[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2015年1月〜2023年2月 ]

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2020年07月14日

コロナと水害のまっただ中で夢が示す今考えること



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(坂内和則画)


7月25日と26日午前中だけの「オンライン夢の解き方講座」空席あります。
お問い合わせください。

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夢は、眠りにつくまでの、
心と体と生きる姿勢について、
あなたがどのように魂の願いを生きているかを吟味した、
その結果を伝えてきます。

いまはコロナと水害が日本を襲っています。
これに夢は何と言っているか、
誰しも興味があることと思います。

これだけの変化の時ですから、
誰の心も大きく揺れています。
集まってくる夢も平時とは違ってきました。
そんなお話を少ししたいのですが、
いまはまだはっきりと具体例を挙げて分析的な話をここではできません。

その理由は、
それぞれみなさんが自分の夢に立ち向かって、
自分でどんな男性性を生きているか理解してほしいからです。
ここでお話しできることは漠としていますが、
実際の夢は今までになく具体的です。

どう具体的かというと、
男性原理はこの先立ち行かないというはっきりした夢からの指摘です。
「女性性の時代」と言われて久しいですが、
その表現が直接的になってきました。
「この先男性性では立ち行かない」と、
あからさまとしか言えない語調です。

この「男性原理」の内容が具体的なのですが、
ここではその具体性を控えます。
個人個人にとって男性原理のステータスが違うからです。
ここで男性原理を表すステータスを特定してしまうと、
個人の理解が曇ってしまう恐れがあります。

コロナで私たちは、
「身近な人が病原菌を持っているかもしれない」という目で
見なくてはいけない経験をしています。
猜疑心こそ科学的であり、
互いの身を守る手立てです。

この極端な地の果てまで来る必要を生んだのが、
これまでのわたしたちの男性原理の生き方でした。
人を品定めし、競争すること勝つことが称賛の対象でした。
本来人を信じ人と仲良くし、
みんなで力を合わせていくもののはずでした。
競争社会を作ってきたわたしたちは、
コロナで心理的な意味を物理的に目に見える形で、
人との間の距離を空ける仕上げをしています。
極端の極みを今わたしたちは経験せざるを得ないところに来ています。

それを戻すための「この先男性性では立ち行かない」ではありません。
それを新たなフェーズに持っていくための、
「この先男性性では立ち行かない」なのです。

それで自分の夢からこの「この先男性性では立ち行かない」をどう読むかですが、
夢に登場した男性の言動を観察してください。
それを見るあなたは明らかに、「これでは創造性は見込めない」、
「こんなことしても事態が平和で発展的に成るはずはない」という思いに
行き着くでしょう。

そこでこれからが重要なのですが、
「この先男性性では立ち行かない」のなら、
「この先その反対の女性性を通せば良い」ということにはならないのです。
この「女性性」は今まで私たちが理解できなかった「女性性」です。

ですから「この先は立ち行かない男性性」を、
自分の夢からしっかり探り出してほしいのです。
自分の夢が言う、
自分の霊性をどう生きているかを、
自分がしっかり見極められれば、
これからの女性性のあり方をイメージできるように成るでしょう。

注意が必要なのは、
今の女性たちは、
「男性性に乗っ取られた女性」を生きているという自覚が持てるかどうかです。

これからは女性本来の真を生きる女性になるように、
共に考えましょう。



posted by 天の鳥船庵 at 11:06 | 夢の活用法

2020年07月12日

7歳の夢療法講座受講生



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(画面を加工しました)

昨日のオープンクラスに7歳の小学2年性が受講生として出席してくれました。
母親との受講でしたが、
彼女の受講料も別に一人分を払っていただき、
彼女の夢も話し合うことを事前に伝えました。
受講は本人の意志です。

母親がこの4年ばかりの歳月、
夢の勉強に取り組んできたので、
その影響もあり、
彼女自身が夢に興味を持ったのだと思います。
そして先日、受講生の母親から講師の私に会いたいと伝えてきてくれたので、
オンラインの受講を打診しました。

夢の講座は夢の話が主題なので、
老若男女が一堂に会して分け隔てなく話し合えます。

彼女は、
「夢の勉強は何をするのですか?」と質問してくれたので、
「今の学校の勉強の基礎は、
ギリシャ時代のアリストテレスの哲学から始まっています。
実証科学がベースになっているので、
実証できないことも勉強しなければと気づき、
夢の勉強を通して人間が存在する意味を探っています。」
などと答えました。

彼女の母親にこの記事を掲載する許可をいただきました。
そのメールをお見せします。

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メールをありがとうございました。
こちらこそ快く娘との参加を許可いただき、とても嬉しかったです。
お風呂で話していたのですが、
娘は家族でない大人の方たちが自分の夢の話に耳を傾けてくださったこと、
また皆様が夢の話をしてくださったことが嬉しく、新鮮だったようです。
まずは今日の経験を受け止め、これから少しずつ消化していくのだろうと思います。
「疲れたけど、とっても面白かった。
先生がみんなの夢を教えてるのがすごかった。全部楽しかった!」と言っていました。
母としては、先生が娘の問いに丁寧に向かい合い、お答えくださったことがありがたかったです。
娘からアリストテレスとギリシャのことを聞かれ、少し話してやりました。
人生で一番哲学専攻で良かったと思った出来事です。
娘を迎え入れてくださり、本当にありがとうございました。

実名と住所以外はすべて載せていただいて構いません。夫も承知しています。
写真も私達は構わないのですが、
まあ自粛警察も姦しい世の中ですので、
いただいたものを加工させていただきました。
お差し障りなければお使いくださいませ。
(娘は全部顔を出したいようですが(笑))

私にとっては、小さかった娘が、
一生懸命自分の言葉で自分で考えて話している姿は何よりのギフトでした。
娘の夢の話を聞いていると、
確かに自分とは違う魂がいることを感じずにはいられませんが、
今日はまた子離れの一つのステップになりました。

最古の夢(注:娘さんが話してくれた夢は3歳の時の強烈な夢でした。)ではありましたが、
実は今日の夢よりも前に娘が見た夢があります。
まだ幼稚園に上がる前の二歳半位の時、
昼寝の途中で突然跳ね起きて廊下に駆け出し、
階段の壁のところをまるでボタンか何かがあるように右左と押しながら、
二歳とは思えないはっきりした口調で
「繋がなきゃ!繋がなきゃ!」
と必死になっていました。
(注:これ以降実際的な話になっているので省きます。)

毎月は無理でしょうが、娘も「また出てみたい」と言っていますので、
様子を見ながら、ご相談しながら一緒にお邪魔したいと思っています。


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本人が言う最古の夢と母親が思う最古の夢に違いがありますが、
この二つともそれぞれに意義があり、
魂の声を聞いているので、
将来の選択にこの夢二つが大きく関わっているでしょう。


posted by 天の鳥船庵 at 08:57 | 夢の活用法