画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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天の鳥船庵だより

2016年01月23日

2016年初夢新年会(2)

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前回の記事「初夢新年会(1)」のつづきです。
当日お集まり下さった方々には前もって準備をお願いしました。
「初夢を見るのだ」と初夢を見てくること。
その初夢をしっかり考察してくることをです。
つまり、みなさんは夢を見る前に今年の心構えを夢に問うていたのです。
夢は向こうからやってくるのを待つのではなく、
こちらから問いかけるもの、
こちらの要求を夢に知らしめて使いこなすもの。

実はこの問いかけが、
2016年の課題を教えてくれました。
この問いかけがなければこの記事もないのでした。
20世紀は経済の時代でした。
21世紀は霊性を問われる時代です。
今年16年目にしてこの世紀の移行がはっきり見えたように思います。
それは初夢を見るための問いかけに、
「経済」を入れた途端、
初夢はその問いかけをかわして来たように思えるからです。

具体的には取り組むべき仕事に関しては、
純真に「好き」を追及すること。
心の芯が求めることに専心すること。
この魂の声に従い続ければ、
生活の心配は要らないという後押しがあります。
いままでは時間的タイムラグが長く、
成果には時間がかかりましたが、
結果は早いというのが今年の特徴です。
本人の心に経済と言う思いが無くなった時、
経済がついてくるということになります。
ここはとても難しいことですが、
自分に正直になるための試金石かもしれません。

夢が占いになり得ないのは、
未来は決まっているのではなく、
本人の選択によるものだという真実があります。
わたしたちはひとりひとりが神ですから、
自分の創造性を発揮する必要があります。
つまり去年までの反省吟味があって、
今年の心構えを問わなければ、
曖昧な夢を見ることになります。
初夢を見る前に整理が不十分だと、
その不十分さを指摘されます。
要は欲しいものは欲しいと自分で意思表示をしないといけないのです。
揺れて、欲しいものも希望も貪欲さも運任せを決め込むと、
夢は散漫で分かりにくくなります。
この夢の指摘はとても大切です。
21世紀の課題「霊性を生きる」と決めたいなら。
何を目指して生きたいのかを自分にはっきりさせましょう。
これは抽象的なことではありません。
「笑って生きたい」も霊的目標の具体例になるでしょう。
「美しいものに囲まれて生活したい」も霊的目標です。
それに突き進むと、
その目標のグレードをあげる必要に気付きます。

さて、りんごが登場する夢がありました。
りんごの夢はいままでもかなりあったので、
それについてはあちこちで話しました。
それにもかかわらず初夢にりんごが登場した、
その意味を考えたいと思いました。

まずはその夢を。
【夫と出かけている。
災害が起きたようで避難することになる。
知り合いの男性の車に乗って避難することになる。
その人は緩やかな道を通らず、
急な坂を登っていく。
不安だと隣の夫に言うと、
「三人も乗っていれば車が重くなってすべらないから大丈夫だ」と言う。
変な理屈だとは思うもののそんなものかと思うことにする。
急坂を登り切ったところの民宿がとりあえずの避難所。
オーナーのおばさんは災害だから仕方が無いので置いてあげるという風。
通常この民宿ではお客さんに海産物のお土産を出しているらしく、
その海産物が並んでいる。
場面変わって、
寝ている自分の上に、
りんごが布団のようにびっしり並んでいる映像が見える。】
夫と共にいる夢というのが今年の特徴を表しています。
パートナーシップは最も霊的な課題です。
自分の霊性の有りようを、
毎日パートナーシップで知るのですから。
災害は大した災害ではないとのこと。
当日夢の絵を集めて写真を撮らせていただきました。
中にそれらしい絵を見つけられると思います。
この絵から上行結腸に滞りがありそうに見えます。
ご当人にはりんごダイエットというものがあること。
ちゃんと調べたうえで、
自己責任で取り組むなら取り組んでみて下さいと伝えました。
りんごダイエットについては、
ケイシーが提案するから優れているというより、
普遍的真理をケイシーがトランス状態で掬いだしたのだと、
受け取った方が真実に近いと思います。
夢は同じことを象徴で伝えています。

この方は体調に何とない不具合を感じておいででした。
不調の原因は、
「変な理屈だとは思うもののそんなものかと思うことにする」
という日頃の態度でしょう。
どんな食生活なのか知りませんが、
海産物はしっかり取り続けた方が良いようです。

これが初夢にあったことと、
他の夢の指摘も考えると、
過ぎたことを手放し自分の人生作りに専心すること。
トラウマに関わりすぎないこと。
過去は過去としてこれからに邁進すること。

