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天の鳥船庵だより

2018年05月25日

「津波」と「嵐」・夢を味わう


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(富士山と江ノ島の上空に五角形の雲が)


前回、夢読解法シリーズのために、
「夢に取り掛かるための基本」として、
1:夢の主要な単語を拾い出す
2:変なところ(something strange)に着目して象徴を考える
3:夢を味わう
の3点についてお話ししました。

今回は「夢を味わう」について更にお話ししましょう。
夢は行動に移さなければ、
夢に取り組む意味はありません。
しかし行動に移すには、
夢の意味がわかり、
霊性こそ大事と生きる上で、
是非ともそれが必要な問題解決法なのだと納得できなくてはなりません。

納得するには理性だけではなんともなりません。
これが霊的に生きる上での鍵になります。
その筋道についてお話ししましょう。

例題としては、「津波」と「嵐」の夢を扱います。
「津波」も「嵐」も自然現象です。
水に関係しますから、感情の状態が普通でない、
平常心ではいられないことを示唆しています。
夢の象徴は科学的真実を包含しているので、
「津波」も「嵐」もその原因をまずは物理現象に求めましょう。

津波(つなみ、Tsunami)は、いまや世界共通語です。
津波は、地震や火山活動、山体崩壊に起因して、
海底・海岸地形に急な変化が起こり、
海洋に大規模な波の伝播現象が起きたものです。
つまり地表ないし海底地盤が崩れて、
それによって生じた急激な不規則活動が海底から表層に伝播し、
大波を作るのが津波です。
その津波の波が地上を襲い、
地上にある何もかもをさらい流してしまいます。
ではなぜ地形に変化が起きるのでしょう。
地をなしているプレートが動くからです。
なぜ動くのでしょう。
地盤も死と再生を繰り返しているからです。
有機体の地球は自ら死と再生を繰り返す事で、
地球として生きて有機体を保っています。

夢は真実からきます。
この外(そと)の現象と同じことが、
心の中に起きていることを意味します。
あなたの心の中の地盤になるところ、
地盤を成しているところ、
生きていく上で信条にしているところ、
わたしはこう生きていますという強い思い込み。
そんなこれまで自分が拠り所としている自分の身の処し方、流儀が、
最早役立たずになっているという知らせ。
それが津波の夢です。

その基盤が追っ付け脆く崩れ去ると、
魂は知っているので夢となりました。
ここでがっかりしないでくださいね。
変化は命ある有機体にとって命の証です。
変化は命あるものの必然なのです。
この知らせは変化の時を迎えているという喜ばしい知らせなのですから。

津波の夢は様々な形をとります。
津波に飲まれる。
津波から逃げる。
津波に船がさらわれる。
どんな形を取っても津波の夢は同じです。

それならばちょっとした津波の夢でも、
最悪事態を自分の夢で経験したとする方がパワフルです。
夢は霊性へのアドバイスですから、
霊性を磨く力をパワフルにしましょう。
だから最悪事態に向かう勇者と自分を仮定するところから、
夢に取り組みたいものです。
だから災難は大げさにイメージします。
しかしすぐに、取り組める人はいません。
それほど津波の夢は強力です。

さて、この夢の意味がわかったら、
あなただったら日常に戻ってどうしますか。
自分のやり方はもう役に立たないのです。
これを受け入れられますか。

津波の夢をみる人は多いです。
少なくはありません。
けれどその夢の伝えるところは、
自分の生き方処し方はもう役に立たないのだというのです。
到底受け入れられません。

それなのにどうして津波の夢をみるのでしょう。
あなたは困った問題を抱えています。
それも短い時間ではありません。
それ相応の長期間困った問題を抱えてきました。
夢は真実から来るといいました。
地震が起きるには、
地震や火山活動や山が崩壊するには、
長い時間をかけて受けた圧力を地盤自身が吸収してきたけれど、
この吸収力が限界に達したから地震が起きます。

この地球で起きる地震は、
プレートの運動が起こすものです。
有機体である意識ある地球は、
自分自身で死と再生を繰り返します。
いまハワイのキラウエア火山は大爆発を起こして、
再生をしています。
一方太平洋の端の日本は生まれたプレートが沈むところです。
これまで営々役に立ってきた生き方処し方を、
ここで潔く捨て去らなくては、
再生は叶いません。

実際津波に襲われたら、
人は呆然と立ちすくみます。
何もかも壊れ流され、
役に立ちそうなものは残っていないのです。

先の計画をすぐに思いつきますか?

