[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2015年1月〜2023年2月 ]

プロフィールに戻る

2018年10月18日

オープンクラスのダイナミズム


DSC08896.jpg
(ダイスキなショーメ)

毎月第2土曜日はオープンクラスを開いています。
夢のワークショップを初めて体験される方のためのクラスです。
また、長く夢をひも解いてきた方の振り返りやブラッシュアップのため、
更に現在夢のクローズクラスに通っている方々の補講の時間にも当てています。

毎回このオープンクラスは、
その時のグループエネルギーが大きく作用し、
話し合う夢にも刺激を与えているようで、
思いがけない高揚感を覚えます。

先日の13日は、夢療法家としての認定者1人、
養成講座経験者2人、
これから養成講座を受けられる方1人、
補講の方2人、
初体験の方1人の計7人でした。

夢の話ですから初心者も経験者も一堂に会して気楽に話せます。
大抵はプライベートな話が出て、
初めての方はびっくりされますが、
人の優しさはこういう時に発揮されるもので、
自己開示の安心と安全が保証されていると、
知らぬ間に自分もオープンさを身につける体験をします。

オープンさは霊的成長に欠かせない要素です。
日常では難しいことですが、
夢を分かち合う非日常の場では、
このオープンさの体験が醍醐味です。

さて、実際に話し合われた夢と当日の様子について、
すでにこの時の出席者おふたりがSNSに投稿しています。
ご覧になった方もおいででしょう。
人生の大きな節目を高らかに宣言するような夢で、
講師の私も元気をもらいました。

どんな風だったかをこれからお話ししましょう。
最初に、30周年の結婚記念日を2日後に控えているという方の夢。
【夫が平たくて青い地球のような指輪をしている。
結婚前に彼に地球のような特殊な指輪があると話したことを思い出す。
夫はそれをやっと手に入れたという。
5千万円とか1千5百万円したらしい。
ゲっと、おどろく】
夫にこんなにも信頼されているんだと夢に教えてもらったと彼女は言います。
この夢の凄いところは、
夫が信頼できる生涯のパートナーだと保証してくれたところです。
数字の5には「変化を起こす行動」というのがあり、
お二人の今後の行動は青い地球にマッチしたものになるでしょうね。

次は逃げている夢。
【何事かを研究しているのだけれど、助手はまだ子供の年齢。
研究に成果があり、何者かに追いかけられている。
捕まっちゃいけないと灯りを消そうとするのだけれどどうしても消えない。
窓の外にはスーツ姿の男性が『いた、いた』と、
仲間と言い合っている。】
この夢主さん、やりたいことのアイディアでつぶされそうなんです。
それをどのように形にしていったら良いか暗中模索中。
結論めいたことをいえば、
自分が自分のアイディアに追いかけられていて、
いまのところ子供染みた域を出ないと夢は言います。
だからスーツ姿の公的な立場の人に、
企画書を持って説明に行ったらという意見が出席者大半でした。
ごちゃごちゃした夢も整理するとわかりやすいですよね。
ご本人納得の様子でした。
そうそう最後に、もしこのアイディアが役に立たないもの、
霊性に適っていない仕事というなら夢はこうはなりません。
だいたい追われる夢は、その課題が成就されるまで続きます。
つまり立ち向かえということ。
(当然夢主に夢が無視されることはあるので、全てとは言えませんが)

次もまた刺激的な夢です。
【妙齢の殿方がいて、バイオリンを解体して、
中身がどうなっているか蓋を開けて説明してくれる。
わたしは熱心に聞いている。】
夢を勉強している人にとっては、とてもわかりやすい夢です。
しかし夢に不慣れな人にとってはわかりにくいでしょう。
この夢主さんは夢を勉強して10年、
夢が何を伝えているかすぐにわかったようです。
それなのに何故オープンクラスにわざわざ出席したかと言えば、
背中を押して欲しかっただけ。
駄目押しのように、彼女はもう一つの夢を言い出しました。
【母が「あなたこのままひとりでいるつもり?」と。】
実際なら、こんなこと絶対に言わない母なのにとのこと。
この夢主さん、人生の大方の苦労を経験して、
子育ても終わり、ひとりになって、
なお今後を考え果敢に新しい出会いを求めようとしています。
「挑みます!」とみんなの前で宣言するために参加してくださったのです。
そんな彼女の決意の場にいられてこちらがうれしくなります。

いま女性性の時代が始まったと言われて久しいけれど、
この3人の方々に悲壮感も競争心もありません。
むしろ楽しんで周りと調和しておおらかに前進しましょうと、
宣言しているように感じます。

さて初めての方の夢は、
完璧を自分に求めすぎて、自己批判に陥りがちというメッセージでした。
自覚があり、
「これへの挑戦はわたしには実は難しいのです」とのこと。
この一言に震えます。
たった一度の夢のワークショップで、
これを言えるこの方の霊性に勇気をもらいました。
大丈夫あなたなら学び取るでしょう。
(ちなみにこの方と最初の結婚30周年の方が同じ結婚記念日だそうで)

