画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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天の鳥船庵だより

2019年10月12日

4「3つの衣類を洗濯」


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11月第4週から新規の養成講座が始まります。ケース研究のためのクライアントさんを募集します。ご興味のある方は前もってオープンクラスか個人セッションにおいでください。11月9日はまだ空席があります。クライアントとしての経験はその後の人生に豊かな影響を生んでいます。

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下記の記事は、翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は4回目です。

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ひまわりイラスト・4四つ葉

【夢本体】6月24日
金たらいで洗濯物を洗っている。
洗濯物は三つある。

【夢のメッセージ】
そのまま、
からだの浄化と
感情の浄化、
そして思考パターン=反応パターンの浄化をしっかり続けなさい。

【雑感】
絵を描きながら、
よくぞ三つの洗濯物が夢に出てきたものだと、
感心するより笑ってしまいました。
生活態度も健康面も感情面も洗い出しが必要です。
反省と吟味を加えて注意深く生活するように夢でいわれています。

【今思うこと】
「金たらいで洗濯をする」ことはもう何十年もありません。

まだ小学生の頃、
両親と自分と兄弟3人の洗濯物を、
金たらいと洗濯板と固形石鹸で洗濯した思い出があります。

苦労だとは思いませんでした。
「小さいのによくできたなぁ」と自分ながら感心しています。
この私の気持ちがこの夢の伏線になっているように感じます。
その頃母の長患いに続いて、
わたしも間も無く病気をしたので、
長くはできなかったものの、
家族の衣類を洗濯できた思い出が、
自分に自信をもたせてくれました。
これからやることへの応援歌のようにこの夢を捉えたのです。

この夢を見た頃は、
もちろん洗濯機を使っています。
それが夢では金たらいでの洗濯です。
これが夢解読法の「夢の構造5つの特色」の象徴的表現になります。
「ちょっと変」が象徴的表現で「Something strange」と言います。
小学生の時の洗濯の思い出と、
これから結婚に向けて自分を整えていかなくてはならない緊張の時期が、
奇妙に重なって感動を覚える体験になっています。

浸け置き洗いを丁寧にする気分は特別です。
手を掛けた分だけ目に見えて汚れが落ちます。
この夢のメッセージは言葉にするととてもシンプルです。
その分自分で具体的な心のチェックをしていたことを思い出しました。

ふたりでよく話をしました。
朝から晩まで2、3日ぶっ続けで話をした覚えがあります。
ふたりとも時間のやりくりができる仕事だったので、
話し合うことが一番大切と、
時間を惜しまずただただ話していました。
丁度アートセラピーを受講していたので、
別々に受けた教育分析という集中ワークの話をよくしました。
ここで得たものは大きく、
何があっても相手の話を聞くこと。
これだけは未だに守られています。

しかし今から考えれば、
それでも見えない相手の課題がありました。
自分にも取り組むのに難儀なトラウマがあり、
今生の課題(カルマ)があります。
相手も同じです。
それがくせもので、
相手の課題が正確には私に見えなかったのかもしれません。

精神世界のワークは所詮非日常です。
現実界でのトラウマ・カルマの出方は想像を超えています。

とはいえ、
結婚を見据え、
膀胱炎を患った後、
身体の思いに気づけるようにと注意し、
彼への自分の感情と彼がしてくれることへの感謝を感じ、
これなら、ふたりで創造的な人生を作っていかれるだろうと思ったのでした。
この夢は結婚に向けて確認のようなはたらきをしてくれました。



posted by バンナイ at 20:21 | 夢で心と身体の健康状態を知る

2019年10月04日

3「膀胱炎の夢」

11月第4週から新規の養成講座が始まります。ケース研究のためのクライアントさんを募集します。ご興味のある方は前もってオープンクラスか個人セッションにおいでください。10月12日と11月9日はまだ空席があります。クライアントとしての経験はその後の人生に豊かな影響を生んでいます。ご興味のある方はお問い合わせください。

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この記事は、翻訳した「ドリームブック」の付録記事を再度解説しているものです。
実際のわたしの夢日記を半年に渡って解読しています。
いまは絶版なのでそれを再度みなさんにお見せしています。
全部で8回あります。今回は3回目です。


花イラスト・3ひまわり

【夢本体】6月23日
目的地に行くのに交通手段がないので、オートバイを持っている男性に乗せてくれるように頼んでいる。彼は、2階のポーチの広いところに7時にいるからと親切に言ってくれる。
わたしと一緒にいた中年女性は、それを聞くとさっさと、右手奥のトイレに駆け込んだ。わたしはぐずぐずしていてその機会を失う。彼女はこのホテルの従業員で、ベテランらしい。
わたしがうろうろトイレを探し、やっと内装中の客室のトイレを使おうとしたら、身内のものは、こっちの小さなトイレを使うようにと指し示す。そこは狭く汚れていて、使いたいとは思わない。
そんなこんなで、気がついたら7時15分。すっかり約束の時間は過ぎてしまった。あの目的地に連れて行ってくれる男性は、まだポーチにいてくれるだろうか?