唯々茫然とするしかありません。
実際津波の夢をみる人はこの時点で呆然としています。
ですから被害を受けて力なく弱ってしまった者になっています。
こういう人に叱咤激励は事態をさらに悪くするでしょう。
思考力もない自分を受け入れて、
じっと気力体力が戻るまで、
立ちすくみましょう。
心の内で何が起きているのか、
これから何が自分の心に起きるのか、
自分を眺めていましょう。
それが夢を味わうことです。
そしてこれが自分を癒すことになります。

あなたはいま冷静ではありません。
困った問題に翻弄され思考力がありません。
だからじっと立ちつくしてください。

あなたは困り果て抜いて、
その挙句にあれこれと事態改善に必死で取り組みました。
けれど、そのどれもが失敗したのです。
だからこれ以上動いてはいけないと津波の夢を見たのです。

納得されると思います。

身近な人との軋轢が原因です。
あなたは身近な人を自分の価値観に取り入れたいと願ってきました。
自分の方がまだマシと思うので、
その人に代わって考えたと思っています。
自分の考えが最善と思っています。

確かにそうでしょう。
あなたは理論的に正しいかもしれませんが、
相手の霊性の学びの道は、
あなたの想像をはるかに超えたところにあります。
その人の霊的道は、
その人特有の道です。

どんなに親い人でも、
侵してはならない特別仕様の道なのです。
その人と神が約束した道なのです。
その人を信じるのではなく、
その人と神との約束を信じて、
今までのような関わりは持たないと思えるところまで、
夢を味わい、
その時の恐怖に打ち震え、
なす術なく立ちすくむ自分を味わってください。

これが夢を味わうことです。

自分が人生の津波に飲み込まれて、
右往左往しているのだと合点できて、
その自分を認め受け入れ、
そのうちにそんな自分に飽きて、
じんわり力が戻ってくるのを感じるでしょう。
そうなったら人の話にも耳傾けられ、
内省も進み、
知恵も浮かんで、
簡単なところから取り組めるでしょう。
味わい尽くすと自然にここに到達します。

次に、「嵐」の夢を紐解くと、
雨が後から後から降ってくるわけで、
実際心の中は泣きっぱなしです。
気分も嵐で荒れに荒れています。
自分は誰にも構ってもらえない。
或いは特定の人に大切にされていない。
その思いが募って悲しくて寂しくて泣いています。

激情に駆られているのは、
「津波」も「嵐」も同じですが、
「津波」は生きる信念を変えることと忠告されているのに、
「嵐」の方は、
自分が泣き叫んでいるのを理解するようにという忠告です。

自分のいまの感情を知りなさい。
認めなさい、というのです。
「嵐」は身近な人に理解されない、
ないがしろにされているという寂しさの叫びです。

これもあなたが感情的になっているので、
このまま動くのは事態を悪くするだけです。
寂しいんだ。
辛いんだ。
ひとりぼっちと思っているんだ。
と、泣いている自分に気づく努力をします。
こういう時、
顕在意識ではその身近な人に、
そっちがそっちならこっちはこっちだと、
イジケがちです。

しかし向こうも泣きの涙で案外、
寂しいんだ。
辛いんだ。
ひとりぼっちと思っています。

「嵐」の夢で、
情緒不安定な自分に気付ければしめたもの。
ここでは奮起せず、
心の中の涙を堪能しましょう。

やがて気負いのないあなたのオーラを見て、
身近な人は心の鍵を開けてくれるかもしれません。
少なくともあなたが解いた構えの何分の1でも、
あちらも気負いを解いてくれるでしょう。
あなたがこれまでは戦闘的であったことを知ることになるでしょう。

