
下記の記事は、
翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は6回目です。
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【夢本体】7月9日
自転車に乗ってひたすら走る。
それがうまくできるので、もう一台の自転車を脇に持って引きながら走る。
おまけに三輪車(子供用の)まで走らせる。
合計三台の自転車を上手に走らせ、直角に切り立った坂道も自在に登る。
【夢のメッセージ】
今なら軽業師のようにバランス感覚がはたらいて、
社会的な活動も、
私生活面も、
さらに子供のときに引き込んだ反応パターンから抜け出ることも、
みんなあなたがコントロールできます。
だから、それに取り組みやり続けなさい。
途中で投げ出すとバランスが崩れて、立て直しがむずかしいでしょう。
今は走り続けたらどうですか。
【雑感】
前日の夜、五重塔に桜の絵を描きました。
そのとき自分の心にどんな思いがあり、
何を感じながら描いていたのか、
夢の方から確認をもらった感じがしました。
この夢の絵を描きながら
「さてわたしの顔の表情はどんな風になるかしら?」と、
自分をのぞくようでしたが、
出来上がりは毅然と見えます。ただただ前進。
そしてこう思ったのです。
「たかだかわたしの人生じゃないの。
誰に遠慮も要らないのよ。
好き勝手にやっちまえ!」と。
基礎がしっかりしたから五重塔が描けたのです。
全(速)力で取り組めば、動き出せるものがあると、
自信をつけてくれた夢でした。
【今思うこと】
「雑感」に書いたことは分かりにくいでしょうか。
絵はいつも関心がありながら、
本格的に取り組む機会がないままでしたが、
この頃アートセラピーを勉強したことと、
婚約者が絵描きで絵の道具が揃いました。
手慰みに五重塔と桜を描いてみたのだと思います。
夢がいうことを自分の描いた絵で確かめることができたのです。
前回Something strangeの話をしましたが、
この夢のように3台同時に自転車を走らせることは普通しません。
危険です。
けれど軽業師ならできます。
軽業師なら職業としてこなしていけます。
これがメッセージとなる訳です。
つまり、
いまのわたしは軽業師のように人生を乗りこなしていけると言うのです。
これまでわたしは自分が世に出て自分なりの仕事ができる人物だとは、
とても思えませんでした。
だから軽業師のように行動しなさいと言われても怖気付きます。
それを夢はやれというのです。
だから夢は、
わたし自身が3台の自転車を乗りこなしているという擬装工作をして知らせてきました。
「途中で投げ出すとバランスが崩れて、
立て直しがむずかしいでしょう。
今は走り続けたらどうですか」と自分で結論を出しています。
この結論を出せたのは、
それまでの夢の一貫したメッセージがあったからです。
前回の「5『妹を振り回す』」も「行動しなさい」です。
夢の忠告は厳しいものでしたが、
できるだけ忠実にそれに従い実行しました。
そして何より現実が動いていました。
自分の天職を見つけ、その活躍の場を得ることができ、
2度目の結婚を目前にしています。
子供のように人生を楽しむ気持ちは誰にも負けない心境でしたし、
これまでのようにいじいじと他人を羨む気持ちも失せていました。
まさに三輪車と自転車二台を操っている気持ちそのものです。
このとき私は50歳。
「ドリームブック」の著者ベティ・ベサーズが言うように、
49歳の自然発生的なクンダリーニ上昇に便乗して、
自分のエネルギーを効率よく使うことができたのだと思います。
今考えてもアクロバティックな日々でしたが、
わたしとしては「夢とダンス」をして、
人生を切り拓いていたときなのだと思っています。