
(坂内和則画)
閉経を迎える女性の夢です。
この閉経を人生の実りに向けて切り開けるかどうか、
ターニングポイントにいるのだろうと思います。
あまりに今年らしい夢なので、
夢主に許可をいただき記事にしています。
今年からはやりたいことをやりましょう。
2020年1月28日早朝のメールです。
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12月のクリスマス頃、生理がくる予定が来ず、
年末、
【床の血を白いタオルで拭き取っています。
その血がなぜか自分の生理の血だと分かっています。
白衣の女医さんが3人ほど現れて、
一人が「そろそろ生理が終わるようだ」と言います。】
今年48歳になるし、そういう時期ではあるものの、
夢で言われるなんて驚きました。
で、3週間以上生理がなかったのですが、
本当にこれで終了?もう少しありそうな気がする…と思っていたら、
生理が来た夢を見ました。
【ブルーの高機能っぽいナプキンを使っています。】
そして実際、その2日後に生理が来ました。
この時は驚いたというより、
「やっぱり」という感覚でした。
(夢主注:夢のブルーのナプキンは、
中央が丸く盛り上がっていて
中にブルーのゲル状のものが仕込まれているようで
見たことのないものです。
普段はオーガニックコットンの紙ナプキンを使っています。)
(著者注:【 】の中は夢本体です。)
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女性にとって初潮が始まってから閉経になるまで、
毎月やってくる身体のケアは、
心のケアとひとつです。
女性が女性としての身体を受け入れることは、
自分の霊性を扱う基本になります。
毎月の手当てをどんな気持ちで迎えられるか、
それが自分の霊性を育てる気概と直結しています。
時に月経の処理はうっとうしいものです。
自分が霊的存在だということを鬱陶しく思ってしまうのと同じです。
それが、「そろそろこの手入れも終わりになるかもしれない」と、
思うようになると、
女性の自分が愛おしく、
女性の身体とともにある自分を、
逆に受け入れやすくもなっていきます。
とはいえ、そこに更年期も入り、
一筋縄では言い表せない感情を抱えながらですから、
女性の身体を受け入れやすいとは言え、
心中複雑です。
それでも、当たり前だった毎月の身体の処理がなくなる前ごろから、
身体そのものに愛着を覚えるようになります。
それが女性の体を受け入れやすくなるという意味です。
これが「ではこれからどう生きていこうか」を考えさせる動機になります。
それが40代の後半です。
この夢主の年齢です。
このとき身体の中で、
クンダリーニが自然発生的に上昇します。
普通は7の7倍の年齢、
つまり49歳の頃に起こります。
注意深くいるとこのクンダリーニの上昇を体験できます。
活力が蘇り、
青春の頃のような渇きが満たされていくような感覚を覚えます。
夢に戻ってそこを見ましょう。
【床の血を白いタオルで拭き取っています】
「床」は生活の基盤を表します。
生活費のことなので、
多くは仕事に直結します。
「白いタオル」とは新規の掃除方法でしょうか。
夢主は「床」を新規のやり方で磨く必要があるのでしょう。
仕事への新たな取り組みを示唆しているようです。
月経血を拭き取っているのです。
「月経血」は第2チャクラの創造性を表します。
ひとには第2チャクラと第5チャクラの創造性があります。
第2チャクラは性による創造性、つまり子供を産むことです。
それを拭き取っているのですから、
第2チャクラの創造性は終わりということのようです。
この終わりの作業をちゃんとすれば、
新しい気分で床の上に立てます。
つまり新しい仕事のアイディアを産む準備が整う訳です。
それで、
【女医さんが「そろそろ生理が終わるようだ」と言います】
女医さんは3人います。
この3人が何を表すかと言えば、
身体と心と霊性(霊性を重んじた生き方)に対する
専門的知識を表していると受け取りました。
医療の専門家の言うことですから、
その通りにとりましょう。
この夢主が「まだだ」と思っているとしても、
遅かれ早かれその時は来ます。
どうしてそんなことを夢が言って来るかを言えば、
「閉経への準備をしなさい」と言う意味です。
月経血は第2チャクラの創造性ですが、
人間にはもうひとつ第5チャクラの創造性があります。
この夢の後、
【ブルーの高機能っぽいナプキンを使う】夢を見ます。
第2チャクラはオレンジ色ですが、
第5チャクラは青色です。
「ブルーのナプキン」はNGでしょう。
けれど「ブルー」が夢に出て来ました。
第5チャクラは喉の内分泌腺のことで、
自己表現を表します。
ですから「(高機能っぽい)ナプキン」を必要としません。
夢はからかいを交えて、
閉経後の創造性のあり方を考えるようにと誘っています。
という訳で、
この夢主の第5チャクラの創造性は仕事に関することだと想像できます。
クンダリーニの上昇を待って、
第2チャクラで創造性を発揮できると、
それが妊娠になります。
さらに生命エネルギーであるクンダリーニを第5チャクラまで上げて、
創造性を発揮できれば、
それは天職に成し得ます。
それへの示唆としてこの夢があります。
だから女医さんはそれへの準備を促すために、
「そろそろ生理が終わるようだ」と、
わざわざ夢のなかで言ってくれたのです。
わたし自身このクンダリーニの上昇を経て、
夢の仕事をしています。
女性が閉経後に希望を持って自身を世に問うなら、
それまでの人生とは全く違う創造性豊かな道を見つけられます。
夢がそのことをこれほどあっけらかんと伝えて来ていることに驚愕を覚えます。
これこそ夢の真骨頂。
夢は極め付きの勇気づけです。