夢を味わうという効用は、
まだまだありますが、
夢の偽装工作解除法の中で、
夢に凝縮されたものを連想していく解除法があります。

夢を思い出して、
つらつらそれを考えて、
ふと、字面では解けないと思ったとき、
夢を反芻しながら味わうのです。
愛しいものをなでるように。
すると連想が偽装を解いてくれるように働きます。

先日わたしは夢で、
【二人の人に別々に、
別々の内容を言わなくてはいけないことを、
別々に言います。】
内容も違うし、
それぞれとわたしとの関係もあります。
ここ数ヶ月それが引っかかっていた案件だし、
言える自分になりたいとも願ってきたし。。。。。
目が覚めて、
夢の通り言えばいいのだと思ったのですが、
そうではないと気づきました。

実はそれを伝えるにはまだ時間がかかります。
(注:相手が受け入れられるまで待たないといけないので)
しかし夢を見たことで、
重荷が少しずつ失せているのを感じています。
この夢を味わっている間に、
ひとりの方に夢の中で、
「普段ならそんなことで怒る人ではないのに、
怒っているのね」と穏やかに言えた自分に気づいたのです。
怒っている人に、
あなた怒っているのねというと、
案外その人の怒りを鎮めることができます。
それと自分が穏やかに言えたことが、
夢の重要なところだとわかったのです。
いつか穏やかに言える時が巡って来るでしょう。
しかしこれも日を追うごとに、
口に出していうべきこととは思えなくなりました。

このニュアンスを伝えるのはかなり難しいのですが、
相手に伝えることが重要ではなく、
これは自分のハートでの感じ方なのだと知ったのです。
夢を味わうことがなければ、
ただ伝えれば良いと思ったかもしれません。
しかしいまは待とうと思っています。

感情はハートと直結しています。
感情のうねりは、
自分の霊性の有りようを教えてくれます。
何故かと言えば、
感情には喜びも悲しみもあり、
悲しみは怒りと表裏一体です。
怒りは怒ったところがあなたの霊性の有りようです。
怒ったそこがあなたの霊性なのです。
あなたはその自分の怒りから学ばなくてはいけません。

それがハートが自分がどのように霊性を使っているかの知らせです。
ですから夢を理論的に解釈しても、
伝えたいことを汲めるかどうかはわかりません。

ではまとめましょう。
今回は「夢に取り掛かるための基本」として、
「夢を味わう」を取り上げました。
それには、
夢を味わうことと、
偽装工作解除法の連想と、
理性では処理できないものは霊性、つまりハートがどう感じるかで、
夢を紐解いていきましょうというお話をしました。

という訳で、
わたしは時期を待つことにしました。

もちろん「津波」を夢に見た人も、
行動に出られるまで4、5ヶ月は待つことになるでしょうし、
「嵐」を夢見た人も、
夢が伝えたいメインは感情を感じることですから、
冷静になるのに最低2、3ヶ月は掛かるでしょう。

後は、状況がどのように変わるか楽しみにしてください。

夢を受け入れた時、
恐れが少なくなり、
人生は安穏になります。

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(夕陽を受けた)紫陽花




posted by バンナイ at 14:47 | 夢読解法

2018年05月21日

太陽のひがさ

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思いがけず太陽の周りに虹がぐるりと輪を書いているのを見ました!
ハロ現象というのだそうです。
太陽に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象とのこと。
これを日暈(ひがさ、にちうん)というのだそうですが、
気が付いたのは11時半ごろ、
鶴岡八幡宮へ向かう若宮大路から一本裏の上空から撮った写真です。
周りの淑女たちもそれぞれに上空を見上げ、
お一人はもうすでにFacebookに東京の投稿があると話していました。
12時半までは確認しましたが、
まもなく消えました。
空はいつも以上に蒼く輝くようでしたが、
写真にそれが取れていないのが残念。

こんな吉兆を見ることができて、
いい気分です。
ほんわかと幸せ。





posted by バンナイ at 18:13 | あれこれ

2018年05月14日

名古屋N&K研究所の夢講座で知る時代の激変

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高津夫妻が主宰されているN&K研究所で、
母の日の昨日4回目の夢講座を開きました。

