画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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天の鳥船庵だより

2016年03月21日

こどもの夢の捉え方

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(画:坂内和則)

小学生の夢です。
ほのぼのします。
そしてとても考えさせられます。
世界中の親子がこの親子のように夢を話し合えたら、
この世は一気に霊性豊かで平和な場所になるでしょう。

夢本体:
給食の配膳で並ぶ。
前にいる子のお皿におかずがない。
それでその子は配膳係におかずがないと言う。
すると配膳係はその子のお皿におかずを盛る。
念押すように、もっとおかずを盛る。
自分のお皿を見るとおかずがない。
そこで考えた。
前の子がやったようにすれば良いのだ。
自分が配膳係におかずがないと言えば、
配膳係はおかずをくれる。
だからぼくもおかずがないと言ってみる。
すると配膳係はぼくのお皿におかずを盛ってくれた!
良かった。
でもほんの少し。
前の子のように多くはない。
ぼくのは少ないなあ(と思いながら目が覚める)。

この小学生の母親から上記のような夢の話を聞きました。
何日も前の話です。
文章はわたしが記憶をたどって作ったものです。
夢の伝えたいことやニュアンスを盛って作りました。

小学生が母親と夢の話をするなんて。
なんて素敵な親子でしょう。
親も子も夢が大事と心の中で知っているから、
だからふたりで夢の話ができます。
彼にはお兄ちゃんと手のかかる弟がいます。
ただでさえ忙しい母親が、
家事と仕事と更に母親自身の勉強に邁進している姿を見て、
自分は母親の助けてになりたいと、
自分の要求を控えて毎日を過ごしているようです。

だからこの夢を聞かされた母親は、
その辺を察知し、
彼に注ぐ愛情が少ないのではと反省モード。
あらあら、そんなに短絡的に取らないでね。
夢の専門家はそう思います。
そこをみなさまに知らせたくてこの夢を記事にしています。

忙しいからこどもに充分な愛情を注げない。
と思ったら、そうかも知れない。
物より思い出。
コマーシャルになった言葉です。
思い出づくりには時間が必要なときもあり、
時間をそれほど必要としない場合もあります。
そのひとつが夢を語り合うこと。
朝の忙しい時間に今朝見た夢を語り合うこと。
これは豊かな思い出になってくれます。
こどもが夢を語ってくれたら、
その子の心模様が分かります。
心配が分かります。
学校の友だちとどう付合っているかも分かります。
その子の人生のテーマが分かります。
そのテーマにこどもがどのように取り組んでいるか、
夢から分かります。
夢を語りあうメリットは計り知れない程あります。

そこで更にこの夢の核心に迫ってみましょう。
どの夢にも「You can do it」と、
励ましの心配りが見えます。
この子は自分が他の兄弟よりおかずが少なくても、
或いは母親が感じたように、
親の愛情や関心が少ないと感じても、
自分から言い出すことは無いのでしょう。
でも夢は言います。
「You can do it」と。
その方法を夢で教えてもらいました。
だから彼は夢の中でできたのです。
いままでこの知恵のエネルギーをこの世では使えなかったけれど、
夢の中では使えたのです。
彼の魂はこのエネルギーを
夢のなかでもこの世でも同じように持っていますから、
この世でもできるようになります。
「Yes,I can do it.」

但し彼は自分の要求を主張し続けなくてはいけません。
習い性にするには自分から他人に自分の必要を、
はっきり相手に伝える態度をとり続ける必要があります。
一回では配膳係はおかずを少ししかくれませんでした。
だからトライすることと、
それをやり続けることが彼の挑戦です。

母親と子が夢を語り合うとき、
大事なのはこどもの魂の自主性です。
母親がこどもの夢を知って、
自分はこどもへの愛情が足りないのだろうと心配するのではなく、
こども自身の学びは何なのだろうかと考えて下さい。
感じて下さい。

この男の子は兄弟二人に挟まれて、
自分の要求を控えざるを得ない環境を選んで生まれました。
これを布石として彼の自主独立のテーマを考えてみましょう。
それは必要な要求をまわりに的確に伝え、
自分の尊厳を守ることではないでしょうか。

彼の魂は要求を引っ込める過去生を持っている可能性があります。
人間の歴史は戦争ばかり。
多くの人は戦時下で上に従うことだけを強いられた過去生を生きています。
その無力感や屈辱感を一掃し、
今生では高らかに自分の美しさをまわりに差し出していくこと。
これが彼の道のように感じます。

子供から夢を聞き出す大切さを、
いくらかご理解いただけたでしょうか。

posted by バンナイ at 11:13 | Comment(3) | 夢の活用法
この記事へのコメント
坂内慶子様へ
ブログを読ませて頂き、20年程前の、『子供の頃の印象に残っている夢」のセッションを思いだしました。
私は『沢山の怪物に襲われ母が闘っている。私は無花果の木の側で怖がっている』という夢の絵を書きました。
坂内先生は「母親が守っているのに怖いのですか?」とおっしゃいました。私は母親を信用してないのだなと、思いました。
この夢をそれ以上深める事はなく私は卵巣癌になり、親元で療養中に、母親が見た夢に助けられ、母親の愛を知りました。
このブログのおかげで、私のテーマが、女性性を受け入れる事で、以前坂内先生がおっしゃられていたように、病気になると決めていたのだと、納得できました。
夢の無花果が教えてくれました。今はもう無いですが、無花果の木は私の実家の夢と同じ場所にありました。
私は、子供の頃母娘で夢を語る事も、自分の子供と語る機会も失いましたが、大人になり母娘で語る機会と、子供の頃の夢に触れる機会をえました。
夢は、ずっと見守ってくれていたのだと思いました。ブログで、夢の『励ましと心配り』と語られていた意味が少し分かったような気がします。
ブログのお母様とお子様は素敵ですね。お子様の行動力に脱帽です。
Posted by ぶんごうめ at 2016年03月25日 19:07
ぶんごうめさま
コメントありがとうございます。
当時お話し下さった夢をうっすら覚えています。
その理由は無花果だからです。
イチジクは癒しの果物。
夢が一生を通じて勇気を与えるものだと、教えて下さってありがとうございます。
戴いたコメントに返事を差し上げるのが遅くなりました。
ネットの扱いに苦心しています。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
Posted by 坂内慶子 at 2016年03月29日 10:29
坂内 慶子様

お返事有難う御座います。
『イチジクは癒しの果物』
このお言葉に、夢の優しさに心がジンときました。
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
Posted by ぶんごうめ at 2016年04月02日 20:59
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