画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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天の鳥船庵だより

2022年07月18日

「仏壇」の意味



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(稲村ヶ崎の黒い砂は少なくなり岩肌だらけでもまだ歩けます)

9月10日のオープンクラスに空席あります。


「仏壇」の意味

先日「どうして辞書には『仏壇』がないのですか?」と言う質問を受けました。
拙著「夢は神様からの最高のシグナル」(コスモトゥーワン)に「仏壇」はありません。
講座の中ではたまに「仏壇」が出ることがあって、
その都度話し合ってきました。
日本の生活様式や文化には「仏壇」は付き物です。
けれど辞書に載せるほどの頻度でもなく、
それほどの重要性もないと思ってきました。
しかしここにきていまだから考えなくてはいけない重要性が見えてきました。
そのことをお話ししましょう。

さて、ここでは「仏壇」に込める意味を、
心理学的夢解釈というよりも、
魂が異次元同士で、
どのように作用しあっているかを基本にお話しします。
それも今の地球の状態と合わせて意味づけしてみましょう。

現世的に「仏壇」は、
この世からあの世に帰った身近な方々の魂を祀るところです。
ですから夢に登場する「仏壇」はこれまで、
あの世に帰られた魂との交流つまり異次元通信が可能だという証明でした。
あちらの世界に帰られたけれど、
こちらの夢主に何らか伝えたいことがあると、
亡くなった方が夢に現れ大事な内容を知らせてくれたりしました。
又夢主がいつまでもあの世に帰られたことを嘆き悲しみ、
自分の人生を始められない場合は、
それを戒めるように、
「仏壇」の不具合の場面を見せて反省を促してきます。


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(後から入れた白い砂と本来の砂が混ざっています)


そしていまこの地球の変化に伴い、
亡くなった先祖の思いを夢に乗せて、
わたしたちに「仏壇」の夢を見せているようです。
いま地球はアセンションの真只中です。
私たちはこの3次元の世界から5次元の世界に移行中です。
これが4次元に移行した先祖の魂の居場所を難しくしています。
4次元は輪廻転生のために設けられた次元です。
その4次元世界が無くなっていくのです。
そこで先祖は霊としての存在場所の薄くなっているのを察知して、
「仏壇」を夢見てもらうことで、
彼らの願いを伝えてきます。
どのようかというと、
彼らが生前為しえなかったことや、
充分にこの世を謳歌できなかったことを、
夢主が代りに体験してほしいということです。
これは先祖が今生きている夢主に寄りかかるという意味ではありません。
むしろ共同作業のようなものです。
先祖も守護霊として夢主を守護し、
夢主の喜びを先祖も自分の喜びの体験としたいのです。
その結果共に5次元への移行が叶えられます。
そんな思いを夢の「仏壇」が示唆しています。
そこで大抵は「仏壇」を掃除する夢や、
また仏壇の中の何かがおかしい夢が多いです。

今地球ガイアは5次元への移行をタフに行なっています。
そのダイナミズムは時に自然現象として、
気象変化や地震や津波となって表われています。
ガイアもまた次元上昇に挑戦中なのです。
そのガイアを讃えてほしいという願いと祈りが、
「仏壇」になっている可能性があります。
人類を生み出し、育み、
地球を霊性の修行場と提供してくれているガイアに、
私たちの祖先は尊敬の念を抱いているのです。
4次元はガイアが3次元としての存在だったから存在したのです。
ガイアは5次元への移行をわたしたちと共に無事に完了したいと願っています。
それが夢の「仏壇」の意味だとわたしは捉えています。


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posted by バンナイ at 10:06 | 単語解説

2017年01月01日

大事や危険を知らせる犬

大事や危険を知らせる犬1.JPG
(三浦半島を昇る初日)

大事や危険を知らせる犬2.JPG
(初日の出に映える富士山)

大事や危険を知らせる犬3.JPG
(熊野神社の餅つき)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年は事例集を記事にしていきたいと考えていますが、
今回は辞書に載せなかった「犬」の意味について考えてみます。

先日扱った夢に犬が登場しました。
犬はたいてい「かわいがって」と「食べ物ちょうだい」を、
ワンワンキャンキャンで伝えてきますが、
今回のはそんな本能的欲求とは違って、
別の心の側面や使える心の機能を表しているように思いました。