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今回出席者は高津久仁枝さんを入れて8名でした。
初めての方は5名で、
たった1回の夢講座経験で、
夢の神髄をみなさんが受け取れていたように思います。

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これほどの成果は講師として経験がありません。
星の運行がわたしたちの心を動かし、
これまでの、がんとして動かせなかった難問の岩を、
一気にやっつけてやろうと、
夢講座を受講されたようでした。
つまり各自が、
熟考に熟考を重ねてはきたけれど、
それでも答えが出せない難問を抱えていることが言葉の端々に窺えました。

みなさんが用意した夢は、
有無も言わせない、
魂の叫びのような夢でした。
誰にも話せず、
悶々と時間をやり過ごし、
だからこそ何か重要な意味があるにちがいないと、 
この夢講座をチャンスと感じ得たのでしょう。

新人さんたちは誰にも言えない心の内を、
N&K研究所に仲間を得て、
すぐに堰を切ったように話してくれました。
夢を介して同席する同士を
魂の戦士仲間と思えても、
これは勇気のいることです。

昨日は母の日にふさわしく
母たる者の心構えの夢もありましたが、
全部ひっくるめて大切な課題は、
やはり「感情を感じること」でした。

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(母の日にちなんで赤のカーネーションを模した和菓子をご馳走になりました)

夢では「感情を感じ切ること」の大切さを度々指摘して来ます。
どういう風にかというと、
家族や身近な人と仲良くするには、
自分自身を騙すことで我慢しようとし続けると、
自分の本心がわからなくなります。
長くこれをしていると、
怒り悲しみの感情は、
素早くジャッジされて、
自分の中に残るのは罪悪感か、
無感動になるかです。
これが夢の場面になって、
自尊心が育っていないことを夢は指摘してきます。

そんな時、夢を語るだけで押し殺した感情のうねりが突然起き、
涙に震えることがあります。
それが昨日起きました。
ここ数年感情を感じられないままきたのに、
夢を話すことで、
それが呼び水になり、
開けることができなかった感情の蓋を開け、
泣き震えることで心臓マッサージができたのです。

そんな仲間の変化を目撃すると、
同席していただけで、
自分も癒されていきます。

N&K研究所の主宰者高津久仁枝さんは、
昨日ご自分の身の上話をしてくれました。
若くして精神科病棟に入院されたこと。
お見合いで出会った夫が彼女を自分が癒せると確信したこと。
子供達が巣立った後、
高校中退の彼女が大学に行き、北京に留学し、
帰国後大学院に行き博士号まで取ったこと。
それはコンプレックスがバネになって挑めたのだというお話でした。

この主宰者の信念に感服します。
それと天空の天王星が牡羊座から牡牛座へ移動し、
自由のため、新しい時代のため、
古い価値観を打倒するための戦いの幕が、
この5月中旬に切って落とされるのだそうで、
これに合わせてN&K研究所が講座を開いてくださったようでした。

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posted by バンナイ at 22:02 | ワークショップ

2018年05月12日

母の日プレゼントに黄色のカーネーションを戴きました

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(くださった方の言葉です。「我が家全員の大好きな黄色で
一番元気に咲いてたお花を選びました」)

今日のオープンクラスでは、
思いがけなく黄色のカーネーションを戴きました。
子供に縁のないわたしにとって、
母の日プレゼントは生涯初めての経験です。

長く生きているとこんなに嬉しいことがあるんですね。
生きててよかった!

それで今回受講生の夢に「出産」がありました。
母には子供がいます。
母親は子供を産んで母親になります。
明日の母の日に合わせて、
今日のオープンクラスで、
出産の夢、母親になる夢を話し合えたことは、
これもまた必然の嬉しいことでした。

夢の出産はエクスタシーに近い安産だそうで、
生まれた子供は赤黒く健康面を心配したのだそうです。
でも医者は心配ないと言ってくれます。
その医者の前に5、6歳の宇宙人が現れたので、
わたしは宇宙人を生んだのだと思います。
その緑の宇宙人をカッターで真っ二つに割ると、
中から小さい青の宇宙人が出てきて、
茫然としているというのが夢です。