この素直さが何よりの原動力になります。

まだまだお話ししたいことはありますが、この辺で。

次回のオープンクラスは来月11月10日です。
まだ空席あります。



posted by 天の鳥船庵 at 13:58 | 夢のメッセージの取り方

2018年10月11日

「母猫の死の夢」のエネルギーが活きる

DSC09786.jpg
(坂内和則画)

今朝方、1匹の猫の死を知らせる夢を見ました。
猫の名と、大〇〇(天使みたいな感じ?)と戒名が書かれていて、天に召されたと知るのです。

その猫の名前は実際に、夫の実家にいる4匹の猫のうちの1匹で、母猫です。

そして、今日の夕方、夜ご飯を食べている最中に長女が次女とふざけて、そばにあったコップが倒れて水をこぼしました。こんなことはしょっちゅうで、今日もまたおんなじだぁ。。
つられてわたしも、思わず声を荒げ、怒ると、長女もいつもと同じに泣き出しました。
「なにが悲しくて泣くの?」とわたしも詰め寄ると、「ママが怒るから。」

それはそうだ、母親に怒られては悲しいわと、娘の心中を受け取りながらも、「じゃあなんで怒られたと思うの?」と聞くと、「分からない。」
心の中では、あぁ、またわたしやっている。もうこれをやめたいのにと思ったのです。

ここでふと、私は怒るのをやめて、
「怒られるのやだよね。でもなんで怒られたか考えてみて。分かったらママに教えて。」と話しかけました。

長女は、自分できちんとわかっていました。どうしたらいいかも分かっているけど、つい楽しそうで次女のおふざけに乗ってしまうと。
私は今まで長女が本当に怒られた理由が分かってないと思っていたのです。
そのあと、自然と「怒ってごめんね。」と言って、抱きしめてあげられました。
長女はワンワンと涙を流し泣きました。しばらく泣いた長女は我に帰って、自分の鼻水が思いのほか吹き出てきたのが自分でも面白かったらしく、大笑い。私も次女も3人で大笑いしました。

そしてこのメールを打ちながら、自分の昔のことを思い出しました。母に怒られすぎて、何に怒られていたか忘れてしまっていたこと。そして、怒った後には抱きしめてほしかったこと。
母猫は育児中、強く子猫を威嚇するのは知っていました。そして調べてみると、子猫は母猫を見てどうしたら良いか学ぶのだそうです。私の中の母から受け継いだ母猫部分が少しは天に召されたように感じました。夢に出会い本当によかったと感じる日々です。

上記の夢は受講生のお一人が送ってくれたものです。
今朝の夢のエネルギーが、夕方のクライマックスの場面で夢主の心に蘇って、自分のいままでを変えることができました。

夢にはエネルギーがあるので、そのエネルギーを呼び覚ませたとき自分が変容していく体験をします。理性で夢を受け取り、自己反省しすぎると返って動けなくなりますが、夢の時点に戻って、そこにいられると、自然に自分らしい行動が取れるものです。

「夢は変容の種火」とは、こういうことです。



posted by 天の鳥船庵 at 09:57 | 夢の活用法

2018年10月03日

夢が伝えたい究極はセックスのこと


DSC02427.jpg
(坂内和則画)

今朝ネットサーフィンをしていて、
目に飛び込んできた記事があります。
ブログ「天下泰平」の「女性はブラックホールを、男性はホワイトホールを

これは、
「陰陽の真の生命科学的性を解き明かす」のセミナー内容を
抜粋記事にしたもののようです。
講師は男性2人の女性2人。
どなたもわたしは存じ上げませんが、
時代は「性」の本当を公に語れる時を迎えたのですね。

夢もほぼこの記事と同じことを伝えています。
わたしはそう捉えています。
しかし30年ほど「性は聖」と講座内では話せても、
記事にすることにはためらいがありました。

このブログの主のTACKEY さんは、
「女性はダイレクトに天(宇宙)と繋がれる」
「男性は地球(母性)とは繋がるが天とは繋がれない」
「男性は正しいまぐわいによって女性を通して天と繋がる」
ー中略ー
「何千年もの間、この物資世界がすべてとなってしまった意識、この意識の覚醒、解脱に性のまぐわいは早い」
についてお話しされたとのことでした。

夢での性は、常に聖なる事です。
夢でのセックスは常に聖なる行為なのです。
夢では、セックスが売買の対象であることは決してありません。
夢でセックスが淫靡であることなど絶対にないのです。
例え異様な光景と思われる場面であってさえも。

これが私たちには大きな秘密でしたが、
夢では私たちにおおっぴらでした。
神の計らいでしょうか。

これはとても不思議なことですが、
夢に深く関わるとセックスの意味が悟りと直結しているのに気付かされます。
ほとんどの人は性を通じて、
悟っていくことを目的にこの世に生まれています。
しかし生まれて物心つくとそれとは反対の価値観に侵されます。
性行為がどれほど大切な神の恩寵か、それも夢を通すとよくわかります。

女性は行為に及ぶその瞬間、
全幅の信頼を持って相手の男性が自分だけを愛していると信じた時、
心と体の扉を天に向けて、神に向けて開きます。
これが性エネルギーを通して、
生命エネルギーを悟りのエネルギーに昇華する絶対条件です。

これからは追々この「性は聖」についてお話ししていきたいと思っています。



posted by 天の鳥船庵 at 21:14 | 夢の活用法