[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2015年1月〜2023年2月 ]

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2022年07月18日

「仏壇」の意味



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(稲村ヶ崎の黒い砂は少なくなり岩肌だらけでもまだ歩けます)

9月10日のオープンクラスに空席あります。


「仏壇」の意味

先日「どうして辞書には『仏壇』がないのですか?」と言う質問を受けました。
拙著「夢は神様からの最高のシグナル」(コスモトゥーワン)に「仏壇」はありません。
講座の中ではたまに「仏壇」が出ることがあって、
その都度話し合ってきました。
日本の生活様式や文化には「仏壇」は付き物です。
けれど辞書に載せるほどの頻度でもなく、
それほどの重要性もないと思ってきました。
しかしここにきていまだから考えなくてはいけない重要性が見えてきました。
そのことをお話ししましょう。

さて、ここでは「仏壇」に込める意味を、
心理学的夢解釈というよりも、
魂が異次元同士で、
どのように作用しあっているかを基本にお話しします。
それも今の地球の状態と合わせて意味づけしてみましょう。

現世的に「仏壇」は、
この世からあの世に帰った身近な方々の魂を祀るところです。
ですから夢に登場する「仏壇」はこれまで、
あの世に帰られた魂との交流つまり異次元通信が可能だという証明でした。
あちらの世界に帰られたけれど、
こちらの夢主に何らか伝えたいことがあると、
亡くなった方が夢に現れ大事な内容を知らせてくれたりしました。
又夢主がいつまでもあの世に帰られたことを嘆き悲しみ、
自分の人生を始められない場合は、
それを戒めるように、
「仏壇」の不具合の場面を見せて反省を促してきます。


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(後から入れた白い砂と本来の砂が混ざっています)


そしていまこの地球の変化に伴い、
亡くなった先祖の思いを夢に乗せて、
わたしたちに「仏壇」の夢を見せているようです。
いま地球はアセンションの真只中です。
私たちはこの3次元の世界から5次元の世界に移行中です。
これが4次元に移行した先祖の魂の居場所を難しくしています。
4次元は輪廻転生のために設けられた次元です。
その4次元世界が無くなっていくのです。
そこで先祖は霊としての存在場所の薄くなっているのを察知して、
「仏壇」を夢見てもらうことで、
彼らの願いを伝えてきます。
どのようかというと、
彼らが生前為しえなかったことや、
充分にこの世を謳歌できなかったことを、
夢主が代りに体験してほしいということです。
これは先祖が今生きている夢主に寄りかかるという意味ではありません。
むしろ共同作業のようなものです。
先祖も守護霊として夢主を守護し、
夢主の喜びを先祖も自分の喜びの体験としたいのです。
その結果共に5次元への移行が叶えられます。
そんな思いを夢の「仏壇」が示唆しています。
そこで大抵は「仏壇」を掃除する夢や、
また仏壇の中の何かがおかしい夢が多いです。

今地球ガイアは5次元への移行をタフに行なっています。
そのダイナミズムは時に自然現象として、
気象変化や地震や津波となって表われています。
ガイアもまた次元上昇に挑戦中なのです。
そのガイアを讃えてほしいという願いと祈りが、
「仏壇」になっている可能性があります。
人類を生み出し、育み、
地球を霊性の修行場と提供してくれているガイアに、
私たちの祖先は尊敬の念を抱いているのです。
4次元はガイアが3次元としての存在だったから存在したのです。
ガイアは5次元への移行をわたしたちと共に無事に完了したいと願っています。
それが夢の「仏壇」の意味だとわたしは捉えています。


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posted by 天の鳥船庵 at 10:06 | 単語解説

2017年01月01日

大事や危険を知らせる犬

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(三浦半島を昇る初日)

大事や危険を知らせる犬2.JPG
(初日の出に映える富士山)

大事や危険を知らせる犬3.JPG
(熊野神社の餅つき)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年は事例集を記事にしていきたいと考えていますが、
今回は辞書に載せなかった「犬」の意味について考えてみます。

先日扱った夢に犬が登場しました。
犬はたいてい「かわいがって」と「食べ物ちょうだい」を、
ワンワンキャンキャンで伝えてきますが、
今回のはそんな本能的欲求とは違って、
別の心の側面や使える心の機能を表しているように思いました。

犬を飼われている方はお気づきのように、
動物は常でないこと、
尋常ではないこと、
危険を察知する能力に優れていて、
それを飼い主に知らせようとします。

そんな大事を知らせるための犬として、
夢に登場したのでしょう。
夢主さんは感情的に辛い目にあって、
なんとかこの感情のうねりをやり過ごしたい、
この体験を経験の宝にしたいと願っても、
そうできないと思っていたようです。
そこで夢は、
洪水の前に立ちはだかる犬を夢に見せて、
「大丈夫。大事は無いよ」と伝えてきました。

