
(写真は養成講座第14期9月22日最終回での記念撮影)
セッション中に二児の元気な母親が、
「実の母が、
トマトと茄子にしめじを入れたラタテューユを作ってくれる夢を見た」と、
話し始めました
これを聞いたわたしは、
ケイシーの食養生を長年ゆるーく実行してきたので、
「あら!ラッキー!」と、思ってしまいました。
「トマトと茄子」はラタテューユの材料で、イタリアンです。
「実母」の部分の和食でないイタリアンなところ、
ここから夢の言わんとするところが読めます。
わたし自身はナス科の食品がNGではありませんが、
この夢の場合は、
登場する食品をケイシーのいう食養生に照らし合わせると、
夢主さんまたは周りの方の状況がわかります。
「自分としては継承したくない実の母親の部分」と、
「トマトと茄子」を重ねあわせると、
どちらも「受け取れない」または、「消化(=昇華)」できないと、
予想が付きます。
つまり、ケイシーがリーディングでいう食品の是非を夢に重ねて考えると、
夢主かその家族の状態が見えます。
この夢主さんかその周りの方々にナス科の食品はN Gらしいと予想が付きます。
この夢主さんはすでに結婚されて2児の母親なので、
当然家族の食に対する責任を負っています。
それとなく訊いてみたら、
夢主さん自身はトマトも茄子もさわりはないけれど、
夫は皮膚が弱くて茄子はダメだということでした。
夫の遺伝子を継いだ子供達にも、
当分の間はナス科の食材は使わない方が良いかもしれません。
さて、一つの夢で健康状態(body)と心情(mind)を読み取っているのですが、
それに加えて、霊性(spirit)を知ることができます。
つまり一つの夢で、
健康状態(body)と心情(mind)と霊性(spirit)を同時に読み取ることができます。
この3方面から考察することで、
一つの夢を読み解いたことになります。
健康状態を身心両面で考察し、
その上で今の霊的課題を知ることができます。
これが夢を人生に活かす方法です。
昔から体と心は一つといいます。
夢ひとつでそのことを実証しているわけです。
では、この夢の夢主の心情から霊性のあり方を読み取って見ましょう。
お母さんは娘の家に来ると料理を作ってくれるそうです。
料理がお好きなのですね。
自分が作った料理をみんなが笑顔で食べてくれるってうれしいことです。
しかし後片付けは一切しないということでした。
それについて母親には直接言わないということでした。
角が立つからと。
この「角が立つから言わない」と言うところが、
自分の霊性の現状を教えてくれています。
そしてそれが見るべきところ考えるべきところなのです。
言うべきか言わざるべきかではなく、
それが夢主の超えるべき信条なのです。
霊性というのは一見とても難しい概念ですが、
自分の心模様のどこを指しているのかを考えてみるととても分かりやすい。
わたしの母親はこういう人。
それ以上でもそれ以下でもないとして、
「我が家では片付けもみんな一緒にやるというルールなので」と、
我が家のルールに従ってもらうか、
母親がどこまで理解できるかを考えて、
自分で考えた解決法を実行し自分の心に平安を取り戻せれば、
この件に関しては霊的課題をクリアしたことになります。
言うは易く行うは難しいことですが。
つまり、この件に関して心がざわつかなければ、
夢主にとってこの霊的課題はクリアになるのですが、
その微妙なところに今立っているということがこの夢でわかります。
これが一つの夢で Body mind &spirit を読み解く一つの例でした。
ところで夢に登場した「しめじ」について少しお話ししましょう。
「しめじ」は、きのこ類でその栄養的働きは地味ですが力強く、
大地の恵みのような印象を受けます。
この夢の食材をよく見ると、消化できにくいトマトとナスの問題を、
潜在意識にもぐりこませず、
意識化しましょうと優しく声をかけてくれているように思えませんか。
下記を参考までに。
トマトを極める http://nmitsuda2.com/2013/06/07/0488/

(養成講座第14期のクライアントを務めてくださった方の中に人生の集大成を見せていただきました。
いずれ記事にしたいと願っています。)