いまの地球環境では、
赤黒い赤ちゃんは、
気の休まらない肝腎を患った地球人を表しているようです。
でもその子が緑の宇宙人になり、
青の宇宙人になります。
赤ちゃんが意味する創造性をいま生み出せている。
そう安産だったでしょ。
簡単だったでしょ。
心配することはなかったでしょ。
その生み出したものを大事に手塩をかけて育てなさい。
その子は地球レベルでは収まらない、
宇宙レベルもさらに奥深い存在と成れるものです。
なんだかそう言われているように思いませんか。

これに続いて、
もう一つの夢は、
オレンジ色の着物を着た女の子が紐に縛られているのだそうです。
その子が黄色の着物を着たいというので、
(夢主の)わたしはその紐を解きます。
と同時にその女の子は自分だと夢主は思っています。

この夢の話を始める前に彼女は、
インナーチャイルドを癒すワークをやったと話してくれました。
夢はその業が彼女に効果があったことを教えてくれたのでしょう。

いまこの時もはやトラウマ云々は置いて、
興味の赴くままに、
ひたすらそれを追求していく態度が黄色です。
それを奨励して、安産で宇宙人を生み、
インナーチャイルドの癒しが起きました。

もうここまで来たのです。
心踊ることに遠慮なく着手しましょう。

今日の夢たちはそう伝えているものばかりでした。

さて、わたしは受講生の母として、
母業に無心に取り組みましょう。

そう決心させてくれた黄色のカーネーションでした。


posted by バンナイ at 20:48 | 夢の活用法

2018年05月07日

夢に取り掛かるための基本

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これがシリーズになり得るか、
今の時点ではわかりませんが、
夢をどのように読み解くかを解説してみましょう。
セッション中に解説できなかったところや、
受講生が引っかかったところや、
説明不十分だったところを補うつもりもありますが、
夢辞典「夢は神様からの最高のシグナル」の解説編のつもりです。

ではまず最初に、
夢に取り掛かる作業は、
夢を思い出せる限り夢の場面を文章にすることからはじめます。
文章にしたら、
重要な単語を拾い出し、
それについて象徴を考えます。
これは自分を客観的に見るための初歩的訓練です。
夢で揺り動かされた感情をひとまず脇に置いて、
夢がいう注意点に冷静に対処するためです。
言って見れば、夢に心を開く作業です。

しかし、自分にとっての単語の意味を考えても、
それが浮かばなければ夢辞典を引きます。
そしてその結果を受けて、
複数の象徴を繋いで一つのメッセージを引き出します。

そのメッセージが少々自分にとって痛いとか、
キツイなと思うもので、
さらにその方法はやってないとか、
それは避けてきたことだったら、
大抵はそれがメッセージで、
このあなたのやり方は魂に適ったやり方と証明されたようなものです。

逆に、今まで通りで良いという結論になったら、
もう一度振り出しに戻る必要があるでしょう。
修正箇所が見つかるまでこの作業を繰り返します。
夢は霊性への飽くなき挑戦です。
真我の自分は他ならぬ自分に厳しいのです。
とはいえ、これはあなたの実力を信じ、
あなたという特異性を尊重した上でのことなので、
夢の取り組みのこの段階を過ぎると、
夢は勇気付けだと理解できるようになります。
しかしはじめのうちは抵抗があって当たり前です。

単語の次は something strange を考えます。
これは夢の「どこか変?」というところに着目するということです。
夢の読解法になれるとこれが一番取り組みやすいことがわかります。

夢にはいっぱい「変?!」があるので、
「どれもこれも全部」と言わないでくださいね。
とびきり変なところを考えてください。
それがメッセージを内包しているところです。
しかし自分の言動が変だとなるので、
どうしても自分で「変!」を探し出すことが難しくなります。
いつも通りの自分のどこが変なのかを自分で探すわけですから、
自分ひとりでこの作業をするのは大変です。

