味わっています。
お参りを済ませて、
海辺の脇道を歩いている時、
予想に違わず、
真っ黒なアゲハチョウが姿を現し、
さらにふたりのうしろからもう1羽が現れて、
戯れながら木々の間に消えていきました。
これは素直に、
小桜姫さまのお使いと受け取っています。