【夢のメッセージ】
心配をしすぎて、からだに症状が出る程に悪化しているかもしれません。症状に出る前に、通常の手だてをしなかったので、症状が出てしまえば、専門機関に解決策を委ねるしかないでしょう。

【雑感】
この日は日曜日で、婚約者のところで目を覚ましました。目を覚ました時点で、これはもしかしたらと自覚がありました。知らない町で医者を捜すのも面倒ですが、何よりまだ少し遠慮のある彼に、「膀胱炎らしい」と伝えなくてはならないのは、気の進まないことでした。
夢ははっきり膀胱炎で手当が必要だと、伝えてきています。
絵に描いてみると、女性の身なりからも、そこが水に関係しているとわかります。この夢のおかげで覚悟を決めて、ふたりで病院に行きました。そして彼が嫌な態度を取ったり、イライラすると、そんな彼におびえて直に体調を崩す自分のパターンが見えるようになりました。そんな自分を卒業すべく、自分の怒りをそらさず、自分の感情の流れをじっくり味わい、頃合いをみて彼にわたしの思いを伝えました。
少しずつ、このレッスンに立ち向かっています。

【今思うこと】
「夢のメッセージ」として書いたものは、
かなり乱暴な結論だと反省しています。
ここで改めてどうしてこの結論に至ったかを解説してみましょう。

けれどその前に、
今読み返してもこの夢の構成が完璧だという思いに衝撃を受けています。
普通夢は場面で見ますが、その情報量はそれが一瞬だとしても膨大です。
この夢の場合人生の伴侶にと考えている相手はまだ見知らぬ人です。
そのことでこの夢が2人にとって試金石であったこともわかります。

どの夢も注意深く見れば、
Body mind & spirit のレベルでメッセージが来ていることが分かります。
この夢は特に、表面「膀胱炎になっている」という知らせなので、
身体(body)への警告です。
その原因を作った心理状態(mind)もはっきりと知らせています。
更にその奥にある霊的あり方(spirit)まで示しています。

特に、この夢のように身体に症状の自覚があり、
早急に対処しなければならない場合は、
病状を含んだ自分の全体像が見えるように、
原因となる心理状態が場面に組み込まれているのが普通です。

その理由は、
病状の原因を知らされると、
その原因を知るだけで心が軽くなり、
自分のあり方に合点が行って、
冷静に治療に取り組めるからです。
これは夢が示してくれる優しさであり恩寵です。

夢は大抵改善点を指摘して、
それに取り組むようにととても厳しく迫ってきますが、
その土台にある気遣いはこのようなものです。

では、具体的な解説を始めましょう。

夢本体:〔目的地に行くのに交通手段がないので、
オートバイを持っている男性に乗せてくれるように頼んでいる。
彼は、2階のポーチの広いところに7時にいるからと親切に言ってくれる。〕

解説:目的地はこの場合、症状が自覚されているので、病院となります。
日頃の生活圏でないところで病院を探すのは心許ないことです。
知り合った頃彼はオートバイに乗っていました。
よく2人でツーリングに出かけたものです。
しかし夢では彼を「オートバイを持っている男性」として、
知己だとしてもそれほど親しくない人として登場させています。
その人に「頼む」というのが、
わたしとしては不思議に積極的です。
これがキーポイントなのでしょう。
実際勇気を振り絞って「病院に行きたい」と言ったのですから。
彼は黙って病院についてきてくれました。
内心はどうだったでしょう。

この数ヶ月後ぐらいに、
「2人で宝探しをする夢」を見ているので、
恋愛の道筋は丁寧にプロセスを踏んで、
人生の伴侶としてふさわしいかを吟味していくことなのだと改めて感心しています。

夢は性をとても大切にします。
ですから恋愛のあり方については、
厳しくも優しい配慮をしてくれるのが夢です。

夢本体:〔わたしと一緒にいた中年女性は、
それを聞くとさっさと、右手奥のトイレに駆け込んだ。
わたしはぐずぐずしていてその機会を失う。〕

解説:夢では時間的には前後していますが、
トイレに行くのにぐずぐずしていたから膀胱炎になったのです。

夢本体:〔彼女はこのホテルの従業員で、ベテランらしい。
わたしがうろうろトイレを探し、
やっと内装中の客室のトイレを使おうとしたら、
身内のものは、こっちの小さなトイレを使うようにと指し示す。
そこは狭く汚れていて、使いたいとは思わない。]

