
(坂内和則画)
では、夢主を差し置いてですが、夢本体です。
この話の展開は、
夢の解き方からお話ししないと訳がわからないと思うのです。
夢主さんご了承ください。
夢本体:
【「ぼくらの7日間戦争」という漫画の映画にでてきた廃工場が舞台で、
人がいっぱい(20人位)いて、
その中でわたしが「マドンナたちのララバイ」を勝手に歌う。
(人それぞれ好きなことをしている。)】
夢は背景が大事です。
場所は「ぼくらの7日間戦争」の廃工場。
この物語は中学生が大人の管理教育に反旗を翻す冒険ものですが、
原作は1985年4月に発行された宗田理の書き下ろし小説だそうです。
「60年安保」、「70年安保」に反対する若者の熱は、
形を変えて消えることなく、
今の社会に一石を投じるというのが
この夢の趣旨のように思います。
1980年代は平和運動も学園闘争も影を潜め、
以後今日まではっきりした政治体制への抗議は見ることがありません。
「そこで・・・」というのがこの夢の主旨です。
「そこであなたはどうする?」
「ここまで来た。もちろん自分の思いを歌うよね?」
夢の問いかけは私たちの主体性を問うています。
『勝手に歌う』ということがとても大切です。
これで夢の概略を語ってしまった気分ですが、
お読みくださっている方にはさっぱり訳がわからないでしょうか。
さて、夢の中で主体的に行動するのは、
相当にエネルギーがいるものです。
ましてや歌を思い切り歌うなんて普通はできません。
この夢主だって初めての経験でしょう。
だからこの夢がこの夢主を育てているのだと思います。
そればかりではなく多くの人にこの夢が必要だと思うのです。
誰の反応も気にせず自分が気持ち良いことをする。
この夢の真意が分からなくても
これからの時代を生きるにはぜひとも必要な心構えです。
ではここで「マドンナたちのララバイ」の背景を考えてみましょう。
ここからは私見です。
この夢を私の夢として解釈します。
元々の夢主からすると迷惑かもしれないし、
とんでも無いという内容になるかもしれません。
ということで、あらかじめお断りしておきます。
これからお話しすることはある意味ファンタジーや、
作り話としてお読みください。
けれど夢からメッセージを受け取るための基本は押さえています。
その辺は厳密に作業しているつもりです。
まず夢を思い出したら考え深くその意味を探索する必要があります。
その探索は科学的で無いといけません。
論理に矛盾があってはいけないのです。
最終的に出した結論が、
どの場面から見ても重層的に真理に光が当たっていると
思えなければいけません。
夢のメッセージは擬装工作にまみれその姿を容易に表してはくれません。
そこで隠された意図を見つけるためにこの歌の背景を考えます。
そこでウィキペディアで調べてみました。
作詞は山川啓介。作曲は木森敏之とjohn scottとのことです。
なぜ40年も前の日本の歌謡曲に作曲家がふたりなのでしょう。
そこには複雑な問題がありそうです。
1980年のアメリカ映画「ファイナル・カウントダウン」の
劇中音楽「ミスター&ミセスタイドマン」を作曲したJohn Scottから、
「聖母たちのララバイ」のメロディが
自作と酷似している旨の抗議が届き、
作曲者木森敏之もこれが盗用であったことを認め、
二人の名前を表記することとなったようです。
この歌は1981年9月に開始した
日本テレビ「火曜サスペンス劇場」の
初代エンディングテーマだったとのことです。
つまり夢そのものの流れからすると
元歌の「ファイナル・カウントダウン」が意味を持つことになります。
そこで映画「ファイナル・カウントダウン」を調べてみました。
ウィキペディアからその粗筋を見てみましょう。
引用始め―1980年、中部太平洋で行われる軍事演習に参加するべくハワイ沖を航行中原子力攻撃空母ニミッツは、突如奇妙な竜巻の襲来を受け、真珠湾へ引き返そうとするが、そのまま呑み込まれてしまう。
