
(当日まずは東郷神社にお参り)
10日にステンドグラス作家堀口歩さんの「聖なる館」で
「初夢1dayワークショップ」を開きました。
「聖なる館」での初夢ワークショップを開くのはこれで5回目になります。

(3日天空神社跡地に向かう階段で)
わずか定員8名で語る初夢の醍醐味を充分味わうことができました。
いままでしたことのない去年と今年の初夢の比較を語る贅沢ができたからです。
初夢を時間軸で検証することがどれほど貴重な体験になるか、
その流れを知ることで自分の人生の流れが分かり、
去年の手付かずや、
やり残しや、
純度を上げて行くところや、
今の時代の方向性が分かり、
自分の選択の確かさが分かります。

(お清め中)

(カズさんの写真も撮りました)
どうしてこのワークを思いついたかというと、
この5年間自分の初夢を表面ばかりで見ていたのではないかと、
ふと自分を疑ったからでした。
この疑いがあったお陰で自分を取り戻し、
夢への信頼は更に深めることができました。

(ご挨拶中の太陽です)
さて2020年に始まったコロナ禍は2021年の冬至を機に、
人類に最後通告のように決意を突きつけました。
その矢面に立ったわたしたちは、
それぞれが自分の自由意志で
自分の立ち位置を決めたように思います。
この二極化はコロナ禍を経験することでしか得られない体感です。

(みなさん作業中です)
これを超えた2022年は、
それまでの学びを更に新たにそれぞれが生き方を創造していくチャンスを迎えています。
どんな生き方が魂本来に沿った新しい生き方になるのか、
それが初夢に見えていないわけがありません。
だから、2021年と2022年の初夢をしっかり検証したかったのです。
速い話が過去とここから先を見比べようと思ったのです。
今年2022年の初夢1dayワークショップの特色を一言で言えば、
「自分(=夢)への信頼が揺るぎない人たちの集い」でしょうか。
「自分の本当の現状を知りたい」、
「的確なアドバイスを信頼できるところから欲しい」という人が集まりました。
これまでになくみなさんの初夢は曖昧なところなくクリアでした。
ではわたしのここ5年の初夢をお話ししましょう。
「聖なる館」での初夢ワークショップは2018年が最初でした。
この時のわたしの初夢は「シンガーさんの子供を産む」というものです。
「シンガーさん」が誰を意味するのか、
これを明らかにしなければ一歩も前進しません。
けれどこのシンガーさんを去年の秋まではっきりさせることができませんでした。
それまでは両性具有論で名高い
アメリカの分析心理学者ジューン・シンガーを当てはめてみましたが、
どこか抽象的すぎて実体験が伴いません。
両性具有論は心の統合を目指す、
自己実現の話でLGBTを語ってはいないのですが、
話が進めば進むほど抽象的になっていきます。
夢は極め付きの現実派なので、
これほど現実味のない「シンガーさん」は違うのではないかと思い始めました。
それが長い紆余曲折の後、
マイケル・シンガー著「サレンダー」という本に出会い、
同じ著者が書いた「いま、目覚めゆくあなたへ」(風雲舎)という本の、
シンプルな瞑想法に行き着いたのです。
この瞑想法はわたしの心と身体をそれまでにない方法で繋げ、
身体がこれまで感じてきた想いや願いや苦しみを直に感じさせてくれました。
これは衝撃的実体験です。
誰にもその人が辿る特有の道があると思います。
わたしにとってはこれが心と身体を一つに結びつけ、
身体が「神の住む宮」だということを理解する一歩前進になってくれました。
この体験が是非とも必要であったのだと思います。
これがシンガーさんの子どもを出産するという
2018年の初夢の意味だったのだと分かりました。
ここに辿り着くのに3年かかりました。

