[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2015年1月〜2023年2月 ]

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2023年01月02日

明けましておめでとうございます



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(日の出前、6時45分の富士山)

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大晦日の晩に近所の小さなお友だちと約束をして、
元旦に三浦半島を昇る初日の出を稲村ヶ崎の海岸で拝みました。
お友達には会えませんでしたが、
国道の欄干ではお隣さんと黙礼ができました。


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(富士山の山頂だけが明るくなりました。6時48分ごろ)
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(6時50分の日の出を迎えて明るくなった富士山)
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(三浦半島から昇る初日)
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(初日の下ではたくさんのヨットが)

海岸に出る人の数も多く、
相模湾での初日の出は見応えがあります。
右の富士山と左の日の出とを交互に見ながら、
太陽と呼吸を合わせる地球の息吹を感じます。

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(初日を浴びた江ノ島と富士山)
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(初日を浴びた江ノ島と富士山と一緒に)


初日の出の後は稲村ヶ崎温泉に浸かってきました。
本物の雪を被った富士山を直に見ながら、
松葉の温泉に入る贅沢。

その後は、裏山の天空神社の跡地にご挨拶。
雑草の蔓延った道をかき分け、
エネルギーに教えていただいた場所で祈りを捧げました。
鈍いわたしにも戴けた思いは、
身が引き締まる感じです。
これがどういうことかわたしにはよくわかりませんが、
「気を引き締めこれまで同様に精進するように」と言われているようでした。
今まで以上にというのではない、
信頼の中で行動するという意味のようです。
感覚的には富士山に緊張は感じました。
平安に向かうための慣らしのための緊張といえばよいのでしょうか。


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(天空神社の多紀理比売さまにご挨拶)

その後は氏神さまの熊野神社にお参り。
コロナ禍の去年一昨年は餅つきもなかったけれど、
今年は再開されていたのに大盤振る舞いは終えた後でした。


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(熊野神社の御神輿)

帰って年賀状書きに取り掛かりました。
年賀状はいつも戴いた方にだけお出ししているようにしています。
どうも年明けないと年賀状に取り掛かれません。

こうして今年の元旦は思いの外忙しく暮れていきました。
稲村ヶ崎は太平洋側なので、
波は凪、穏やかで静かな子供の頃の日本のお正月といった風情で、
久しぶりに元旦の1日を堪能しました。

このところ長年の初夢を過去に遡って思い出しています。
いつも「新年の心構えを」と寝る前に夢にお願いして、
初夢が見られるように寝ます。
今夜、例年通りにやってみようと思っています。

去年の楽観的な初夢を時々思い出し、
去年はそれなりに試練があったので、
あの初夢があるから去年は生き抜いてこられたと感慨深いものがあります。

7日のオープンクラスは初夢の話で終始するでしょう。
どんな初夢が集まりますか、今から楽しみにしています。





posted by 天の鳥船庵 at 18:39 | あれこれ

2022年12月31日

今年もありがとうございました。

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(戴き物の手ぬぐいです。兎さんの大活躍と水仙。

水仙の花言葉は「自己愛」と「神秘」。

自分の神秘を開拓しましょう。)