犬を飼われている方はお気づきのように、
動物は常でないこと、
尋常ではないこと、
危険を察知する能力に優れていて、
それを飼い主に知らせようとします。

そんな大事を知らせるための犬として、
夢に登場したのでしょう。
夢主さんは感情的に辛い目にあって、
なんとかこの感情のうねりをやり過ごしたい、
この体験を経験の宝にしたいと願っても、
そうできないと思っていたようです。
そこで夢は、
洪水の前に立ちはだかる犬を夢に見せて、
「大丈夫。大事は無いよ」と伝えてきました。

夢の犬や動物は、大事に立ち向える心の健康を伝えているようです。


posted by バンナイ at 18:02 | Comment(0) | 単語解説

2015年06月17日

単語解説・【アーチ】と【トンネル】

テンプルビューティフルの光田菜央子さんが【飛行機】について、
ご自身の体験をブログに載せてくれました
これは前回の「夢は神さまからの最高のシグナル」の続きです。

これで夢は自分の(魂が)行きたい方向への
ハンドル操作に役立つことがお分かりでしょう。

更にいえば、いまを軸にして、
過去の夢が現在に意味を持ち、
未来と過去さえ癒してくれます。
これについてはまたの機会に。

今回は【アーチ】と【トンネル】を比較しながら、
ふたつの単語の意味するところを見ていきましょう。
【アーチ】と言われて何を想像しますか。
「バラの蔓をからませた弓なりの門」を「バラのアーチ」といいます。
加えて「薔薇のトンネル」とか「萩のトンネル」という表現は良く耳にします。
【アーチ】は道の門。
【トンネル】は道が管のなかを通るところ。
花のトンネルは、
光さえ遮る程に頭上を花が覆い尽くす道という意味でしょうか。

【トンネル】を、
小学生の女の子の夢を例に説明しましょう。
とても美しい夢です。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ももが学校に行くとき、
ママが見送ってくれる。
家のまえのママのすがたが見えなくなるころ、
トンネルがある。
学校へはこのトンネルを通らなくちゃ行けない。
トンネルはすご〜〜〜く、なが〜〜〜い。
中はまっ暗で向こうに小さく小さく光が見える。
だからトンネルの中を通るときは、
一生懸命まえを見てわき目もふらず走る。
こわいけど学校へ行かなきゃ。
学校はいろいろなことを教えてくれる。

学校からの帰り道はもっとこわい。
トンネルのなかには魔女のおばあさんがいる。
ももを見ると黒いマントをヒラヒラさせて追いかけてくる。

今日も魔女がいた。
「おまえはだれだ〜っ
なにものだ〜〜〜ぁ
返事が聞こえん
おまえはゴミか〜っ
ゴミはそうじきですいとってしまうぞ〜っ!
ゴミはそうじきですいとるぞ〜っ!
魔女の掃除機はキョウリョクだ〜ぁ!
魔女の掃除機はキョウリョクだ〜ぁ!

魔女はゴーゴー音がする掃除機を持って、
ももを追いかけてくる。
逃げても逃げても追いかけてくる。
逃げても逃げても魔女は直ぐうしろにいる。

とうとうももの髪の毛が掃除機に引っぱられ足がまえに出ない。

そのときおもったの。
そうよ!
こんなにこわいことはない?!
これ以上こわいことはない!
だったら本当のことを言う。
「わたしはゴミではありませ〜ん。
わたしはゴミではありませ〜〜〜ん。
わたしはごみではありませ〜〜〜〜〜ん。」