例えば、夢で免許もないのに自動車を運転していたり、
飛行機を操縦していたら、
免許があるように行動しているので変です。
それは「労せず見栄えのいい結果を求めている」という、
お叱りです。
夢から叱られるのは片腹痛いと、
早々に夢のメッセージに目をつぶりたくなったとしたら、
霊性発達の実際的方法を握りつぶしかねません。

この例で言えばこうも言えます。
「免許を取って、運転してみなさい。
その結果がどうなるかを見てみなさい。
あなたの願いを労して手に入れなさい。」となります。
願いは実現できると夢はいうのです。
こう解読できれば夢は勇気付けだと受け取れます。
つまりそれはしばしの努力で実現可能だというのです。
棚ぼたはありえないけれど。
これが夢の本質です。

次に、人とのやりとりのある夢を見たとします。
そんな場面のおかしいところ、変なところを見つけるのは少々難儀です。
自分ではおかしいと思っていないけれど、
冷静(「霊性」ともいえるでしょう。日本語の妙です。)な目で見れば、
おかしいし、変だというところを、
自分で気づいていく作業をやらないといけないからです。 

例えば、生前妻の知らないところで浮気をしたと勘ぐる、
この世に残された妻の夢の話をしましょう。
夢で、「あなた浮気をしたでしょう?」と夫に向かって言い放ちます。
夢で文句を言うとはエネルギーの要ることですから、
この妻は夫が浮気をしたと疑い、
咎めることに躍起なことがわかります。
それに対し夫は「してないよ」と、
平然としています。

この夢の変なところは、
死後の世界に行かれた夫と、
この世に残された妻が夢で会話をして、
浮気をした、しないと喧嘩をしていることになります。
客観的に見れば、とても変ですが、
ご本人にして見れば大問題です。

この夢の中の自分は変だとはとても思えないでしょう。
だって本当に夫に対して咎め立てをしたいのですから。
だからこの夢の自分の行動はごく当たり前のことだと信じて疑わないでしょう。

けれどやっぱりこの妻の言動は変です。
毎日毎日生前の夫の浮気を疑い、
心を疑心暗鬼で塗り固め、
夢の中ですら悔しい思いをしているのですから。

最早、夫の浮気は置いて、
これほど実りのないことに心を騒がすその無駄を、
夢は指摘しているのだとお分かりいただけるでしょうか。
ですからこの夢が伝えるメッセージは、
「こんなことにこだわるな!」というお叱りなのですが、
夢で文句を言えたこの夢主の精神力は相当に強く、
心情を善悪でカモフラージュせず、
相手に向かって糾弾できた分、
この疑心暗鬼に立ち向かってきたからこそ、
怒りのエネルギーは発散できたのでした。
つまりこの方は、
夫に対する疑心暗鬼を、
あと少しで手放せることがこの夢でわかります。

ちょっと例がわかりにくかったでしょうか。

では、もう一つ something strange の例をあげましょう。
「家の床下をゴーゴーと水が流れている」という夢です。
家の床下を川が流れていることは、まず日本ではありません。
これが「変なところ」です。
家は体と受け取れるので、
簡単には腸の不調でしょう。

この時点で自分の健康状態を鑑み、
適切な対処をすれば大事にはなりません。

これが夢の予知力と言えるでしょう。
このように健康管理に夢を役立てます。

ちなみに、体の水の管理が不行き届きなので、
日々の心情を丁寧に感じ取られていない方なのでしょう。
情動を流してしまっている、
つまり激情さえやり過ごしてしまっているのです。
その結果、腸の状態が不安定なのだと思います。

大抵の日本人は忙しくしていることを良しとします。
夢からのアドバイスを総合的に見ると、
忙しいことを肯定しません。
むしろ人生をゆっくり楽しむことを奨めます。

最後に、夢読解法の極意は夢を味わうことです。
怖いものに追いかけられたら、
怖がっている自分を知ることができます。
人生は怖いものです。
生き抜けるか心配も出てきます。
そんな時、勇気を出せれば良いけれど、
その前に人生を怖がる自分を自分で受け入れることです。
これが夢を味わうことです。

お分かりいただけたでしょうか。



posted by バンナイ at 20:24 | 夢読解法
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