2020年からそれなりに試練が続いたのだと今更ながら思いました。

わたし個人としては、

歳をして世に問える仕事ができる幸せは、

これまでの様々を払拭してくれるほどの喜びがあります。

だからこの2年間の私的な出来事に文句はないけれど、

これまでの形では疲労を感じるようになりました。

それで養成講座を閉じることにしました。


とはいえ正直養成講座を閉じることに未練はありません。

最高の講座ができたと思う自負心が未練を産まないのだと思います。

その証拠に最後の講座を受講された全員の試験結果が優秀で、

みなさんを夢療法家と認定とできることになりました。

ここにその答案をお見せできないのが残念ですが、

講座に出席された全員、受講者と講師見習いとアシスタントも受けた答案は、

全員に一斉メールとして配信しましたので、

どれほどの出来栄えか全員がその成果を堪能できることでしょう。

この全員8名が作った答案は、

こん後みなさんの無形の財産になると思います。


コロナで始まった世の流れは、

これまでの気構えではこれからは生きていけないという覚悟を、

個人の生活でも色濃く迫られました。

そんな中1日は24時間で1年は365日という決まりが、

耐え難いことも忘れさせ、

苦に関わりすぎず、まなこを前に向けさせてくれます。


それで、養成講座の次は、

わたしたちの夢への理解をもっとグレードアップさせることに使いましょう。

認定者のみなさん、

今のままでは不十分だと思っていらっしゃると思います。

そこを認めたところから2023年をはじめましょう。


養成講座なき後、

次の講座をお待ちいただいている方々には、

どのように講座を提供できるかまだ明確な案はありません。

ご要望をお聞かせいただけたら幸いです。


夢はマイナーです。

人々の関心は薄く、

自分の心を見るためのものだという理解はなく、

夢が霊能者の言葉のように予知予見をしてくれて、

苦のない人生を作り出してくれるものだと勘違いしている方々が多い中、

霊性を大事に生きるには自分の現状に正直になることだと、

理解し、そのツールを求めている方々が多くなりました。


来年からはもっと真の夢解釈が必要とされるでしょう。

その方々に胸を貸せる夢療法家でいたいと願っています。


本年はお世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。






posted by 天の鳥船庵 at 12:21 | あれこれ

2022年12月21日

擬装工作解除法の「移動」の捉え方



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(12月20日の夕陽)

来年年明け5日から始まるオンライン夢療法講座第5期に空席1名あります。
ご興味のある方はご連絡ください。


17日にオンライン夢療法講座第4期は終了しました。
しかし関係者全てに余韻が残っているようでメールが続きました。
それをお目にかけます。
要は、講座内で消化できなかった質疑応答があったということです。

受講者のお一人から質問を戴きました。


第4期のまとめのレジメを拝受いたしました。
ありがとうございました。
この まとめ を熟読して、今後の学びと実践に活かしていきたいと思います。

そして、この半年間、オンライン講座に参加させていただき、たいへんお世話になり、ありがとうございました。

2週に1回というのは、かなり速くて濃密な時間だった、と感じています。2週に1回、課題にフォーカスして夢を見て、絵を描いて、レポートして、オンラインの講座に参加して‥‥
あっという間にまた2週間が過ぎ‥‥目まぐるしくもあり、自分と向き合う中で落ち込んだりもしましたが、それも含めて、贅沢な遊びをさせていただいているような気持ちにもなったり‥‥。

今日の最終日は、終わってしまうのが残念で呆然としながら終わってしまいました(笑)。
この2〜3日、職場の受付スタッフの感染による欠勤、友人2人のご家族が感染したり、ご危篤になられたりして、そのサポートなどが深夜まで続き、睡眠不足だったせいもあるかもしれません。私らしくなく、人様のことにあれこれ介入・口出ししまくっていて、言うべきかどうかとか、考えるいとまもなかったので‥‥

質問として考えていたことの1つは、擬装工作解除法についてで、わかったようなわからないような感じがあって、どういうふうに質問したらそれが明確になるかを考えていたのですが、自分が避けているものを探して、言語化・明確化して、ただ行動すればいい、という理解でよいのでしょうか。
例えば私が面倒なことを避けたくて人に本音を言わないとしたら、面倒なことを避けずに伝える‥‥シンプルにただそうすればよいのであれば、ごちゃごちゃ考えている自分のほうが面倒くさいな、と思いました。

この講座を通して、学び直させていただき、整理できたこと、明確になったことなど、得たこと等も多かったのですが、肝心なことはやはり自分と向き合い続けることなのだと思いました。そういう覚悟の出来ている皆様とご一緒させていただいたので、ハイペースで、夢のメッセージの明確さ、的確さがわかりやすかったし面白かった、とも思いました。それぞれの方の変化・成長を垣間見させていただいたことも、しっかり受けとめ行動化することによる夢の治癒力、成長促進力を実感させていただきました。