おおきな声がもものからだいっぱいひびいた。
なんどもなんどもからだにひびいた。

「わたしはごみではありませ〜〜〜〜ん。
わたしはごみではありませ〜〜〜〜ん。」

気がついたら、
トンネルのなかはと〜ってもしずか。
魔女の声もしない。
魔女のおばあさんはどこにもいない。
魔女のそうじきもない。

「ママ〜っ、
ママ〜っ」
走ったよ。
おうちまで力いっぱい走った。

「ももはね。
ママの子。
トンネルの魔女をやっつけたよ。
ももは魔女をやっつけた!」

でも、ママにはいわない。
魔女にゴミっていわれたこと。
わたしはつよい。
「わたしはごみではありませ〜〜〜〜ん。
わたしはももです。」と、
いえたんだもの。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ももちゃんはこの夢を見たとき、
家族のことで学校仲間にいじめられていました。
学校に行くのは気が重かったでしょう。
そこで夢は家と学校の間にトンネルを造ります。
トンネルは異次元や知らない世界への道です。
理解できない同級生がいる学校がトンネルの向こうにあるという訳です。
だから統合に向けてチャレンジが必要なところがトンネルです。
ももちゃんはこの夢で挑戦したのでした。
この夢で彼女は強くなりました。
言われっぱなしではなく自分を主張できたからです。
この夢の後、ももちゃんは学校でいじめられなくなったそうです。

夢の中のももちゃんが発した気が、
現実の彼女のオーラを輝かせてくれたからです。
これが夢の治癒力です。
【トンネル】の意味を如実に表している夢と思います。

【アーチ】は門なのでこっち側と向こう側では世界が違うように、
アーチをくぐればそこは別世界となります。
トンネルのように視界を遮られる瞬間はありません。
ここがミソ。
従って恐怖はありません。
美しい景色を楽しんでいれば、
(景色を美しいと楽しんでいれば)
別世界へ行けると言うメタファーです。
天国へはひとっ飛び。

ある妻の夢に、
それは【アーチ】だろうか、
【トンネル】だろうかというのがありました。
「子供の頃に住んでいた家の近くを夫と歩いている。
山の上に登る階段があり、そこをふたりで昇る。
階段には茶色のドームがかかり、
茶色の木製の板が(暗くならない程度に)ドーンと張られている。」

階段にドームがかかっているというのです。
【トンネル】なら光は射さないけれど、
所々で晴れた空が隙間から見えるようです。
夫婦ふたりで階段を昇っているのだし、
お天気は快晴。
この妻の心情が、
【トンネル】だか【アーチ】だか決めかねている、
というところに表れています。

【アーチ】をくぐっていると選択すれば楽観的でいられます。
結婚生活ですったもんだはいろいろあっても、
自分たちは学びの得られる組み合わせと受け取るのはどうでしょう。


posted by バンナイ at 16:27 | Comment(0) | 単語解説

2015年06月08日

単語解説・【飛行機】

エドガー・ケイシー関連商品をあつかっている
テンプルビューティフルの光田菜央子店長が
「夢は神さまからの最高のシグナル」と題して
新刊本を紹介してくれました

この中にAさんのくだりがあります。
この本が上梓できたのは、
このAさんが関わってくれたからです。
そこでAさんについて少しお話ししましょう。
彼女は5年程前に夢の勉強に来てくれました。
彼女の姿勢は見事でした。
彼女は自分の夢の指摘を冷静に考え、
それを肚に落として、
臆すること無く夢が伝えることを実行に移すことができました。
真に夢の大切さを分かっているからです。
だから彼女の人生の動きはとても速く適切でした。
しかし早すぎるとも思える程なので、
敢えて少し休みましょうと声を掛け、
去年は再び特待生として戻ってもらいました。
彼女は現在フリーライターです。
その関係で出版社コスモ21に話をつけてくれました。
彼女は1年間、この本の編集に関わりながら、
受講生としても夢の勉強をし、
人生そのものを大きく動かしていきました。
どのようの経過だったかは、
彼女自身が場を見つけてお話し下さるでしょうか。
(ここでは敢えて実名を控えておきましょう)
彼女の実行力と仕事の緻密な仕上げ方は、
「夢は神さまからの最高のシグナル」のエッセンスになっています。

光田菜央子店長のブログに戻ると、
彼女は夢とどう付合ってきたかも述べています。
この中で光田菜央子さんは、
ご自分の飛行機の夢も披露してくれています。
【飛行機】は彼女に大きな気付きをもたらしています。
それでこれを機会にその【飛行機】について単語の解説をしていきましょう。

辞典では字数に制限があり、
かなり凝縮した形にしてあります。
そこで書ききれなかった
「単語解説」をこれからはここでシリーズにしていくつもりです。
では、解説に入ります。

