
(花材:りょうぶ・あじさい)
昨日のクラスで話し合われた夢に、
日常の何気ない夫婦の情景に、
焦点が当てられているものがありました。
毎日夫婦の間で行われているふたりだけの動作にです。
夢はこんなところに入り込んできます。
誰も夫婦の間のことは言わないし言えないことにです。
そんなタブーの夫婦の機微に入り込んで、
優しく諭すその夢の気遣いに震えます。
長いこと、夢をそんな夫婦の魂磨きの為に使っていきたいと願っていた
そのわたしの願いが実現しつつあります。
この記事の本題は、わたしたち夫婦のことです。
どうぞお楽しみ下さい。
16日の夜、関東では地震がありました。
正確には 21時23分頃茨城県南部を震源地とする震度5弱の地震です。
熊本地震から一ヶ月経っても、
現地ではいまだに大型の余震に警戒中のようです。
大変な心労でしょう。
それに加えて、
ネットでは何やら騒がしい地震予知情報らしきものが、
発信されていたようで、
地震の直後、
「これがそれなの?」みたいな記事も目にしました。
17日の朝布団を片付けながら夫が言いました。
「今朝地震の夢をみたよ」
それを聞いて、それはそれは良かったことと、
夢の専門家の妻は思ったことでした。
それなら現実に地震が起きる確率は低くなります(?!)
夫の夢日記に書かれた文章をお目にかけます。
「夜、家にいると震度3ぐらいの地震。
K子とふたり様子を見る。
すぐにおさまる。
しばらくすると又、地震。
今度は5ぐらいでけっこうゆれる。
外に出た方が良いと思い、
K子を外へ連れて行くが、
シャーリーズ・セロンに変わっていて、
そのセロンが恐いと言って抱きついてくる。
僕は、「エッ、こんな大きな体抱いた事ない。
どうすれば良いんだと思う」が、
取り敢えず玄関まで連れて行き、
外へ出す。
僕は石油ストーブがまだついているので、消しに戻る。
すでに布団が敷いてあって、
ストーブがゆれて、火が大きくなって、
掛け布団に飛び火しそうだ。
でも冷静に消す。
そしたら地震がおさまる。」
これを聞いて、
真っ先に、
「わたしがシャーリーズ・セロン!
これは光栄!
この話に乗ろう!」と思ったことでした。
わたしはわたしだけれど、
夫には、
わたしをシャーリーズ・セロンに対するように接して欲しい。
と同時に、
わたしを尊重し丁寧に接して欲しいと伝えました。
(この夢があったので、言えたことです。
この夢無しに私が四角四面に要求したら大変なことですよね(笑)
夢は魂の体験なので、
この夢の象徴としての全貌を文字にする事は難しいので、
「夫婦の間で夢を語る効用」と、
「地震の夢への対処」という2点で話を進めていきましょう。
わたしはシャーリーズ・セロンに特別な思いを持っています。
現在活躍中の女優さんの中で、
私にとってはだんトツにきれいで目を引く女性です。
そして彼女の幼少期の体験はあまりにあまり!
声もあげられない!11
ここではその内容を記しませんが、
わたしのこれまでを凌駕してなおあまりある、
そんな辛すぎる体験を、
彼女の魂はシャーリーズ・セロンとしての人生で受け入れられている。
それに値する魂の持ち主なのだと思います。
Dior のTVコマーシャルは、
いつも特別きれいだと思って見ています。
夫は人物像を描くので、
「シャーリーズ・セロンは参考になるの?」と訊いたら、
「もっと日本人体型が良い」とのこと。
シャープ過ぎるのだそうです。
そして映画好きの彼曰く、
シャーリーズ・セロンは出演作品選びに難があると。
出演作はシャーリーズ・セロンの特徴を生かしていないので、
女優としてはいまいちだとのこと。
勿体ないとも。
「勿体ない」。この言葉はわたしを評して良く言います。
彼はわたしの活動の大切さを理解してくれているひとりです。
遅々として進まない仕事の様子を評して、
いろいろな意味で「勿体ない」と言ってくれます。
シャーリーズ・セロンを通して、
わたしへの彼自身への魂の言葉と思って聞いています。
しかし、しばしば自分の不甲斐なさに腹が立つようで、
彼の怒りに火がついたときは、
そのとばっちりがわたしに来ます。
という訳で、わたしとしては、
彼がシャーリーズ・セロンに接するように、
丁重にわたしに接してくれたらと思っていたのです。
彼の反省の気持ちを夢の神さま掬い上げて、
夢でわたしをシャーリーズ・セロンにしたとも言えるでしょうか。
地震の夢をみたら、
それは夢を見た本人の心の中で、
いままで通りの対処では、
これからは立ち行かないと認めること。
もっといえば、これまで拠り所としていた考え方が、
役に立たないところまで来たこと。
或いはこれまでの思い込みを反省して、
あらたに実際的で霊的な目標を立てるようにいわれていることになります。
この世の事象はすべて、
生きている人間の心模様の総体が形となっているので、
夢で指摘された地震は、
追っ付け現実になると言われているようなものです。
だからその前に自分の心の状態を知って対処すれば、
現実化される前の対処なので、
地震にならない一助になることになります。
地震の夢を見たら、
予知と受け取るのではなく、
夢を見た本人の心のきしみに自省を加えれば、
地震が現実にならない一助になるという訳です。
(一助にはなるので、現実化しても軽く済むと考えます)
夫は長いこと生きる姿勢に苦しんできました。
改善すべきこと反省すべきことは彼なりに分かってはいても、
頭の理解は腑に落ちず、
従って行動が伴いません。
そこで天からの大英断は、
11月末の左手骨折。
単調な生活は病院通いで、
今まで会うことの無い人々にお目にかかり、
理解が現実的になってきました。
それが、不甲斐ない自分への怒りをコントロールして、
ストーブの火を消し止めたことにつながるでしょう。
これは仕上げの意味です。
骨折に伴う反省をさらに強くするための夢からの示唆です。
という訳で、心の中のきしみは、
彼の中でかなり自覚できていました。
どんな夢も思い当たらない課題が登場することはありません。
問題に対する考慮が熟れに熟れたとき、
夢はそれを確かなものにするようにと、
印象深い夢を送り込んできます。
熊本地震に前後して起こる、
環太平洋の地盤のきしみは、
地球ガイヤにとっては満を持した活動なのかもしれません。
その巨大な力をひとりひとりが心に引き受けて、
創造的であるようにというのが、
いまのプレートの動きなのでしょう。
いま難に会われて御苦労されている方々が、
前向きでいられることにこちらも励まされます。
さて、わたしたち夫婦の話に戻すと、
17日巨大地震がやってくるかもしれないと噂のあったその朝、
夫の夢を通して、
わたしたちはふたりの間のきしみについて話し合うことができました。
わたしは夢の中での夫のわたしへの気遣いを聞かされました。
何と言っても夫婦で良かった。
一歩夫への理解が進んだ、そう思えたことです。
「スノーホワイト/氷の王国」が、
27日から上映されるそうです。
楽しみにしています。