自分自身については、成長の遅さにもどかしい思いをしながらですが。。。。
夫の領域にも少し口出しをするようになり、
来年1月末の催しに向けて、つい最近出逢った4歳の女の子にみえる男の子を見初めてスカウトし、2ヶ月間、数回のお稽古で初舞台に出ていただくことになりました。次の時代の子どもだと思いました。

ついでに私も、誰だかわからない名前でこっそりちょっとした役で出てしまうことになりました。夫は私の"偽名工作出演"にも協力しています。(これまでは裏方に徹するべき立場なのに舞台に出るなんて‥と周囲から見咎められるようなことでした。)

以上、御礼と、講座中にまとまらなかった感想とご報告まで。

どうぞご自愛の上、よき年末年始をお過ごしくださいますよう‥‥。

UM


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(20日の幻想的な富士山)


それに対する講師の返事を講座のみなさんに向けた一斉メールとしました。


オンライン夢療法講座第4期のみなさま

オンライン夢療法講座第4期は終了しましたが、
UMさんに質問メールをいただきました。
それでUMさんにいただいたメールにどのように返事を差し上げたら良いのか、
考えているうちに日が経ってしまいました。
そこでUMさんのメールをみなさんと共有しながら、
ご質問に答えるのが一番かと思いました。

ご質問は下記の通りです。

✢(以下UMさんのメールの文は✢で始めます)質問として考えていたことの1つは、擬装工作解除法についてで、わかったようなわからないような感じがあって、どういうふうに質問したらそれが明確になるかを考えていたのですが、自分が避けているものを探して、言語化・明確化して、ただ行動すればいい、という理解でよいのでしょうか。
例えば私が面倒なことを避けたくて人に本音を言わないとしたら、面倒なことを避けずに伝える‥‥シンプルにただそうすればよいのであれば、ごちゃごちゃ考えている自分のほうが面倒くさいな、と思いました。

最終日にお話しした内容通りで、
この講座では心理学のフロイトとユングとケイシーの良いとこ採りを採用しています。
夢解釈法の多くはフロイト考案の手法です。
UMさんご指摘の擬装工作解除法の2番目「移動」は「避けていること」です。
これはトラウマに直結します。
ここに気づくとフラワーエッセンスのバッチ博士が、
「夢はどれもトラウマ」と言うことがお分かりになると思います。
またトラウマで生じた処世術は身を助ける手法でもあり、
自分のトラウマに気付くのは骨の折れる作業です。

ですから、

✢私が面倒なことを避けたくて人に本音を言わない

ということは、UMさんが身につけた処世術(トラウマによる対処法)です。
「余計なことを言わなければ物議を醸さない」と子供の時に肝に銘じたのでしょう。
この処世術を大事にされ、
出会ったご伴侶はさらにそれを上回る伝統芸能(ヒエラルキー社会)を背負って立つ方でした。

✢としたら、面倒なことを避けずに伝える‥‥シンプルにただそうすればよいのであれば、
「シンプルに」と言う言葉が「初心に戻って。あるがままの真我に委ねて。」と言う意味なら、
ごちゃごちゃ考えている自分のほうが面倒くさいな、

というのではなく、UMさんの心情の波動が上がって、
「モノを言わない」レベルを超えた「真我で対処する」次元に飛躍したことになります。
その兆しが、

✢誰だかわからない名前でこっそりちょっとした役で出てしまうこと

につながり、

✢来年1月末の催しに向けて、つい最近出逢った4歳の女の子にみえる男の子を見初めてスカウトし、2ヶ月間、数回のお稽古で初舞台に出ていただくことになりました。次の時代の子どもだと思いました。

と、大きな判断を下せたのだと思います。
UMさんが舞台に立つことと同時に、
自分の両性具有的子供の存在を内に見いだせたので、
その具現化した存在を表舞台に立たせようとも判断できたのだと思います。

