画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite
天の鳥船庵だより

2018年05月07日

夢に取り掛かるための基本

DSC04136.jpg


これがシリーズになり得るか、
今の時点ではわかりませんが、
夢をどのように読み解くかを解説してみましょう。
セッション中に解説できなかったところや、
受講生が引っかかったところや、
説明不十分だったところを補うつもりもありますが、
夢辞典「夢は神様からの最高のシグナル」の解説編のつもりです。

ではまず最初に、
夢に取り掛かる作業は、
夢を思い出せる限り夢の場面を文章にすることからはじめます。
文章にしたら、
重要な単語を拾い出し、
それについて象徴を考えます。
これは自分を客観的に見るための初歩的訓練です。
夢で揺り動かされた感情をひとまず脇に置いて、
夢がいう注意点に冷静に対処するためです。
言って見れば、夢に心を開く作業です。

しかし、自分にとっての単語の意味を考えても、
それが浮かばなければ夢辞典を引きます。
そしてその結果を受けて、
複数の象徴を繋いで一つのメッセージを引き出します。

そのメッセージが少々自分にとって痛いとか、
キツイなと思うもので、
さらにその方法はやってないとか、
それは避けてきたことだったら、
大抵はそれがメッセージで、
このあなたのやり方は魂に適ったやり方と証明されたようなものです。

逆に、今まで通りで良いという結論になったら、
もう一度振り出しに戻る必要があるでしょう。
修正箇所が見つかるまでこの作業を繰り返します。
夢は霊性への飽くなき挑戦です。
真我の自分は他ならぬ自分に厳しいのです。
とはいえ、これはあなたの実力を信じ、
あなたという特異性を尊重した上でのことなので、
夢の取り組みのこの段階を過ぎると、
夢は勇気付けだと理解できるようになります。
しかしはじめのうちは抵抗があって当たり前です。

単語の次は something strange を考えます。
これは夢の「どこか変?」というところに着目するということです。
夢の読解法になれるとこれが一番取り組みやすいことがわかります。

夢にはいっぱい「変?!」があるので、
「どれもこれも全部」と言わないでくださいね。
とびきり変なところを考えてください。
それがメッセージを内包しているところです。
しかし自分の言動が変だとなるので、
どうしても自分で「変!」を探し出すことが難しくなります。
いつも通りの自分のどこが変なのかを自分で探すわけですから、
自分ひとりでこの作業をするのは大変です。

例えば、夢で免許もないのに自動車を運転していたり、
飛行機を操縦していたら、
免許があるように行動しているので変です。
それは「労せず見栄えのいい結果を求めている」という、
お叱りです。
夢から叱られるのは片腹痛いと、
早々に夢のメッセージに目をつぶりたくなったとしたら、
霊性発達の実際的方法を握りつぶしかねません。

この例で言えばこうも言えます。
「免許を取って、運転してみなさい。
その結果がどうなるかを見てみなさい。
あなたの願いを労して手に入れなさい。」となります。
願いは実現できると夢はいうのです。
こう解読できれば夢は勇気付けだと受け取れます。
つまりそれはしばしの努力で実現可能だというのです。
棚ぼたはありえないけれど。
これが夢の本質です。

次に、人とのやりとりのある夢を見たとします。
そんな場面のおかしいところ、変なところを見つけるのは少々難儀です。
自分ではおかしいと思っていないけれど、
冷静(「霊性」ともいえるでしょう。日本語の妙です。)な目で見れば、
おかしいし、変だというところを、
自分で気づいていく作業をやらないといけないからです。 

例えば、生前妻の知らないところで浮気をしたと勘ぐる、
この世に残された妻の夢の話をしましょう。
夢で、「あなた浮気をしたでしょう?」と夫に向かって言い放ちます。
夢で文句を言うとはエネルギーの要ることですから、
この妻は夫が浮気をしたと疑い、
咎めることに躍起なことがわかります。
それに対し夫は「してないよ」と、
平然としています。

この夢の変なところは、
死後の世界に行かれた夫と、
この世に残された妻が夢で会話をして、
浮気をした、しないと喧嘩をしていることになります。
客観的に見れば、とても変ですが、
ご本人にして見れば大問題です。

この夢の中の自分は変だとはとても思えないでしょう。
だって本当に夫に対して咎め立てをしたいのですから。
だからこの夢の自分の行動はごく当たり前のことだと信じて疑わないでしょう。

けれどやっぱりこの妻の言動は変です。
毎日毎日生前の夫の浮気を疑い、
心を疑心暗鬼で塗り固め、
夢の中ですら悔しい思いをしているのですから。

最早、夫の浮気は置いて、
これほど実りのないことに心を騒がすその無駄を、
夢は指摘しているのだとお分かりいただけるでしょうか。
ですからこの夢が伝えるメッセージは、
「こんなことにこだわるな!」というお叱りなのですが、
夢で文句を言えたこの夢主の精神力は相当に強く、
心情を善悪でカモフラージュせず、
相手に向かって糾弾できた分、
この疑心暗鬼に立ち向かってきたからこそ、
怒りのエネルギーは発散できたのでした。
つまりこの方は、
夫に対する疑心暗鬼を、
あと少しで手放せることがこの夢でわかります。

ちょっと例がわかりにくかったでしょうか。

では、もう一つ something strange の例をあげましょう。
「家の床下をゴーゴーと水が流れている」という夢です。
家の床下を川が流れていることは、まず日本ではありません。
これが「変なところ」です。
家は体と受け取れるので、
簡単には腸の不調でしょう。

この時点で自分の健康状態を鑑み、
適切な対処をすれば大事にはなりません。

これが夢の予知力と言えるでしょう。
このように健康管理に夢を役立てます。

ちなみに、体の水の管理が不行き届きなので、
日々の心情を丁寧に感じ取られていない方なのでしょう。
情動を流してしまっている、
つまり激情さえやり過ごしてしまっているのです。
その結果、腸の状態が不安定なのだと思います。

大抵の日本人は忙しくしていることを良しとします。
夢からのアドバイスを総合的に見ると、
忙しいことを肯定しません。
むしろ人生をゆっくり楽しむことを奨めます。

最後に、夢読解法の極意は夢を味わうことです。
怖いものに追いかけられたら、
怖がっている自分を知ることができます。
人生は怖いものです。
生き抜けるか心配も出てきます。
そんな時、勇気を出せれば良いけれど、
その前に人生を怖がる自分を自分で受け入れることです。
これが夢を味わうことです。

お分かりいただけたでしょうか。



posted by バンナイ at 20:24 | 夢読解法
  • (c) Kazunori Keiko Bannai All Rights Reserved
  • Home