  飛行機    飛行機    飛行機

【飛行機】

飛行機に関連した夢を見る人には特徴があります。
場面はどうあれ、自分に課す条件が重いのです。
例えば、飛行機に乗ったり、
飛行機を見ていたり、
飛行機の切符を持っていたり、
飛行機を操縦(免許も無いのに!)していたり、
あろう事か!自分自身が飛行機だったり、
飛行機が爆発するところに遭遇したり、
凍った湖に着陸したり、
空港内でうろうろしていたり、
年端もいかない子供がひとり飛行機に乗って世界旅行に出かけるなどなど。
場面はさまざまでも共通して自分への期待がこの世的です。

一言で言えば、この世の規範に忠実な人。
どんな規範かと言えば、この世の成功を重んじる人。
働くことを厭わず働くことが好きだったり使命とさえ思っている人。
ときに働くことで自己証明をしている人。
極端に言えば物質主義的価値観に傾き過ぎた時に飛行機の夢を見ます。
大雑把にいえばワーカホリックや良家の子女が見ます。
従って起業家や事業家は大抵この種の夢を見ています。
要は自分に過剰な条件を課している現状を夢が知らせてくるのです。
(飛行機の夢の意図は、
そのやり方よりもっと霊性を重んじたやり方に変えれば、
成功は早いだろうということも含まれます。念のため。)
この世で経済を考えないで事業はできません。
仕事への熱意や責任感が大きくて、
主軸を経済やこの世の規範に置き過ぎてしまうので、
その修整のために飛行機に関する夢をみます。

良家の子女がこの種の夢を見る場合も同じです。
受験生も婚活中の男女も飛行機の夢を見ます。
霊性より条件を重視し過ぎて夢から注意を受けているのです。

という訳で、飛行機に関する夢に接すると悲哀を感じます。
夢主さんの一生懸命は良くわかる。
けれど行き過ぎ。
飛行機が大量の荷物や人を一遍に最短距離で運んでくれるように、
自分がそれをできたら良いと無理な願いが心の中にあるからです。
熱意は分かるけれど、
これでは霊性は育たない。
だから「飛行機は霊性とは関係ない」と辞典には載せています。
この位の表現をしておかないと分かってもらいにくいのです。

そして近年増々飛行機の夢が多くなりました。
日本の経済活動が行き詰まっている証拠だとわたしは感じています。
経済活動つまり仕事が霊性発達の一助に成っていないのでしょう。
自分に我慢を強い、忍従だけの仕事生活。
人は1日の3分の1を休息に、
3分の1を楽しみに、
そして残り3分の1を仕事で過ごすのが霊性のためにはぎりぎりです。
それを現状は睡眠時間を削り、
仕事優先で真夜中まで仕事をしているようです。
人間の身体は恐ろしい程忍耐が可能です。
しかし遊び心や揺らぎや余裕のない心情からは、
霊性発達の創造性は生まれません。
挙げ句の果てに身体はいつか反撃に出ます。
そこを考えて欲しいと願っています。

もうそろそろ奴隷列車に乗り続けるのは止めにしませんか。

夢は極めて優しい気遣いを示しています。
いまなら自分の人生の来し方行く末を眺めやれる。
歩を止め、自分の魂の願いとずれているその自分の姿を直視しましょう。
それで軌道修正と行きましょう。
いまのあなたならそれが分かる。
(と夢はいいます)

という訳で、
光田菜央子さんはご自分の夢をその視点で見ることができたのだと思います。

しかし飛行機を夢に見る人は、
いままでがいままでなので、
方向転換には恐怖を覚えるかもしれません。
信念信条を180度転換しなくては行けないと、
強迫観念に駆られる心境に成るかもしれません。
あなたの自意識はとても強固ですから。

そんなときはそのまま行動を起こさず、
自分の身体と感情に注意を向けましょう。
そして夢がいうことが自分に当てはまることを、
自分の感情と身体から教えてもらいましょう。

あなたの感情と身体は、
あなたのタイミングで教えてくれるでしょう。
軌道修正しても危険はないときを。
その時を見過ごさないて下さいね。


posted by バンナイ at 12:16 | Comment(0) | 単語解説
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