解説:ホテルのベテラン従業員は、私のシャドーのようです。
このふてぶてしいまでの自分の必要を通す中年女性がわたしだったら、
膀胱炎にはならなかったでしょう。
「2人で宝探しをする夢」では元気な黒人の中年女性が宝探しのやり方を教えてくれます。
この女性もわたしのシャドーです。
生きるにはこのくらいの度胸も必要だと夢が教えてくれているようです。

夢本体:「そんなこんなで、気がついたら7時15分。
すっかり約束の時間は過ぎてしまった。
あの目的地に連れて行ってくれる男性は、
まだポーチにいてくれるだろうか?〕

解説:彼に病院に行きたいと言って、
連れていってもらいました。
だから彼はポーチで待っていてくれたのです。
朝の7時に待ち合わせをしています。
朝の7時は、この人生を1日に見立てたら、
人生の本格始動の直前でしょうか。
人生が始まったところでしょうか。
彼は少なくとも15分以上待ってくれました。
彼が待ってくれた時間はどんな意味があるのか考えてみました。
こうだったらうれしいという答えは、
この結婚で私の人生がはじまったと考えることです。

わたしは結婚を二度しています。
最初の結婚は自分にとってどういうものか、
まだ良く分かりませんが、
少なくとも現在の夫との生活は7時15分過ぎにはじまったようです。
つまりここからが本格人生のはじまり。
15分以上の空きはありますが。

結婚生活は魂磨き。
相手が自分の最高の理解者でいるところから結婚は始まります。
しかしすぐに結婚生活は、その理解者が最悪の非理解者になります。

ここに来て初めて結婚生活が魂磨きになります。
ベースは最高の理解者で始まっているので、この関係は厄介です。



posted by バンナイ at 20:06 | 夢で心と身体の健康状態を知る

2017年07月08日

畳の異常

畳の異常絵.JPG

オープンクラス8月12日、9月9日残席あります。
お早めにお申し込みください。

もう何年も前のことですが、
畳を引っぺがしたら、
下は腐っているという夢を見ました。

自分の体調を考え、
これは大腸の中の食べたものが腐敗しているのだと受け取りました。
常に下痢気味だったので、
下痢をしている上に洗腸をするのは、
気合の要ることでしたが、
やってみるとスッキリと気持ち良く、
夢の正確さに改めて感心したものです。

便は出ていれば良いのではなく、
発酵が適切に行われての結果であることが必要です。

先日話し合われた夢に畳が登場。
私も体験があるので、
すぐに大腸の状況を伝える夢だと当たりをつけることができました。

夢はこうです。
【夜、居間にいる。
隣が風呂場で、
娘が風呂に入っている水音が聞こえる。
そのうち水音は濁流の様な音になって、
畳の一部がみるみる膨れ上がる。
これは風呂場の水の音ではなく、
下を水が流れていて、
その勢いが増していると思い、
畳を必死で手で押さえる。
音がすごい。
怖くなる。】

大腸は、小腸で消化吸収された後の飲食物から、
更に水分を吸収する働きがあります。
まさにこの夢の水の流れのように、
大腸壁から水分が吸収されていくようです。

その大腸を表す畳の一部が膨れ上がってくるのは、
腸内腐敗が進んでいることを想像させます。
腸内腐敗が起こると、
腸の働きが悪く、
滞留便が腸内に溜まり、
腸内に有毒な物質やガスが発生しやすくなります。
この腸内腐敗の知らせが畳の下の濁流と、
腸内腐敗で起きるガスの発生(畳の盛り上がり)でしょう。

夢は真理からくるので、
常に夢が表す場面は科学的にできています。

便秘にしてもガスの発生も、
治療法としては、
ケイシーが推奨する洗腸が最も安全と思います。
もちろん動きの悪くなった腸を適切に動かすには、
ひまし油湿布を前もって施す方がもっと適切です。
下痢も腸の働きが鈍って起こることですから、
対処は同じになります。


posted by バンナイ at 10:24 | Comment(0) | 夢で心と身体の健康状態を知る

2015年08月18日

夢が伝える健康管理

04.JPG

暑さが峠を越したようですが、
体調が気になるころです。
今回は「夢が伝える健康管理」をお話しします。
このテーマでは何回かお話ししていますので、
繰り返しになるところもあると思いますが。