しばらくして嵐は収まったものの、「随伴していた駆逐艦が行方不明」「無線にどこからも応答がない」「奇妙な無線通信とラジオ番組の受信」などの異常な事態を認識した艦長は、緊急警戒態勢を発令すると共に、真珠湾への偵察機を発進させる。また、ニミッツに近づく飛行機をレーダーによって発見し、調査のためにF-14トムキャットを発進させる。パイロットが目視したその飛行機は、なんとプロペラ飛行する旧日本軍の零戦であった。
偵察機が持ち帰った真珠湾の写真に整然と写るかつての主力戦艦群、奇妙な無線とラジオ番組、そして零戦の出現。それらの情報から推理を重ねたニミッツの搭乗員たちは、タイムスリップしたことを悟り、今が1941年12月6日、つまり真珠湾攻撃の前日であることを理解して、歴史に介入して日本軍を撃退するか否かを迫られる(日本の作戦を失敗させればタイムパラドックスが起きてしまう)。―引用終わり
これを読んで、元歌が「廃工場」と繋がりがあるのがわかります。
二度の大戦と原子力爆弾に続く平和運動への布石があります。
「マドンナたちのララバイ」は、
映画「ファイナル・カウントダウン」で発表された
「ミスター&ミセスタイドマン」の盗作だということでしたが、
これがこの映画題名そのものの
「ファイナル・カウントダウン」という曲に繋げてくれます。
これは1980年代のハードロックグループ
「ヨーロッパ」の持ち歌ということでした。
その歌詞がこの夢に意味を持たせてくれます。
SNSから重要なところ
(https://lmbeat.blog.fc2.com/blog-entry-70.html)を抜粋しました。
歌詞の部分は『 』で区別しました。
『We're leaving together
But still it's farewell
And maybe we'll come back
To earth, who can tell?
僕らは旅立つ
これでお別れだ
再び地球に戻るか
それは誰にもわからない』
そして更に重要なところは、
『We're heading for Venus
and still we stand tall
'Cause maybe they've seen us
and welcome us all, yea
僕らは金星へ向かう
確固たる信念を持って
金星人たちは
僕らを知っていて
歓迎してくれるだろう』
の部分です。
拙訳が贔屓目かもしれませんが。
『With so many light years to go
and things to be found
(To be found)
I'm sure that we all miss her so
何光年もの道のりを経て
いろいろと気づくのさ
(気づくのさ)
そのとき僕らは
地球を懐かしく思うだろう
It's the final countdown
これがファイナル・カウントダウン』
「ファイナル・カウントダウン」の歌詞を勝手に翻訳してみました。
最後の言葉ファイナル・カウントダウンは繰り返します。
つまりこの歌が言いたいのは、
今が飛び立ちの時だというのです。
今は決意の時です。
ことは終わりに近づいているのです。
この夢の始まりは映画「ぼくらの7日間戦争」の廃工場です。
夢主本人が書いているように、
「廃工場は今の社会そのもの、これまでの社会の在り方そのもの」。
この9月7日の夢が今日の現状と啓示を伝えています。
コロナ禍のこの最中、
ここから出ようとこの歌は言います。
そのための方法をここから読み取って欲しいようです。
ここで何故「金星」なのかを説明すると、
「ヴァリアント・ソーという金星人が、
1957年当時の国防長官であったニール・H・マッケロイと会い、
さらにアイゼンハワー大統領とニクソン副大統領と会談した。(https://tocana.jp/2020/12/post_188415_entry.html)」
というニュースがあります。
更に1950年代初期に
アダムスキーが空飛ぶ円盤に遭遇したという主張が、
マスコミを騒がせました。
彼が会った宇宙人は金星人で、
