
(ダイスキなショーメ)
毎月第2土曜日はオープンクラスを開いています。
夢のワークショップを初めて体験される方のためのクラスです。
また、長く夢をひも解いてきた方の振り返りやブラッシュアップのため、
更に現在夢のクローズクラスに通っている方々の補講の時間にも当てています。
毎回このオープンクラスは、
その時のグループエネルギーが大きく作用し、
話し合う夢にも刺激を与えているようで、
思いがけない高揚感を覚えます。
先日の13日は、夢療法家としての認定者1人、
養成講座経験者2人、
これから養成講座を受けられる方1人、
補講の方2人、
初体験の方1人の計7人でした。
夢の話ですから初心者も経験者も一堂に会して気楽に話せます。
大抵はプライベートな話が出て、
初めての方はびっくりされますが、
人の優しさはこういう時に発揮されるもので、
自己開示の安心と安全が保証されていると、
知らぬ間に自分もオープンさを身につける体験をします。
オープンさは霊的成長に欠かせない要素です。
日常では難しいことですが、
夢を分かち合う非日常の場では、
このオープンさの体験が醍醐味です。
さて、実際に話し合われた夢と当日の様子について、
すでにこの時の出席者おふたりがSNSに投稿しています。
ご覧になった方もおいででしょう。
人生の大きな節目を高らかに宣言するような夢で、
講師の私も元気をもらいました。
どんな風だったかをこれからお話ししましょう。
最初に、30周年の結婚記念日を2日後に控えているという方の夢。
【夫が平たくて青い地球のような指輪をしている。
結婚前に彼に地球のような特殊な指輪があると話したことを思い出す。
夫はそれをやっと手に入れたという。
5千万円とか1千5百万円したらしい。
ゲっと、おどろく】
夫にこんなにも信頼されているんだと夢に教えてもらったと彼女は言います。
この夢の凄いところは、
夫が信頼できる生涯のパートナーだと保証してくれたところです。
数字の5には「変化を起こす行動」というのがあり、
お二人の今後の行動は青い地球にマッチしたものになるでしょうね。
次は逃げている夢。
【何事かを研究しているのだけれど、助手はまだ子供の年齢。
研究に成果があり、何者かに追いかけられている。
捕まっちゃいけないと灯りを消そうとするのだけれどどうしても消えない。
窓の外にはスーツ姿の男性が『いた、いた』と、
仲間と言い合っている。】
この夢主さん、やりたいことのアイディアでつぶされそうなんです。
それをどのように形にしていったら良いか暗中模索中。
結論めいたことをいえば、
自分が自分のアイディアに追いかけられていて、
いまのところ子供染みた域を出ないと夢は言います。
だからスーツ姿の公的な立場の人に、
企画書を持って説明に行ったらという意見が出席者大半でした。
ごちゃごちゃした夢も整理するとわかりやすいですよね。
ご本人納得の様子でした。
そうそう最後に、もしこのアイディアが役に立たないもの、
霊性に適っていない仕事というなら夢はこうはなりません。
だいたい追われる夢は、その課題が成就されるまで続きます。
つまり立ち向かえということ。
(当然夢主に夢が無視されることはあるので、全てとは言えませんが)
次もまた刺激的な夢です。
【妙齢の殿方がいて、バイオリンを解体して、
中身がどうなっているか蓋を開けて説明してくれる。
わたしは熱心に聞いている。】
夢を勉強している人にとっては、とてもわかりやすい夢です。
しかし夢に不慣れな人にとってはわかりにくいでしょう。
この夢主さんは夢を勉強して10年、
夢が何を伝えているかすぐにわかったようです。
それなのに何故オープンクラスにわざわざ出席したかと言えば、
背中を押して欲しかっただけ。
駄目押しのように、彼女はもう一つの夢を言い出しました。
【母が「あなたこのままひとりでいるつもり?」と。】
実際なら、こんなこと絶対に言わない母なのにとのこと。
この夢主さん、人生の大方の苦労を経験して、
子育ても終わり、ひとりになって、
なお今後を考え果敢に新しい出会いを求めようとしています。
「挑みます!」とみんなの前で宣言するために参加してくださったのです。
そんな彼女の決意の場にいられてこちらがうれしくなります。
いま女性性の時代が始まったと言われて久しいけれど、
この3人の方々に悲壮感も競争心もありません。
むしろ楽しんで周りと調和しておおらかに前進しましょうと、
宣言しているように感じます。
さて初めての方の夢は、
完璧を自分に求めすぎて、自己批判に陥りがちというメッセージでした。
自覚があり、
「これへの挑戦はわたしには実は難しいのです」とのこと。
この一言に震えます。
たった一度の夢のワークショップで、
これを言えるこの方の霊性に勇気をもらいました。
大丈夫あなたなら学び取るでしょう。
(ちなみにこの方と最初の結婚30周年の方が同じ結婚記念日だそうで)
この素直さが何よりの原動力になります。
まだまだお話ししたいことはありますが、この辺で。
次回のオープンクラスは来月11月10日です。
まだ空席あります。