夢の犬や動物は、大事に立ち向える心の健康を伝えているようです。


posted by 天の鳥船庵 at 18:02 | Comment(0) | 単語解説

2015年06月17日

単語解説・【アーチ】と【トンネル】

テンプルビューティフルの光田菜央子さんが【飛行機】について、
ご自身の体験をブログに載せてくれました
これは前回の「夢は神さまからの最高のシグナル」の続きです。

これで夢は自分の(魂が)行きたい方向への
ハンドル操作に役立つことがお分かりでしょう。

更にいえば、いまを軸にして、
過去の夢が現在に意味を持ち、
未来と過去さえ癒してくれます。
これについてはまたの機会に。

今回は【アーチ】と【トンネル】を比較しながら、
ふたつの単語の意味するところを見ていきましょう。
【アーチ】と言われて何を想像しますか。
「バラの蔓をからませた弓なりの門」を「バラのアーチ」といいます。
加えて「薔薇のトンネル」とか「萩のトンネル」という表現は良く耳にします。
【アーチ】は道の門。
【トンネル】は道が管のなかを通るところ。
花のトンネルは、
光さえ遮る程に頭上を花が覆い尽くす道という意味でしょうか。

【トンネル】を、
小学生の女の子の夢を例に説明しましょう。
とても美しい夢です。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ももが学校に行くとき、
ママが見送ってくれる。
家のまえのママのすがたが見えなくなるころ、
トンネルがある。
学校へはこのトンネルを通らなくちゃ行けない。
トンネルはすご〜〜〜く、なが〜〜〜い。
中はまっ暗で向こうに小さく小さく光が見える。
だからトンネルの中を通るときは、
一生懸命まえを見てわき目もふらず走る。
こわいけど学校へ行かなきゃ。
学校はいろいろなことを教えてくれる。

学校からの帰り道はもっとこわい。
トンネルのなかには魔女のおばあさんがいる。
ももを見ると黒いマントをヒラヒラさせて追いかけてくる。

今日も魔女がいた。
「おまえはだれだ〜っ
なにものだ〜〜〜ぁ
返事が聞こえん
おまえはゴミか〜っ
ゴミはそうじきですいとってしまうぞ〜っ!
ゴミはそうじきですいとるぞ〜っ!
魔女の掃除機はキョウリョクだ〜ぁ!
魔女の掃除機はキョウリョクだ〜ぁ!

魔女はゴーゴー音がする掃除機を持って、
ももを追いかけてくる。
逃げても逃げても追いかけてくる。
逃げても逃げても魔女は直ぐうしろにいる。

とうとうももの髪の毛が掃除機に引っぱられ足がまえに出ない。

そのときおもったの。
そうよ!
こんなにこわいことはない?!
これ以上こわいことはない!
だったら本当のことを言う。
「わたしはゴミではありませ〜ん。
わたしはゴミではありませ〜〜〜ん。
わたしはごみではありませ〜〜〜〜〜ん。」

おおきな声がもものからだいっぱいひびいた。
なんどもなんどもからだにひびいた。

「わたしはごみではありませ〜〜〜〜ん。
わたしはごみではありませ〜〜〜〜ん。」

気がついたら、
トンネルのなかはと〜ってもしずか。
魔女の声もしない。
魔女のおばあさんはどこにもいない。
魔女のそうじきもない。

「ママ〜っ、
ママ〜っ」
走ったよ。
おうちまで力いっぱい走った。

「ももはね。
ママの子。
トンネルの魔女をやっつけたよ。
ももは魔女をやっつけた!」

でも、ママにはいわない。
魔女にゴミっていわれたこと。
わたしはつよい。
「わたしはごみではありませ〜〜〜〜ん。
わたしはももです。」と、
いえたんだもの。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ももちゃんはこの夢を見たとき、
家族のことで学校仲間にいじめられていました。
学校に行くのは気が重かったでしょう。
そこで夢は家と学校の間にトンネルを造ります。
トンネルは異次元や知らない世界への道です。
理解できない同級生がいる学校がトンネルの向こうにあるという訳です。
だから統合に向けてチャレンジが必要なところがトンネルです。
ももちゃんはこの夢で挑戦したのでした。
この夢で彼女は強くなりました。
言われっぱなしではなく自分を主張できたからです。
この夢の後、ももちゃんは学校でいじめられなくなったそうです。

夢の中のももちゃんが発した気が、
現実の彼女のオーラを輝かせてくれたからです。
これが夢の治癒力です。
【トンネル】の意味を如実に表している夢と思います。

【アーチ】は門なのでこっち側と向こう側では世界が違うように、
アーチをくぐればそこは別世界となります。
トンネルのように視界を遮られる瞬間はありません。
ここがミソ。
従って恐怖はありません。
美しい景色を楽しんでいれば、
(景色を美しいと楽しんでいれば)
別世界へ行けると言うメタファーです。
天国へはひとっ飛び。

ある妻の夢に、
それは【アーチ】だろうか、
【トンネル】だろうかというのがありました。
「子供の頃に住んでいた家の近くを夫と歩いている。
山の上に登る階段があり、そこをふたりで昇る。
階段には茶色のドームがかかり、
茶色の木製の板が(暗くならない程度に)ドーンと張られている。」

階段にドームがかかっているというのです。
【トンネル】なら光は射さないけれど、
所々で晴れた空が隙間から見えるようです。
夫婦ふたりで階段を昇っているのだし、
お天気は快晴。
この妻の心情が、
【トンネル】だか【アーチ】だか決めかねている、
というところに表れています。

【アーチ】をくぐっていると選択すれば楽観的でいられます。
結婚生活ですったもんだはいろいろあっても、
自分たちは学びの得られる組み合わせと受け取るのはどうでしょう。


posted by 天の鳥船庵 at 16:27 | Comment(0) | 単語解説