核実験への懸念をアダムスキーに伝えたということです。
アダムスキーの話もヴァリアント・ソーの話も
当時は眉唾物としか受け取られない風潮でした。
ここに記事の一部をコピペします
(https://sunrise-country.blogspot.com/2017/05/blog-post_27.html)
「1954年2月20日、カリフォルニアのエドワード空軍基地にてアイゼンハワー大統領はプレアディアン及びアシュターコマンドの代表と会見を行った。
アシュタール・コマンドはすべての核兵器の破棄を条件として先進技術と人類の霊的進化への協力を申し出た。
しかし、アイゼンハワーはネガティブ・ミリタリーによって圧力をかけられ、ポジティブETとの協約を拒否させられた。」
当時はETとの接触は早すぎて、
地球人にはそのための心の準備ができていないということもありますが、
闇の勢力の欲の前に屈したアイゼンハワーであり、
ニクソンであったのかもしれません。
この短い夢の背後には、
戦争の影があり、核の脅威があります。
原子力攻撃空母ニミッツという言葉は当時の日本人にとって、
どれほど神経を尖らす存在だったでしょう。
第二次世界大戦は広島と長崎の核爆撃で終わりました。
これがこの地球の核による戦争の終わりです。
核爆弾は以後使えないのです。
これは有機体にして霊格高い地球の意志だと私は考えています。
だから闇の勢力は核を使えずにウイルス兵器を持ち出して、
第三次世界大戦に打って出ました。
このウイルス作戦は私達庶民にとって、
却って組みし易いのかもしれません。
第二次世界大戦の死者数は8500万人だそうで、
コロナウイルスによる世界中の死者数は、
2021年7月1日現在455万人だそうです。
この計画を立てたものにとっては割りの合わない仕事になっています。
庶民は裏の計画に気付いています。
さて、この夢のお陰で1980年と1941年と2021年が一つになりました。
この時間のつながりと現状をバックに、
最早小さな地球の出来事の中に自分を埋没させるだけではなく、
金星に向かって飛び出そうとしている私たちの心の中には、
コロナにばかり心を奪われたままでいるのではなく、
量子力学的にこの現象を捉え、
自分の思いを大声で歌い上げたいという思いでいっぱいです。
いままでのように現状を動かしている者に戦いを挑んでも変わりません。
視点を上げ、視野を広げましょう。
宇宙にその姿を誇り高く活動している地球という聖霊に対し、
私たちはその優しさに気づくことも気遣うこともありませんでした。
この現状から一旦出ましょう。
金星人たちの提案を受け入れましょう。
ここまで「聖母(マドンナ)たちのララバイ」の背景を考察してきて、
ここで歌詞に戻りましょう。
いまならこの歌を心置きなく歌える気分ではありませんか。
あなたがマドンナになって、
目の前の男性を全身全霊で受け止めるのではありません。
あなたは、
あなたがこれまで男性原理で出来上がった社会に、
果敢に適応してきた自分の男性性に批判の目を向けるのではなく、
それを抱きしめ、
その自分に優しく、
もう頑張ることはない、
この歌詞の最後にあるように、
『今は 心の痛みをぬぐって
小さな子供の昔に帰って
熱い胸に 甘えて』
と言えるのです。
今はその自分を飛び出し、
宇宙の仲間と協力して、
やがて美しい次元上昇した地球に戻りましょう。
その時は今までの知っている地球では無いかもしれません。
けれど今がその決意の時・飛び立ちの時です。
「聖母(マドンナ)たちのララバイ」の夢から
わたしが読んだ結論です。
この夢のメッセージの一貫性は見事だと思いました。
メッセージ性がある夢の奥は壮大です。
夢を通してわたしたちは一つに繋がっています。
そのわたしたちひとりひとりが個として壮大なのです。
それを教えてくれる夢でした。
夢の真価がこれで少しでもお分かりいただけるといいのですが。
最後に蛇足です。
この夢主さん。
企業戦士の過去をお持ちです。
企業戦士の過去があるから、
いまの気付きがあります。