
「恋愛中の相手は生涯の伴侶に相応しいか」
先日のオープンクラスでもこのことが話題になりました。
夢は予想以上に恋愛事情に口出ししてきます。
どこに行けば生涯のパートナーに出会えるとか、
どんな人が結婚相手にふさわしいとか、
そういう手っ取り早いことを夢は一切言ってきませんが、
今、恋愛中の相手が
魂磨きの土俵に挙げられる人かどうかははっきり言ってきます。
それも気持ちが高まってきた頃に。
どうして手っ取り早く簡単に知らせてくれないのか、
面白いと言えば面白い。
この辺が夢は魂を扱うから、
夢主が考え深くならなければ、
それに見合うご褒美はないということになります。

便利グッズとして夢を使いたいこちらの意向を無視して、
夢の方は、
考え深くなるように判りにくいメッセージしか送り込んできませんが、
夢が恋愛を極めて大事と捉えている姿勢はよくわかります。
どうしてって、
恋愛はその人の霊的姿勢そのものの現れですから。
恋する相手は、
その人が素敵と思えるものを持っています。
それに価値を見出しているからです。
その価値は当然人生目標に必要なものです。
恋人はそれを体現している人に違いないからです。
何を目標に生きるかを自覚できていてもいなくても、
恋心を感じる相手が霊的目標を具体化してくれています。
だから夢はうるさく恋愛事情に口を挟んできます。

人生のパートナーとしてOKならそれらしく。
NGならかなり素っ気なく、
夢で伝えてきます。
最後に、ひとつお話ししたいことがあります。
パートナーとの魂磨きは相手のトラウマも扱うことになります。
この辺の移行を読むのは難しいかもしれません。
「移行」と表現したのは、
結婚相手としてOKサインが出たとして、
程なくパートナーのトラウマの扱い方を示唆してくる夢が続きます。
これをそれと気づけるかどうか難しいかもしれません。

ちなみに私の場合は結婚する前、
二人で宝探しをする夢に続いて、
程なく彼がカンカンに怒っている夢をみました。
怒っていると気づかなかったわたしはこの夢にびっくりしたものです。
彼は怒ることで相手をシャットアウトします。
それが彼のトラウマの表現です。
人生のパートナーとの魂磨きは、
尋常の意気込みではやり抜けないほど誰にとっても難しいことです。
しかしその道道得ることのできる「みのり」は、
自分にしかわからない美しさを放ち豊かさを手にします。
生きている達成感はこの道程で得られます。
それにしてもこの時代、
精神性や霊性に惹かれる人々は多くなりましたが、
その人たちが恋に消極的なのはどうしてでしょう。
あまりにこの世の価値観に慣れ親しんでしまったので、
目に見える評価以外に価値を置けなくなっているように思います。
反論はあると思いますが、
二人だけの世界を作る勇気とその大切さに気づいて欲しいと思います。
霊性は真正面に据えた異性にだけにしか適応できません。
わたしたちの人類史はそのことから目を逸らすように作り上げてきたようです。
posted by 天の鳥船庵 at 12:05
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夢の活用法