
(10日頃の夕日)
11月12日のオープンクラスに空席あります。
お早い申し込みをお待ちしています。
もう1週間も前の10月8日のオープンクラスでのお話です。
毎回オープンクラスでは、
その時集まってくださった方々が必要とされる話題になります。
この時は、
通信講座とオンライン講座のオプションとして参加された方々でしたので、
復習のように夢解き法をひとつひとつ実地に見ていくことになりました。
これが夢からメッセージをブレずに受け取る基本です。
その夢解き法のひとつ、「夢の構造五つの特色」の「感情」のところで、
「この夢を味わっても感情がないのです」と、
びっくりするような言葉が飛んできました。
みんなはその言葉の意味とその方の状態を知ろうと、
しばらくじっと黙って次の言葉を待っていました。
すると突然、泣き出したのです。
「感情がない」という自分の言葉に、
あふれる思いをのせることができたからでしょう、
次の言葉は衝撃的でした。
「同僚が自死して、まだ1週間です」と。
そしてこう言うのです。
「こんなに感情が自分の中にあるなんてと思うほどの感情を味わっている」と。
速記録をみると、
解釈法を丹念にたどりながらの会話なので、
こんなに簡単にこの方が思いを吐き出せてはいませんが、
短くお話しすればこうした経緯でした。
この夢を公にする許可をいただいていないのですが、
講師の一存でお話ししています。
人類は今次元上昇中です。
この夢の普遍性を考えると、
この記事を読まれる方々はこの夢で安心を覚えるでしょう。
自分の中には常に高次の自分とこの3次元に埋め込んだ自分がいます。
それを実感することで自分の枠を越えることができます。
そのための好事例の夢です。

(富士山と)
夢は、
【海岸の砂浜を海に向けて急いでいる自分の姿を上空から見ている】
というシンプルなものです。
講師見習いで参加されていた横山ちなぎさんが、
「海岸ですよね。
そこを急いで歩いていると。
感情がないと言っていたんですが、
海は感情ですよね。」と言った途端、
「すいません。泣くかも」と泣き出しました。
この日よくオープンクラスにきてくださったとホッとしました。
みんなでこの方の辛い思いを共有できて良かったと心の底から思いました。
なにせ天の鳥船庵は、
おいでくださる方にうんちとおしっこをしていただくところです。
過ぎたことを過ぎたこととして処理するところです。
このシンプルな夢には夢が示す霊的生き方がしっかり読み取れます。
「自分がやっていることを俯瞰しなさい」というのもそうですし、
「今の思いに駆られている自分とそれを俯瞰できる自分を認識する」というのも、
「3次元の自分と次元を超えて存在する自分を体感する」というのもそうです。
彼女の番を終えて、
次の方が、「折角なので」と、
こうした際の職場でのフォローを提案してくれました。
この方はベテランカウンセラーで、
職場で同僚の方が亡くなった場合の、
職場としての対応を決めておくと良いとのことでした。
この提案にはびっくりしました。
かねがね日本社会は近年情が薄く、
規律規範に則った対応がスマートと受け取られ、
社会生活に情を持ち込むことは疎んじられてきたと思います。
けれど、時に家族より密接な人間関係を結ぶこともある会社の同僚の死を、
会社の同僚として弔うことはあまりなかったと思います。
しかしこの方は同僚の死を共に悲しみ、
思いを共有する社会に変えていこうとされているのでした。
その思いがこの日本で芽生えているのだと知って感慨深いものがあります。
みんながこのメンバーのオープンクラスで良かったと思ったのです。
この方の提案の骨子は、
自分ひとりで同僚の死を悔恨の情で抱え込むのではなく、
共に社員がお互いを慰め労ることで、
亡くなった方の慰霊の思いを共有しようということだと思います。
同僚の自死は上司にとっても同僚にとっても受け入れ難いものでしょう。
精神的にもダメージは大きいものがあります。
仕事の質にも人間性にも影響します。
会社の中で慰霊ができれば、
そういう集いを持つことができれば、
社員同士の理解も深まり、
働きやすくなるでしょう。
今は激動の時代です。
終末思想を語る時代ではなく今が終末です。
これまでの情の通わない世界は終わりを迎えています。
多くの人々が先の見えない思いを抱えています。
周りを見れば先に希望を見出せない人もいます。
そんな人を思いとどまらせることもできず、
弔わなくてはいけない場合、
去っていく人の「生き急ぎ」を批判することなく、
その人の行為を受け入れましょう。
残された自分もまた「生き急ぐ」ことのないようにしましょう。
「急いでいる」自分の姿を夢で見ることで自分を戒め、
自分が自分に優しく接してあげましょう。
それを教えてくれる夢でした。
この日、講師見習いを務めてくださった横山ちなぎさんの夢は、
https://chinagiii.exblog.jp/d2022-10-13/
ご褒美のような夢でした。
魂磨きに取り組む夫婦の、
現在から未来に向けての心温まる姿を見せてもらいました。

(電車の上は富士山の頂上ですが、見えますか?)
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ご本人に記事にする許可をいただきたく、メールしました。
お返事を一部紹介します。
メール有難うございました。わたしの方からお礼をと思っておりましたが、
1週間が経ってしまいました。
思い出して泣くことは少なくなりましたが、
昇華できてる訳でもなく、
物事が手につかないこともあります。
今回の夢のお話をブログに載せていただけるとのこと有り難く思います。
現代の感情を素直に吐露できない世の中で、
わたし達の出来事がカタルシスとなったら良いのかなと思います。
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自死についてはお話ししたいこと、
伝えたいことはたくさんありますが、
あまりにもデリケートな問題。
しかしこの問題を共有できる社会に変えていかなくてはいけません。
ワンネスを手に入れるために。