
(坂内和則画)
22日(木)のオンラインで体験した感動の話です。
しかしこの話がどれほど伝わるかは分かりません。
私の中でも未消化だし、
夢そのものを披露できないからです。
けれど未消化ながら、
この話で生き方を変えられる人がいることでしょう。
その方たちのためにお話ししようと思います。
22日は思い出せる限り古い夢を話し合いました。
これはそれぞれのトラウマの型を知るためです。
トラウマにはその人固有の形や性格があるもので、
今生の学びに直結します。
つまりあまり気分の良いものではないのが普通です。
過去生での死の瞬間を話してくれる人もいます。
それが最古の夢だったりします。
前回お話ししたように、
夢は「不足」と「努力目標」を言ってきます。
夢が夢主を誉めることはありません。
夢は、「欠点ばかりあげつらう悪趣味」と誤解するほど、
注意喚起や為すべきことを伝えてきます。
けれど夢の叱咤激励を受け入れて、
夢には愛と実りしかないと実体験できれば、
この誤解はすぐに解けます。
それには長い時間と精進が必要になります。
それを体験されている受講者のひとりが話してくれた最古の夢の話です。
その最古の夢は普通に考えたら、
闇に葬り去りたい類のものでした。
わたし自身、
自分の最古の夢については長い間話せませんでした。
思い出すだけで震えがくるし、
「こんなことを話したら、
わたしのことを聞いた人はどう思うだろう。
とんでもない人間だと思うに違いない。
わたしだけでなく父母をも尋常じゃないと後ろ指刺されかねない。」
22日の夢の講座を信頼してくれる受講者たちは積極的で大胆でした。
なかでもひとりおぞましい夢の話を話してくれました。
淫靡で、人権無視。
暴力的で、破廉恥。
普通だったら人前で話せる夢ではありません。
でも、この受講者は話してくれたのです。
「何故話してくれたのですか?
勇気が要ったのではないですか?」と訊きました。
すると、「だって坂内慶子の元で夢を勉強するのです。
話さなくっちゃと思います。
この意味を知らなくては先に行けません」とのこと。
夢は時空間を超えていますから、
過去生に蒔いた今生の課題を見せてくれます。
魂の在り方とは反対の人を殺す戦争にまつわる経験した魂は、
今生でその体験を癒す経験が必要です。
戦争はひとびとを残虐にします。
残虐さを他人にではなく、
自分に見た時魂に混乱を招きます。
これが今生のトラウマであり、課題です。
それが親に植え付けてもらったトラウマで、
課題はこれを昇華することです。
こんな文章では何のことを言っているのか分かりにくいとは思いますが、
もし、おぞましい夢を抱えているなら、
それを昇華(=消化)する方法を探し出し、
或いは話せる人を見つけて、
心の闇を他人に自分に見てください。
心の闇は意識することで昇華して行きます。
これが泥の中から蓮の花を咲かせることです。
最古の夢には実体験が侵入しているものです。
他生か今生かは分かりません。
他生も今生も関係しているかもしれません。
夢そのものをお話しできないので、
かなりもって回った言い方をしていますが、
どんな淫靡もどんな破廉恥も最終的には誰にもあると認めることで、
その課題を昇華し、
泥の中を突き抜けて蓮の花を咲かせることができます。
今日DS(Deep state)の話題がかしましいですが、
これも最終的には自分の中の闇を自覚することで、
DS支配を終わらせることができます。
最後に22日のオンライン講座はこの最古の夢のお陰で、
みながひとつになることができました。
そのメールの一部を披露します。
「私は先生が、◯◯さんに実体験であると
淀みなく言われた時、ハッとしました。
そのお姿に、腹の底から『格好いい』と思いました。
そして昨日は、みなさまとの距離が縮まったのもとても嬉しかったです。」
淫靡な最古の夢を共有し、
受講者同士がお互いを称え合い、
苦楽を共にできました。
ところでこの感想を寄せてくれた受講者に嘗て「クソババァ」と呼ばれたことがあり、
これもまたうれしい思い出です。