日本の伝統芸能はその真価を継承していかなくてはいけません。
しかしその継承の形は上のものが下のものに命を下す形だけでは、
如何ともし難く、魂本来のあり方とは違います。
そこを修正していく命をUMさんは担っているので、
UMさん独特の成長の道があり、
いまの天職があるのだと思います。
どうぞご精進ください。

UMさん以外にもこのご質問をされたい方、
そうとは知らなかったけれど、
この質疑応答があって理解を深められる方がおいででしょう。

そこで、一斉メールとしました。
ついでと言っては失礼かもしれませんが、
これを、UMさんの固有名詞を除いて、
わたしのブログに使わせていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

坂内慶子


この講師の返答を読まれた同期の方から感想を戴きました。

坂内先生
UM様

ありがとうございました。
今回の講座で、UMさんがこのように気づきを得て勇気を持って行動に移してみる。
まさに魂の後押しで現実を変えようとする一歩前進の行動に、
講座の仲間として拍手したいです。
私たちみんなが夢の(魂の)メッセージを真摯に受け取って、
恐る恐る現実に立ち向かう姿は、
幼い子供が冒険をしてみるようなワクワク感を共有させていただきました。

仲間であることに感謝いたします。

夢って、一人で見て解釈していくのも楽しいですが、
このように仲間で学べるって感動も分かち合えて、
みんなが成長していく様を、自分のことのように味わえることだなって、
ちょっと嬉しい感動を味わっています。

魂のグループ、修行の仲間っていいなあって思いました。

UMさん、シェアしてくださってありがとうございます。
そしてUMさんの言葉少なだけど、出てくる言葉の深さにいつも感動していました。
仲間でいてくださって(大先輩なのに、すみません)感謝いたします。

先生、ありがとうございました。
一人で学ぶことも大事ですが、
このような形で人の成長を我が事のように学べる機会を与えてくださってありがとうございます。

またいつか皆さんとご一緒できたら嬉しいです。

GF


ご本人からもお返事をいただきました。


坂内慶子先生

講座終了後の質問について、このように扱っていただき、
ご丁寧なご回答を頂戴し、ありがとうございます。
もやもやしていたところが、よくわかり、すっきりいたしました。

シンプルに=私は余計な枝葉をつけずに本質を掴んで‥というようなイメージでしたが、夢が伝えてくれるメッセージは、「初心に戻って。あるがままの真我に委ねて」「真我で対処する」というあり方のほうが近いと思いました。ごちゃごちゃ考えているほうが面倒だと思えたことは、私がそちらに移行するためのプロセスだったかと思います。

慶子先生のこのご回答、解説を拝読して、
今年の1月、養成講座の講師見習いとして久しぶりに受講させていただいた際の、初回に描いた夢を思い出しました。
講座開始の前(1月8日)に見た夢で、
アニメーションのような画面の中で、4〜5歳くらいの男の子が「あげるよ」と言って 金色の卵をくれる、という夢でした。(夢の中でものをもらってはいいけないはずなのに、受け取ってしまいました。)
この1年、夢について初心にかえって学ばせていただき、金の卵をいただいたような気持ちです。

質疑応答について、個人名を抜いてブログに書いていただくことについては、異存ございません。天の鳥船庵で学ばせていただいている内容や夢の叡智は、皆さまのもの、と思っておりますので、私の夢やこうした内容は、いつでも、ご自由にお使い下さい。(私も皆さまの夢や慶子先生の通訳・解説から多くのギフトをいただいています。)

共に学ぶ仲間として、あたたかいメッセージを下さいましたGFさん、今期 ご一緒させていただきました皆さま、半年間 支え見まもって下さいましたアシスタントのKさんにも感謝しています。

UM


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(戴いたカード)





posted by 天の鳥船庵 at 10:52 | 夢のメッセージの取り方