さて次にお話しするのは、
去年どうしても手に入れたいものを手に入れた、
幸運なおふたりの夢です。
願いが叶ったその方達は、
それが原因でいまブルーな思いにかられていました。
このおふたりがなにを手に入れたか、
具体的にお話ししたら、
宝くじに当たるよりすごい幸運を手に入れたと思われるでしょうが、
残念ながらそこまで具体的にはお話しできません。

ブルーな気持ちの訳は、
手に入れたことでいままでのように犠牲者で居られなくなったこと。
もうおひとりは、
更に違う才能があるのではないか。
そんな思いで悩んでいると話してくれました。
贅沢な悩みですね。
でも本人にしてみたら真剣です。
14人中2人も願いかなって憂鬱な気分を味わっています。
この確率が今年の特徴を表しています。
「願望成就で得たものを育てること」
「好きをやり続けること」
願いが叶うとそこには責任が生じます。
そこを更に創造的であるようにと夢はいうのです。
注目を浴びると不自由を感じます。
それが重荷です。
この気持ち、わたしも一時期感じ続けました。
夢についてはほとんど独学ですから、
滅多に無い幸運で講師の立場に立つことができました。
やり続けられるだろうかと随分逡巡したものです。
逡巡の迷い道にはまり込めば、
誰も助けてはくれません。
誰も助けようがありません。
願いが叶って手に入れたものを、
育てずに手放してから、
それが大切でこれこそが自分の立ち位置なのだと、
もう一度そこに立ちたいと、
自分を奮い立たせられたから戻ることができました。

おふたりも迷いが貴重な経験になる時が来るでしょう。
それまで充分に悩んで欲しいと思います。
それはおふたりの選択です。

次に今年の心構えを象徴する夢の例をふたつお話しします。
【前略ー女友だち3人と散歩している。
自分は先を歩いて、
振り返って3人と話していたら(=行く手に背を向けて歩く)、
突然道が切れて落ちそうになる。
慌てて道に両手でぶら下がり、
危ういところで落ちずに済む。ー後略】
仲間(=社会)に合わせ過ぎると、
自分を見失いそうになることを伝えています。
これは夢らしい夢なので説明が必要でしょう。
夢では道の縁につかまって、助かっています。
夢の専門家としては奈落の底に落ちても良かったかなと思います。
奈落の底に落ちるほどの葛藤をいま体験されているのでしょう。
夢では葛藤を穏やかにおさめたかったので、
道の縁につかまったようです。
ここは実際とても難しいところですが、
行動に出てみたら奈落と思ったところが、
奈落でも何でもなかったと気付きます。
だから奈落の底に落ちてもよかったのです。
落ちるところまで落ちればあとは這い上がるだけ。
道の縁に捕まるより度胸ができ、
心の筋肉が増すでしょう。

しかし、回り道もあり退路もあるのが人生。
ここで重要なのは、
心の中でこの道にしがみついている自分を認めること。
そんな自分を抱きしめいっとき一緒にいること。
それが済んだらひと呼吸を置いて、
自分独自の道を模索して下さい。
霊性を生きるなら、霊的な道を行くなら、
それは一人旅です。
パートナーシップは今年の特徴ではありますが、
霊的な道は一人旅です。
誰かと一緒ならそれは最早霊的道ではありません。
(注:この夢が仕事のことであっても選択は霊性によるので。)

もうひとつはイルミネーションをきれいだと見ている夢です。
イルミネーションという言葉は、
願望成就を遂げた方の夢でも出て来ています。
その意は自分の理想の形を明確にすることという暗喩です。
人工のイルミネーションではなく、
星(=魂の願い)の美しさを見るようにと。

さて、当日わたしの初夢は披露しませんでしたので、
ここに記します。
初夢を見ようと勢い込んでも、
なかなか夢を思い出せず、
やっと初夢を見たのは新月後の11日の朝でした。
【床を拭いている。
水をこぼしたから。
洗濯物の仕上げに漂白剤を入れたバケツを、
セッションルームの床においた所為。
はみ出した洗濯物から水が滴り落ち床を濡らす。】
最初にお話ししたように
今年は経済に対する考え方を
霊性のエネルギーとして捉える変更を求められています。
このわたしの初夢でも良く現れているように思います。
床は仕事と生活費に対する考えを表します。
5年間収支を考えずに仕事をしてきました。
経済が不得手というのと、
好きを仕事にしていけば食べるに事欠くことはない。
それを証明して来たような歳月でした。
そんなわたしにこの夢は何を伝えたいのだろうかと思いました。
わたしは過剰にセッション中自分を叱咤激励して来たのですね。
不出来だ、まだまだと随分自分を痛めつけてきました。
これがセッションルームでの洗濯物の漂白。
そんな馬鹿な行為をやめれば良いのだと、
やっと気がついたような訳です。
床は立派なフローリングでした。
部屋は良く片付き傷もありません。
雑巾で床をきれいにしましょう。
経済の問題を避けるのではなく、
わたしの仕事がわたしの経済を支えてくれていると、
経済システムを味方につけましょう。
これからは自分のしていることにもっと堂々としていましょう。
わたしにとっても初夢は「経済」に対する態度を
調和あるものにするようにと、
教えてくれたのでした。