夢の場面を心構えや行動や態度への忠告だけと受け取らないで、
健康状態への貴重な知らせと受け取った方が良いことがあります。
病気の前触れをいっているのではありませんが、
夢の指摘に取り組むなら改善が早いのです。
その代わり、取り組まなければ、
そのつけはいつか払うことになります。

繰り返すと、
夢で知らされること、
夢が扱うことは心理面だけではありません。
心構えだけが夢の範疇だというのは誤解です。
言ってみれば、
「わたし」という存在の構成要素のBody Mind Spirit の三層に関して、
夢は改善点を知らせてきます。
Mind と Spirit は、
アストラル体、エーテル体、メンタル体と呼ばれているのと一緒です。
これを逆にいえば、
人生への取り組みを無視してやり過ごしたり、
ペンディングにしてきたことは、
心がそうしたと決定しても、
肉体レベルで、肉体の細胞が、
そのやり切れなさや怠惰を引き受け仕舞い込んだのです。
その仕舞い込んだものが反撃に出て、
これ以上は引き受けられないとなる直前、
夢がその事実を、
いままでよりは分かり易く知らせてきます。
それが健康管理に関する夢です。
そこで症状として表れてしまったものは、
エネルギー本来の使われ方をしてこなかったので、
気付きと休息を求めた結果ということになります。

という訳で、
例えば、夢が便秘なのでなんとかしなさいとシグナルを送ってきても、
実際その不都合を自覚したり、
我慢できない程の症状でなかったり、
健康診断でも数値がでないということは多々あります。
それが夢を重要視できない要因にもなりますが、
先の説明のように、大事にならないうちにと夢が知らせてくるので、
夢がサインを送ってくる間に改善に着手すると良いでしょう。

では、健康状態、
平たくいえばからだの状態を夢のどこから知るのかと言うと、
実はあまりに象徴分野が多くて、
カテゴリー別にお話しできるようにはなっていません。
しかし取り敢えず「家」と「風景」(特に海)は注意にあたいします。
そこで取り敢えず今までわたしが知り得た夢の中から、
健康への注意が読み取れる象徴をアトランダムにお話ししましょう。

いつも健康に関してお伝えするとき真っ先に取り上げるのが「水」です。
「水」は文字通り水です。
しかしこれは最も大切な健康への配慮です。
夢の知らせは水を大切にするように、
きれいな水を絶えず飲み続けるようにと言います。
それを象徴する夢とは、
夢の中に出てきた水の形を見るのが一番でしょう。
例えば、夢で土砂降りの中を歩いていたら、
取り敢えず水を飲んで下さい。
激した感情を沈める効果は絶大です。
「浴びる程飲め」といっていると受け取って下さい。

「水」は水とは限らない。
そんな風に思っているひとは多いようで、
「水の飲み過ぎ」を亡き父親に注意されるという夢がありました。
この方に取って水割りは水なのでしょう。
しかしからだのいう真実は、
似ても似つかない水もどきのアルコールなのです。
アルコール摂取への注意は、
この方の感情面から霊性・生きる態度にまで影響しているから、
控えるようにと亡き父の口を借りて諭しています。

白血球の滞りが、
交差点で渋滞している白の乗用車の列で表されたり、
卵巣の不具合を、
二個の池の状態で知らされたり、
ふたつの湖から同じように流れ下る川で、
腎臓から膀胱への機能に注意を促したり、
夢の中の風景が解剖学的に正確を期して、
症状になりうるところを表現していたりします。

あるいは良く知った街の構造を借りて、
外食への誘惑を戒めている夢もあります。
下り坂の先には魅惑的な中華街があります。
健康で食べ盛りの娘が前をどんどん行きます。
「待って!」と言いながら、
追いかけるのですがそこは下り坂。
夢主の母親はいま坂の上で、
母と娘はブルーベリーを食べながら歩いています。
こういう夢を見るとき、
ブルーベリーは旬です。
いま夢主に取って中華料理はからだに負担が大きいのです。
そのメッセージがひとつ。
そしてもうひとつがふたりともブルーベリーを食べること。
このことは目に問題がある以上の知らせがあると、
夢の専門家は考えます。
旬の間は食べ続けましょう。

健康管理の夢をひとくくりにするのがいかにむずかしいか、
お分かりいただけたでしょうか。
これからは実りの秋に向かいます。
疲れの取り除き方を心掛け、
夢のシグナルとからだのサインを読み取って下さい。

posted by バンナイ at 09:45 | Comment(0) | 夢で心と身体の健康状態を知る
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