
昨日は天の鳥船庵夢療法家養成講座第14期の初日でした。
クローズクラスを短い人でも1年以上勉強し、
自己探求の長い年月を経て、
これまでの勉強の成果を他人の胸を借り、
奉仕の道を開拓していくその端緒についた受講生の皆さん。
セッションを終える前に初日の感想を伺ったところ、
「場違いなところに来てしまったと思いました」とのこと。
自己探求は時にやり切れなさを覚えるものです。
全ての原因は自分にあるのだと納得していく作業だからです。
過去の実際の場面を思い描き、
そこの自分を体験し直し、
感情を正直に浮かび上がらせると、
見たくない、感じたくない自分の心情が不意に見えて、
誰も何も言わないのに、
自分自身でおののくのです。
だから自己探求の年月はそれはそれなりにハードではありますが、
養成講座の初日のワークは、
擬似面談を体験しただけで、
クローズクラスでは気付けなかった、
自分の態度や姿勢に気づくことになります。
クローズクラスでやったこと、体験したことは、
まるでおままごとやお遊びだったと思えるくらい、
養成講座の初日は、
さらに深く等身大の自分と向き合うことになったのです。
これはこれまでの感覚とは違って、
純粋に力に変わっていました。
場違いとは思ったけれど、
それを払拭できるパワーを擬似面談を終えて、
受講生たちは体験できたようです。
夢療法家を養成する講座なので、
実際に面談をやってみるのです。
感じ切ってしまえば、
意識の光を当ててしまえば、
受容できた分だけ心は軽くなります。
心が軽くなるとそれが実践のパワーになってくれます。
今回の養成講座では、
講師見習い3人とスーパーバイザーが、
4人の受講生を世話できる態勢が整いました。
昨日の擬似面談の組み合わせでは、
またも面白いことに、
それぞれの夢がダイアドで同じテーマでした。
「母と娘」
「好きを仕事に」
「権威」
「自己表現を考える」
全体としては、変化の直前。
「明けない夜はない」とでもいうような。
これは醍醐味です。