という訳で初夢で集まった夢から今年を読んでみると、
健康上の注意は排泄状態をチェックしていれば大事にはならない。
イメージの実現に取り組むなら、
過去の傷は癒され、創造性を発揮できる。
注意は、自分の願いよりも、
従来通りの一般的な考えや経済を優先すると足許をすくわれる。

基本的には今年の傾向は楽観視して良いと思っています。
そこで楽観的でいるには、自分の心を見張っていましょう。

ではみなさん、元気に今年を創ってまいりましょう。

(お断り:ここでお披露目した夢は個人の夢ですが、
記載にはプライバシーの侵害にならないよう配慮したつもりです。
夢のダイナミズムをみなさんと共有し、
共に今年を生きる力にしたいと、
敢えて夢を絞り込んで解説をしました。
ご賛同いただけるとうれしいです。)

2月20日からクローズクラスを開講します。
お問い合わせはこちらです。
posted by バンナイ at 22:56 | Comment(0) | 夢の活用法

2016年01月18日

2016年初夢新年会(1)

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天の鳥船庵を開いて5年。
今後のために来し方行く末を踏まえたいと、
初夢をしっかり受け取るための会を16日開きました。
場所の関係で受講生14名にスタッフ4名。

初夢というこの日本の伝承文化は活かされて当然。
活かして当然。
夢が活かされたその先には平和があります。
各自の葛藤は各自が解決していけば武器を持つことはない。

個人的には今年の切り替えはゆるゆるとはじまり、
10日の新月を経て心構えを新規に持ってくることができました。

「来し方」については、
20年程前受講生だった夫婦を招待しました。
この夫婦にとって、
わたしは正真正銘の月下氷人です。
何でふたりの仲立ちをしたかお話ししましょう。

ひとりの男性が見た夢に、
タンカーに地球を乗せて牽引するというのがありました。
そのころ(1990年初頭)は南北問題と光化学スモッグが社会をにぎわせ、
地球の将来に希望は持てないととても神経質になっていた時代です。
彼はこんな世の中に赤ん坊を生むことはできないといいます。
真面目に社会を憂う彼の表情を見て、
「たいへん!」と思ったものです。
彼に説教してもはじまらない。
でも分かって欲しい。
どんな絶望的状況だろうと人生は生きるに価すると。
社会状況に希望を持てないとしても、
その希望は自分の中に見つかるはず。
見つからないはずはない。
いまから考えると乱暴ですが、
その為に人生の伴侶は何としても見つけて欲しい。
そのお手伝いはひょっとしてできるかもしれない。
それでわたしの受講生の中のひとりの女性がひらめいたのです。
丁度エイトスターダイヤモンドで月一回の講演をしていた時期のこと。
熱心に通ってくれていた女性です。

そしてどちらにも会わせたい人がいるのだけれど、
会ってみますかと電話しました。
するとすぐに双方から快諾を得たのでそれぞれに互いの連絡方法を教えました。
わたしの介入はここまでです。

数ヶ月?半年したころでしたか、結婚しますとのこと。
しばらくして結婚報告におふたりで見えました。
その数年後新宿伊勢丹で夫の個展があったのでその時お会いした切り。
それから10年経って今回の初夢新年会に来てくださったのでした。
おふたりは夫婦らしい夫婦になっておいででした。
これがわたしの「来し方」。
やって良かった!
行動に出て良かった。
これからへの勇気をこの夫婦の姿からもらいました。
いままでは教える立場なのでこのことは口外無用と口止めをしていましたが、
当日みなさんの前で初披露をしました。

とはいえ、今後こんなおせっかいはするつもりはありませんので、
これを読まれて、わたしもと期待しないで下さいね。

さて、「行く末」については、
わたしのこれからを、
初夢なので今年やるべきことと限定してみなさんの夢をお聞きしました。
その結論は一年掛けて「形にすること」。
「思い」を「目に見える形にする」こと。
その出発は現状をしっかり認識することでした。
自分の心の筋力が正確に分かっていなければ、
行動に出るのは無謀です。

初夢から見えた全体像を解説するには時間がかかりそうなので、
取り敢えず今日は「来し方」までと致します。
つづきは後日に。
posted by バンナイ at 16:34 | Comment(0) | 夢の活用法
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