(仕上がった目標と夢の絵とエネルギー調整のためのマンダラ絵です)
2018年の初夢ワークショップの直前、
わたしはC型肝炎の新薬を服用し始めました。
たった2ヶ月の服用治療でしたが、
以後胃腸の調子は思わしくなく長く体調不良が続くことになります。
それが2019年の初夢
「緑に苔むす磨崖仏の見えるリトリート会場から街に地下足袋を履いて降りる」で、
「治癒は約束されている。本来の日常に戻る道半ば」と伝えているのを理解しました。
漠然と「治癒は約束されている」と考えるだけで、
薬の副作用に深刻にならず過ごせたように思います。
つまり2019年の時点で初夢が伝えてくれたことを正確には理解できませんでしたが、
なんとなく治癒が起きていると受け取れたのです。
続く2020年の初夢
「加山雄三が講座の控え室に陣中見舞いに来てくれる」は、
有名人が訪ねてくるという表側の知らせというよりは、
「加山雄三が経験したような思いがけない症状が訪れるだろう」という知らせでした。
これがわたしたち夫婦に注意喚起を促していたのだといまは分かります。
2021年の初夢
「温泉で知人に『あけましておめでとう』を言う」では、
「新たなステージの幕開け。積極的に」という心構えを持つことと繋がっていきました。
ここまでの4年間の初夢には体調への助言が大きくあったのに、
明確に受け取れなかったことが却って気持ちを楽にしていられたように思います。
勿論「加山雄三」の夢が、
思いがけない幸運が訪れたと言う意味で、
台湾で拙著が発売され、
去年はオンライン講座を開き、
それなりに積極的に過ごせている事実はあります。
しかしそれとは別の健康面への初夢のアドバイスは、
2019年の初夢「緑に苔むす磨崖仏」が伝えてくれた、
「緑の磨崖仏」が知らせてくれた「約束された治癒」の意味が大きかったと思います。
さて今年2022年の初夢
「唯々歓喜の雄叫びをあげる」をどのように受け取ったら良いでしょう。
それも今年は2日と3日の2回同じ「歓喜の雄叫び」場面を夢に見ています。
全く同じ場面を2日にかけて見ています。
それも2日は伝統的な初夢で、
3日はメッセージ性の強い新月の日です。
2日はただ歓喜の雄叫びだけだったのですが、
3日は同じ場面が続いた後に、
夢本体【いつもお世話になっている治療師さんの遠隔治療代金を
キャッシュディスペンサーで下ろしている。
手に持っている札束の左側2、3枚がどうも真札の拡大コピーで偽札らしい。
右側の7、8枚は真札。
「これは銀行に行ってたださなければ」と思う。】
夢では、銀行から引き出すお札は自分が使えるエネルギーです。
今年は今までの体力の2、3割減で対処した方が穏当という意味だと捉えました。
去年の暮れに医者には肝炎は治ったと言われました。
確かにその実感があります。
いままではどうしても拭えない疲労感がありました。
その絶望的疲労感がいまはありません。
その代わり歳を取り若者のようには身体が動きません。
この夢の後半に納得です。
いつも初夢にただすことは一年の心構えです。
「歓喜の雄叫びをあげ続ける」が今年の心構えとなります。

(みなさんそれぞれ個性的でマンダラ絵が解決法になっているのが面白かったです)
さて、初夢ワークショップに参加下さった方々の内3名の方々の初夢が、
恋へのアドバイスでした。
これは今後の社会を知る上で格好の動向です。
外に向けていたエネルギーを内に向けるように、
外側の満足を内面の満足に社会全体が方向転換を迫られている兆候だからです。
また2名の方は微妙な人間関係への具体的アドバイスだったのですが、
おひとり、友人とは別の道を行くことになったとしても、
もっと「理解を深めた上で別れたかった」という思いを去年の初夢で持たれていました。
これはいま多くの人の心を占めている思いです。
近年話の通じる人と通じない人に何となく別れている感覚があります。
この感覚は加速化しています。
これが二極化です。
その方の今年の初夢に「それがあさましい」とはっきりありました。
「理解を深めた上で別れたかった」が「あさましい」という訳です。
これは、ご本人にしてみれば納得するのに時間がかかると思います。
私たちは自分の思いを「分かってもらいたい」と願います。
これは願いであり、優しさとさえ思います。
それなのに夢から「あさましい」と言われるのは納得がいきません。
けれど今の二極化は避け難いことであり、
相手を説得すべきではなく、
各自の自由意志にまかせることです。
相手には相手の思いがあり、
辿る道を決めるのは本人であり、
本人の思いを尊重するべき問題です。
そこに双方が満足して別の道を行ければという思いは必要ないのかもしれません。
これこそ自己満足なのかもしれません。
だから初夢はその態度を「あさましい」と言うのでしょう。
心の襞に隠れた「あさましさ」は意識に上りにくいものです。
これからの数年間この襞に隠れたグレーゾーンに気付いては、
磨いていく期間を過ごすことになるでしょう。
これは今年新生した魂が取り組む課題になると思います。
続く2名の方は、
新規の社会活動を宇宙規模の視点で見るようにと鼓舞されていました。
これはさすが2022年の初夢だと思います。
この宇宙の中で地球にだけ生命が宿っていると考えるのはもはや時代遅れです。
遅きに失した感もありますが、
初夢で宇宙に目を向けるように励まされて当然です。
宇宙に目を向ける時わたしたちは経済至上主義を卒業できます。
地球上だけの枠で物事を捉えていると、
経済が命を支えるものになってしまいます。
魂の願いに限界はありません。
愛の対象に限度はありません。
話が大きくなりすぎでしょうか。
今年2022年の初夢に限界がないのを教えられた気持ちです。
今年一年唯々歓喜の雄叫びをあげ続けるつもりです。
15日にトンガで海底火山が爆発し、
16日は日本沿岸に津波が押し寄せました。
この天災被害がこれからどれほどの規模になるか今のところわかりません。
だからこそ、日々をつつがなく過ごせている自分たちの幸運を感謝し、
天災に遭われた人々の平安を祈りましょう。
地球ガイアの思いを受け取り過ごそうと思っています。

(全員集合)