[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2015年1月〜2023年2月 ]

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2015年09月28日

夢療法家養成講座第8期修了式

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この講座はとても忙しく内容はハードです。
最終試験はこの1ヶ月前に問題を知らされ、
受講生はこの日1ヶ月をかけて制作した答案を提出します。

毎月の逐語訳のレポートと自分の問題を絡め、
みなさんしっかりとセラピストとして学び、
この26日修了の日を迎えることができました。
養成講座受講回数3回目がひとり。
2回目がふたり。
1回目がふたり。

この日最後の受講生の感想は、
講師に取って冥土の土産になりました。

養成講座なので受講生はクライアントを迎えて、
実地に自分を曝け出さざるを得ません。
セラピストとしては、
何ものにも代え難い気付きの体験となります。
自分が他人にどう接しているか、
自分はどんな言葉を発しているか、
クライアントの胸を借りなければ気付けない貴重な体験です。

5人のクライアントさんありがとうございました。
よちよち歩きのひよこのセラピストが
この日を迎えられたのも、
みなさんが快くクライアントとして役目を担って下さったからです。

修了式はおとといのことでした。
遅くまで一品持ち寄りの食事会を終えて深夜の帰宅。
昨日は一斉メールでクラスメイトがもろもろを話し合っていました。
そこで最後のおまけの話を。

最終日はもうひとつ自分の問題解決法を最終日の夢で引き出します。
ひとりの受講生が結婚相手とのやり取りの夢を話してくれました。
それでその夢そのものを相手に話すようにとアドバイスしました。
早速話してみたそうです。
その感想です。
「話してスッキリしました。
これからも積極的にお互いの夢を語り合いたいと思います。」とのこと。

夢を語り合うことは和合の機会を創ります。

posted by 天の鳥船庵 at 10:06 | Comment(0) | 夢の活用法

2015年09月14日

これまでの体験を「詩集」に開花

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24年前アートセラピーを一緒に学んだ友人が、
詩集を出版したと送ってくれました。
その詩に感動したのでご紹介します。
「無音歌」和田節子作(Parade Books)

この詩集にはプロローグもエピローグもありません。
詩も絵も友人のものです(本人に確かめてはいませんが)。
知り合った頃に手作りの絵本を見せてもらいました。
いつか彼女の作品が公になれば良いのにと思ったことです。
今回の詩集はそのときの絵本のテイストとは違って、
流した涙が喜びの宝となっているように思いました。
連れ添うパートナーと静かな日々を過ごしながら、
今生の体験と宇宙への感謝が、
そっと慎ましやかに、
そして力強く語られている詩となっています。

わたしと同年代の人が語る「あい」。
平凡に徹した人生を独特の感性で詩と絵に造り上げた肚の決め方。
結婚生活を通して自然に向けることのできた眼から発する「あい」。

本に添えられていた手紙には、
わたしたち夫婦に向けて創って下さった詩がありました。
それをお目にかけましょう。

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「白鳥」

池のはし
草の中に
白鳥は長い首をうづめて
ねむっている

私はいいました

「美しい白鳥さん
あなたの泳ぐ姿がみたいもの」

白鳥は長い首をもちあげて
水の中にでていきました

どうどうと
優雅にすべっていきました
私の胸がふるえました

「古いお友達です
あなたがたと私は」

遠くで白鳥のこえがきこえました

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このクリエイターにとってわたしたちが友達であること。
わたしたちにもっと泳いで欲しいと願っていてくれていること。
そんな美しい思いをこの詩からも戴いて、
感動でいっぱいです。

posted by 天の鳥船庵 at 15:11 | Comment(0) | あれこれ